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スカッドミサイルは1960年代にソ連によって開発されたのが最初で現在は、世界の多くの国で保有している短距離弾道ミサイルです。湾岸戦争でも、イラクが使用した、アル・フセインも北朝鮮が中東に輸出しているスカッドミサイルも、元はすべてソ連型のスカッドミサイルの改良型なのです。
スカッドミサイルは大きく分けて4種類であります。その中で、最も多く知られているスカッドBとスカットCです。スカッドBの射程距離は約300kmで、化学兵器弾頭や核弾頭を搭載することができる。北朝鮮がイエメンに輸出したものが、このスカッドBです。
スカッドCの射程距離500kmで命中精度はあまり良いミサイルではないため、核弾頭は搭載せず、高性能炸薬を搭載するのが一般的です。日本が新たに購入を決めた巡航ミサイル「トマホーク」は、1970年代の技術のミサイルです。
モデルチェンジをした最新型とはいえ、いまさらそれを400発も買ってどうするのか。 在庫一掃セールにつき合わされているとしか思えません。湾岸戦争のとき、アメリカがイラクに対してトマホークを大量に発射しました。
あれはGPSを使って自らの位置を確認しながら目標に突入します。ピンポイント攻撃に成果を上げたと言われました。しかし、やがてイラク軍も反撃の方法を見つけます。トマホークは、敵のレーダーに映らないように低空で飛行し、GPSの表示に従って途中のルートを決めます。
その結果、ある特定の場所でミサイルが方向を変えることがわかってしまいます。イラク軍は、トマホークが向きを変えるときはスピードが落ちるので、その場所で待っていて、下から自動小銃や機関銃で撃ち落とすことができるようになったのです。この時代遅れのミサイルが、果たしてどれだけの威力を発揮するのであろうか。
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