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企業において部下を叱る場面があると思います。仕事をやる気にさせるには褒めることも大事ですが、叱ることも大事です。国際行動分析学会という団体の報告によれば1回叱れば4倍褒めることが大切だと研究結果に表しています。
小さい子を褒めるのには、それほど難しい事とは思いませんが、成人以上を褒めるというのはなかなか難しいものでしょう。大袈裟な褒め方や、人前での褒め言葉は、褒めたほうも褒められるほうも恥ずかしいものです。
そこで、口に出して言えないのなら文章でと思い。お手紙に感謝の気持ちをこめて渡すというのもやっぱり恥ずかしい。やはり段々草食系男子になってきているのでしょうか。また、叱る場合ですが、親が小さい子を叱るのとは違い、成人が成人を叱るという行為は、感情論に発展して、信頼関係が崩れてしまうかもしれません。
感情的になる前に、大人を叱るときは5秒が重要だというのです。我々の大脳は外部からの刺激を受けると、最初に扁桃体に伝わります。扁桃体の機能は本能や感情を支配しており動物脳と呼ばれています。その後の刺激は、理性をつかさどる大脳皮質に伝達されます。
その間が約5秒だといいます。さらに叱るときには、褒め言葉を使うと効果が高まります。何事もまず褒めて、改善の提案をするのです。よいところを心にとめて、それを言葉に出して褒めることが大切です。そして相手が聞く耳を持ったところで改善提案を一つに絞って伝えることがポイントだと思うのです。
相手のどの部分を褒めれば、全体的な行動の改善につながるのか、その効果の一番大きいところを選んで伝えるのが、人を伸ばすために必要な褒め方と叱り方だと思います。重要なのは、叱ったあとにきちんとフォローすることです。
叱りっぱなしでそのままにしておくのではなく、行動が改善するまで見守ることが大切です。行動が変わってはじめて効果的な叱り方といえるでしょう。もともと人間のモチベーションというのは、その人の好きなことや、人からほめられた経験、人から認められるといったポジティブなものからしか生まれないと言う。
いわゆるほめて伸ばすという教育法は、強化学習の観点から見れば正しいやり方といえるでしょう。もし叱るなら、そのやる気を軌道修正する時だけにして行動自体を否定する叱り方は、子どものやる気を削いでしまいます。これは子どもだけでなく、社会人にも同じことが言えるでしょう。
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