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ロシアとウクライナの戦いは、ウクライナの反転攻撃に成果がなく、明らかなロシアが有利な状態となっています。日本の報道はアメリカを含む西側の情報なので、プロパガンダだったことがよく分かったことでしょう。ウクライナ軍の戦闘能力はなくなってきました。ところが今度は、ガザ地区でハマスがイスラエルに攻撃をしかけました。
イスラエルは、第2次世界大戦後、1948年5月に、パレスチナを実効支配していたイギリスによって建国されました。このイギリスの外交が、戦後の中東紛争の大きな原因でしょう。イギリス・アメリカ・フランスはイスラエルを支持しています。イスラエルとの和解はイスラエルのパレスチナ占拠を正当化することになってしまいます。
イスラエル建国後、第1次中東戦争から第4次中東戦争まで大きな戦争が続いています。中東地域の紛争は、世界インフレを起こす2度の石油危機となり日本の高度成長が終わってしまいました。今回の戦争が拡大し長期化すれば、石油を中東から輸入している日本にとっては、深刻な状態に陥ります。
国土がない民族、ユダヤ人が、ヨルダン川の流域に、エルサレムを首都として国家を作ることは、「シオニズム」と呼ばれてきました。ユダヤ教の聖地とするエルサレムに国家を作る運動です。イギリスは、ユダヤ人のロスチャイルドの資金を引き出すため、オスマントルコから奪って支配していたパレスチナへのユダヤ人国家の建設を宣言していたのです。
イスラエルと西側諸国は、パレスチナの西岸地区の自治政府を承認しています。一方イラン、シリア、スーダン、ロシア、中国は、ガザ地区のハマスを承認しています。パレスチナそのものが、ガザ地区のハマスの支配で分離された分断国家です。日本はアメリカの奴隷ですからもちろんイスラエル側です。
ハマスには、海外からの資金援助もあります。武器などはイランから、持ち込まれたことでしょう。イスラム原理主義のハマスと武器は地下都市にあり、西側諸国が得意な、ピンポイントの爆撃ができません。このため、地上戦になります。イスラエルのネタニアフは、ハマスの攻撃の計画を事前の知っていたという説もあります。
世界最強とも言われるイスラエルの秘密警察が、ハマスの攻撃計画を知らなかったというのは不自然です。国際的な常識として、ハマスには、イスラエルのモサドからパレスチナ人のスパイがはいっているはずです。イスラエルにとって、ハマスの動きは、国防の最重要事項だからです。
ハマスは、ネタニアフの計略に乗せられたのかも知れません。今回の奇襲は、同時多発テロとされた911事件や、真珠湾攻撃に似ているのです。イランは、イスラエルの包囲網を作りました。イスラエルは中東では、孤立しています。アメリカは空母を派遣し、イスラエルを支援しています。
これから日本国はどのような判断すればいいのであろうか。日本国が購入するトマホークは、マッハ5の超音速ミサイルを中国とロシアがもつ時代には、必要ないでしょう。肝心な情報は、日本では議会の議論になりません。国会は、国民の代表としての機能を果たしていません。国会は、根底からの改革が必要だと思います。
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