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雨水が作り出した幻想の地下世界があります。石灰岩は、太古の海で生きていた貝や珊瑚の死骸が堆積したもので、酸性の水で溶ける性質があります。地震などで地層に穴や割れ目ができると、そこから酸性の雨水が入り、長い年月をかけて石灰岩を溶かします。
それが洞窟となったのが鍾乳洞です。鍾乳石はどれくらいのスピードで成長しているのかというと、1cm伸びるのに約70年かかると言われています。成長する場所や条件によって大きく違いますが。
「鍾乳石」は、水に溶けた石灰成分が水から再び析出して天井から氷柱状に垂れ下がるものです。地上から生えているように見える石は「石筍 (せきじゅん) 」と言い、落下した水滴によって鍾乳石と同じように晶出したものです。
石筍が1p 成長するのに約130年かかったというデータもあります。長い年月をかけて、両者がつながって「石柱」になったり、壁を垂れるように覆ったりして、鍾乳洞の景観を生み出しているのです。
自然が生み出した景観がほかにもあります。それは、柱状節理も自然が生み出しました。地表に出た溶岩が、冷却されながら収縮することで規則的なひびが入り、均等に収縮した結果 五角形や六角形の柱のような形になったのが、柱状節理です。玄武岩溶岩に特徴的な構造です。日本でも兵庫県の玄武洞や新潟県の清津峡などで見事な柱状節理が見られます。
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