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☆★☆最新情報7☆★☆


 
新規投稿 ] 
  JR東日本が運賃改定  仲條拓躬 2025/11/12(水) 20:42 
  和平工作は無駄だった  仲條拓躬 2025/11/10(月) 19:37 
  原発は軍事利用か平和利用か  仲條拓躬 2025/11/10(月) 19:36 
  シジミの効能  仲條拓躬 2025/11/10(月) 18:55 
  なぜ日本がソ連に仲介を頼んだ  仲條拓躬 2025/11/05(水) 14:33 
  貧しい人が肥満になる  仲條拓躬 2025/11/05(水) 14:32 
  ベトナム戦争で使われた枯葉剤   仲條拓躬 2025/11/05(水) 14:30 
  骨粗鬆症と薬をのむ時間  仲條拓躬 2025/11/04(火) 20:15 
  大規模コホート研究  仲條拓躬 2025/11/04(火) 20:14 
  孤食と早寝早起き  仲條拓躬 2025/11/04(火) 20:13 






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JR東日本が運賃改定
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/11/12(水) 20:42
No. 8048
 
 
2026年3月にJR東日本が予定している運賃改定は、多くの企業にとって通勤手当業務へ大きな影響を及ぼすことでしょう。従業員数の多い企業では、事務処理の遅れや誤支給などが起こる恐れもあります。

JR東日本が運賃の改定を実施する背景には、社会環境の大きな変化があると考えられます。コロナ禍によるテレワークやズームによる会議の普及などで鉄道利用者は減少したことや、エネルギー価格の上昇により運営コストの増大でしょう。

それに加えて、人口の減少に伴い人材が確保できないのも要因です。従業員の待遇改善に加え、安全対策やサービス品質の向上、老朽化している設備の更新、災害対策やカーボンニュートラルへの投資など、社会的な責任を果たすための費用も避けられません。

こうした事情を踏まえて、JR東日本は、鉄道事業を持続可能にするために運賃改定を決断しました。通勤定期の改定率は12.0%と公表されています。普通運賃の7.8%、通学定期の4.9%と比較して大きな上昇幅となっています。

山手線内は、競合路線があることで特定区分として料金が安価に設定されていましたが、運賃改定による通勤手当変更業務の影響は非常に大きいです。改定に伴う処理は、対象となる従業員の特定から通勤経路・改定後の運賃確認まで、多くの作業を要します。

運賃改定に伴い通勤手当の金額を変更する場合、多くの企業では従業員本人が改定後の運賃を申請する方式を採用しているでしょう。基本的な流れは、従業員が現行の経路をもとに、新しい運賃を確認し申請します。

通勤手当の支給方法は、従業員の勤務形態によって異なります。正社員など月20日前後出勤する従業員は、長期的な勤務を前提として定期代をまとめて購入していることでしょう。だが、申請するときには1か月分の定期を購入していただくことになります。

一方、パート・アルバイトなど勤務日数が限られている従業員には、往復日額に実際の出勤日数を掛けて月ごとに後払いで精算する方法が一般的です。定期代を支給するよりも合理的となる場合が多いためです。このように、運賃改定後の通勤手当は勤務形態や給与規定に応じて処理方法が異なります。

通勤手当は労働基準法で義務付けられているものではありません。多くの企業が導入していますが、実際の支給条件や範囲は給与規則によって定められています。また、運賃改定による通勤手当の変動は、給与計算だけでなく社会保険の手続きにも影響があります。

2026年3月に予定されているJR東日本の運賃の改定には、企業の通勤手当業務に影響を与えます。改定金額や実施時期などを正しく把握して、従業員との認識を揃えることで混乱を防ぎ、必要に応じて随時改定の手続きを行うことも求められることでしょう。

 





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和平工作は無駄だった
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/11/10(月) 19:37
No. 8047
 
 
日米関係が悪化しているので、近衛首相はルーズベルト大統領と首脳会談をもとうと考えますが、交渉に見切りをつけているルーズベルトは相手にしません。近衛首相は、仏印や中国からの条件付撤兵を決心して、なんとかアメリカと和解しようと努力します。

しかし、この撤退案に陸軍大臣である東条英機が反対するのです。困り果てた近衛首相は内閣を投げ出してしまいます。東条英機はなぜ反対したかと言うと、何の成果もなく、大勢の戦死傷者を出した中国から日本軍が手ぶらで引き上げたら、日本で暴動が起きるかもしれない。右翼のテロがあるかも分からない。

あるいは現地部隊が引き揚げの統制に服さないで、現地で勝手に戦争を続けるかも知れない。それがあるから撤兵は反対であると東条英機は言うわけです。昭和天皇が亡くなる前に、新聞記者から、なぜあのとき戦争が避けられなかったのかと聞かれた時、昭和天皇は、考えたが、そういうことをすれば治安が乱れるのが予想されたからだと答えていました。

天皇も東条も思い切って撤兵できなかったという裏には、マスコミ、右翼団体、軍隊の若手将校、国民、そういう人たちを中心にした日本人全体があったのです。戦争をしたら必ず大戦果を上げて、無敵日本軍は必ず相手を負かせて、賠償金とか、領土とか、そういうものを取ってくるものだと、そういうことを明治以来ずっと日本人は信じてきたわけです。

ですから、手ぶらで、50万人の日本軍が引き揚げたら、大変な騒ぎになっていたかもしれない。このことを考えたら、この時点での撤兵ということは随分難しかったと思います。それで、近衛文麿は東条英機に撤兵案を拒否され、嫌気が差して、昭和16年10月16日に内閣総辞職してしまいます。このとき東条英機は陸軍大臣でした。

東条英機は自分も辞めるつもりで、陸将官邸から荷物を運び出していたら、天皇からお召しがあるというので急いで宮中に行ったところ、天皇から、近衛の後はおまえが総理でやれと言われたのでした。

その裏には木戸幸一内大臣がいて、天皇がどうしても米国との戦争を避けたい意向だということを知っています。それなら陸軍の過激な将校達を握っている東条英機に総理大臣をやらせ、そして天皇みずから東条英機に、米国との戦争ではなくて、外交で解決しろといえば、天皇の言うことだったら何でも聞くだろうと考えたわけです。

東条英機は自分の信念は頑固に押し通すが、天皇に対してだけは、自分の意見ではなくて天皇の言うことを優先するような男で、それを木戸幸一はよく知っていたのです。ですから、天皇の口から東条英機に、戦争ではなくて外交で解決しろと組閣に当たって一言言えば、東条英機は天皇のお言葉に従って交渉につとめるだろう。

しかも、若手の将校達が不満を持っても、彼らも抑えて、戦争を避けられるのではないかと木戸幸一大臣は考えたわけです。毒をもって毒を制すというアイデアです。しかし、東条英機は強硬派軍人だと米国は見ていますから、米国は東条内閣の成立を戦争内閣であると判断したのです。

東条英機は開戦予定日を12月8日に延期して、交渉を続けますが、米国は日本に譲歩する気配はまったくありません。信用しないのです。東條英機もこれで和解が成立するとは考えていません。天皇にいくら和平しろと言われても米国が相手にしないし、それを聞いたマスコミも国民も怒り出して戦争へと突き進むのです。

 





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原発は軍事利用か平和利用か
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/11/10(月) 19:36
No. 8046
 
 
核エネルギー技術と人類との関わりの幕開けは不幸な出来事でした。核分裂の現象を発見したのは第二次世界大戦前夜の1936年で、原爆を完成させて使用したのが1945年であり、さらに大戦後に進められたのは、潜水艦や航空母艦への核エネルギー発電炉の開発でした。

原発を搭載して運転すれば、数年間は燃料補給の寄港をしなくても活動できるので、原子力潜水艦は、いまでもその廃絶をどこの国も議題としないくらいの究極の兵器なのです。各国の原子力潜水艦の開発競争は熾烈を極め、経済性はさておいて、その性能・信頼性のみが早急に求められたに違いありません。

アメリカでは、初期に液体金属ナトリウム冷却炉を搭載した原子力潜水艦などが、ゼネラルエレクトリック社の手で運転されたりしたが、いち早く軍用炉として定着したのは、産業革命以来で、熱機関用の技術として最も手馴れた水蒸気発電技術を基盤とするものです。

「軽水冷却炉」(軽水とは通常の水のことで、これを核反応熱の取り出しに利用する原発である)、中でも加熱水型軽水炉でした。この軽水炉は民間用原発としても実用化され、現在も主流となっています。

一方、核エネルギーの平和利用としての発電炉開発は、1942年頃から組織的に始まり、1953年、国連においてアメリカのアイゼンハワー大統領が「ATOMSforPEASE」と呼びかけたことで、一気に高まりをみせました。

1955年には国連の中にIAEA(国際原子力機関)が作られ1957年に発足、第一回原子力平和利用国際会議が開かれました。結論的にいって1950〜60年代は、自由に世界中で核エネルギーの平和利用へ向けた研究開発が進められていたのです。

現在、全世界で実用化され世界の80%を占める軽水原発の仕組みは、市民レベルでもこの名称はかなり知られています。

 





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シジミの効能
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/11/10(月) 18:55
No. 8045
 
 
昔から肝臓が悪い症状にシジミが効くと言われています。肝臓が悪くなると倦怠感で、食欲なども低下して、症状が進むと黄疸になります。この黄疸は胆汁が血液中の組織の中に異常に増え、胆汁色素が褐色をしているために皮膚や粘膜が黄色くなる症状を言います。

シジミを食べると胆汁の排泄をさかんにするので、黄疸が治るということです。シジミには、タンパク質やアミノ酸、ビタミン類が豊富に含まれています。ビタミンB12を牛豚のレバーと同等に含有されているので、悪性貧血にも効果があり、肝臓の機能を回復する働きがあるのです。

シジミは、味噌汁に入れると益々良いのです。味噌には大豆タンパクが含まれており、しかも吸収されやすいアミノ酸の形になっているので、味噌汁を飲むだけでも、二日酔いに効き、肝臓も強化される事になります。

酒を飲み過ぎた時など、五臓六腑に染み渡るシジミの味噌汁ほど有り難い物は有りません。いかにも肝臓に効くって実感がして気分的にもよく効きます(笑)シジミという名で多く知られていますが、東京は業平蜆(ナリヒラシジミ)などがあります。是非一度お試しあれ。

 





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なぜ日本がソ連に仲介を頼んだ
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/11/05(水) 14:33
No. 8044
 
 
1927年10月19日、久原房之助は田中首相から「帝国政府特派海外経済調査委員」に任命されました。任命の名目はソ連とドイツ両国の経済状況の視察です。1925年1月に、日ソ基本条約に調印してソ連と国交を開いた日本政府は、ソ連との間で通商条約、漁業条約の締結を望んでいました。

また第一次世界大戦で敗れたドイツの復興についても関心を持っていました。日英同盟が廃棄されたので、国際的地位の強化のためにも日ソ、日独の新たな関係を築きたいとの外務当局の欲求もあったのです。

この両国の視察は久原房之助の望むところであったが、久原房之助には別に抱いていた構想をソ連のスターリン書記長にぶつけてその反応を確かめてみたい、との下心があったのです。久原一行は1927年10月22日、東京駅を出発して朝鮮、満州、シベリア経由で11月7日、モスクワに着いた。

当時のモスクワは革命十周年記念祭で賑わっていたが、共産党内部では権力闘争が進行していたので、スターリンとの会談が出来る状態ではなかったのだが、スターリン書記長との会談は実現しました。

協力してくれたのはミコヤン貿易人民委員(戦後、第一副首相)です。ミコヤンは第一次世界大戦中に久原房之助が大量の銅をロシアに輸出したことから、久原房之助の名前を知っていました。久原房之助とスターリンの会談は4時間半に及んだ。

当時の駐ソ大使田中都吉さえ、赴任してから3年も経つのにスターリンに会ったことがなかったと言うのだから、異例のことでしょう。久原房之助の構想というのは三国緩衝地帯設置案です。

1.ソ連からバイカル湖以東のシベリアを、中国から満州を、日本から朝鮮をそれぞれ拠出して非武装自治区とし、日中ソ三国の緩衝地帯とする。
2.日中ソ三国の代表が「委員会」を組織し、この自治区を監視する。
3.自治区は列国に対し機会均等、門戸開放の立場におく。

この会談は久原房之助の要望で通訳以外は誰もいれないような会談だったから、議事録はありませんが、久原房之助の後日談によればスターリンは賛意を表し、会談は和気あいあいだったと言います。

久原房之助は北京に立ち寄り、当時北洋に軍閥が大元帥として迎えていた張作霖に会い、この構想を持ちかけているが、駐華公使だった芳沢鎌吉によれば、張作霖は共産党嫌いで、全く関心を示さなかったという(芳沢『外交60年』)。

久原房之助の帰国後、田中首相がこの「久原構想」を内大臣牧野伸顕に打診したところ、牧野は、「朝鮮(併合)は明治天皇の遺業だから手放すのはダメだ」と言った。結局、久原房之助のこの構想は日の目を見ずに終わったのだ。

だが、スターリンと4時間半も会談したとの実績が、敗戦まぢかな日本の終戦工作の中で、久原房之助のソ連に仲介をお願いするという悲しい案が浮かび上がってくるのです。1945年8月6日、米軍爆撃機B29エノラ・ゲイが広島に原爆を投下した3日後の8月9日午前零時、ソ連軍は日本との不可侵条約を一方的に破り、満州国に侵攻した。

日本政府は、何度もソ連政府に米英との和平仲介を申し入れていたが、モスクワで佐藤駐ソ大使に手渡されたのは、対日宣戦通告文だったのです。ソ連は、満州占領後、掠奪と強制連行を行い、シベリアに連行された日本人は70万人。

ソ連軍は、満州に進駐し、全満州各地にある重要産業施設を戦利品として掠奪し、ソ連へ搬送した。アメリカ・ボーレー調査団の報告によれば、それらは約8億9500万ドルの巨額にのぼったといいます。

ソ連がドイツに攻められて崩壊寸前のときでも日本は日ソ不可侵条約を守り、背後を突くよう卑怯な事はしませんでした。そして、日本人が情熱をかけ、日本国本土は苦しさに耐え国民総生産のすべてを投げ打った巨大な遺産を残した満州国は、13年半でこの世から消えてしまったのです。

 





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貧しい人が肥満になる
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/11/05(水) 14:32
No. 8043
 
 
日本の多くの企業は体に悪い食品添加物だとわかっていても利益のために使用します。昔は太っている方は金持ちに見えましたが、現代では貧しい家庭の子どもの肥満の比率が高いと言う研究結果が発表されました。

米国ジョンズ・ホプキンズ大学の研究チームがアメリカの医療協会機関誌に発表した研究報告では、深刻化する肥満は、貧困な労働者階級家庭の食生活が、ジャンクフードすなわち、スナック菓子やジュース・ファストフードに依存している事が原因だと言う結果が出ました。

貧しい労働者階級の家庭では、多くの両親が働いているので、子どもの面倒を見る時間が無い為に食事はジャンクフードで済ませてしまう。子どもはテレビの影響を受けやすくCMで宣伝しているものだけを食べたがります。

例えば、ハンバーガーは高カロリー高脂肪、コカコーラ等炭酸飲料は糖分です。それを毎日食べていたら生活習慣病に罹り短命になるでしょう。日本も同じで、親が無知だと子どもの食事を考える思慮深さがたりないので、コンビニの弁当ばかり購入します。

栄養価の低いコンビニ弁当には、濃い味付けでカロリーは高いが危険な食品添加物が使用されているのが大半です。長い時間食べ続ければ蓄積され生活習慣病に陥り、罹患する事でしょう。貧富の格差とは寿命の格差でもあるのです。

一握りの金持ちは高価な健康食品を食べるのだから長生きしますが、多くの貧しい労働者階級の家庭では短命となっているのが、昨今の社会構図でしょう。ジャンクフードとは、高カロリーで栄養価が乏しい、スナック菓子類やファストフード、即席麺や大量に生産された、添加物の多い食品のことです。

ジャンクフードに染まった食生活が健康にどのような影響を与えてしまうのか親なら考える必要があります。値段も安く、非常に口当たりの良いものばかりで、吸収の早い炭水化物や砂糖が多く含まれている。血液中の糖分の値を急激に上げてしまうので、皮下脂肪として蓄積させるという働きがあり糖尿病へと繋がってしまうのです。

ジャンクフードを摂取続けている人は疲労感を生み、疲れやすい体になり、無気力になり、肌の荒れなどが目立ちます。肥満はアメリカでは深刻な健康問題で、アメリカ疾病対策センターの研究者たちは、アメリカ人の死を招く直接の原因として、数年以内に肥満が喫煙を抜き1位になると予測しています。

食品業界は、多額の政治献金で、訴えをできないようにしています。日本はマスコミを牛耳っている食品メーカーばかりですので、食品添加物が体によくないことなど取り上げません。国をあげて肥満を量産して、食品メーカーと外食産業とは、莫大な利益をあげているのです。

 





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ベトナム戦争で使われた枯葉剤
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/11/05(水) 14:30
No. 8042
 
 
1950年中頃から、米国はインドシナ半島における反共産党の砦として南ベトナムのゴー・ディン・ディエム政権へ肩入れしました。それはフランス軍がホー・チーミン率いる北ベトナム人民軍によって大敗させられた事件に触発されたもので共産主義の浸透に対する危機感は増大するものでした。

1960年代に入って南ベトナムの仏教指導者が反政府運動に一斉に立ち上がり、南ベトナムの政治的、社会的混乱に一層拍車がかかるようになりました。1963年には軍部がクーデターを起こし、米国が支援してきた独裁者ゴー・ディン・ディエムが暗殺されます。

1965年米国は陸・空軍をベトナムに投入すると共に本格的な空爆を開始したのです。翌年にベトナムに派遣された米軍の数は30万人以上です。ベトナム戦争に反対していたケネディ大統領が暗殺されると、アメリカは急速にベトナム戦争の泥沼に突入する事になるのです。

戦争における化学物質による環境汚染は酷いもので、枯葉剤で流産、死産が急激に増え、先天異常などが増加しました。自然破壊を生み出したベトナム戦争は、人間存在の暗黒が潜んでいます。大自然の大きな流れは、人間の能力を遥かに超えたものであり、地球を愚かな戦争によって破壊しているのです。

1961年に南ベトナムはアメリカと軍事援助協定を締結して、多くの生物化学兵器も持ち込まれ、枯葉剤は早くもこの時から撒かれました。1964年8月、トンキン湾でアメリカ海軍の駆逐艦への魚雷攻撃が起こり、トンキン湾事件が勃発しました。

日本のテレビで放送していましたが、米国はベトナムに軍事介入する為に挑発を続け本格的介入を目論む仕組んだ自作自演であったことが明らかにされました。その報復を口実に米軍は北ベトナムの魚雷艇基地に大規模な軍事行動を開始して宣戦布告しますが、米国のジャーナリストにより後に暴露され米国防総省の機密文書が世界に配信されたのです。

ジョンソン米大統領は、報復として首都ハノイや北ベトナムへ空爆を承認、海兵隊も上陸させて、アメリカは中国とソ連が支援する北ベトナムと泥沼の戦争にのめり込むのです。空爆を繰り返すアメリカ軍に対し、北ベトナムはカンボジア国境の山岳地帯でゲリラ戦を試みます。

首都サイゴンでの爆弾テロ事件が多発したので、アメリカ軍は大量の枯葉剤を撒き散らしたのです。ニューヨークでは100万人の大規模な反戦デモ行進が行なわれました。1969年1月にジョンソンに代わって戦争を終結させる為に大統領になったニクソンも負けを認めたくないと演説しています。

1970年8月には、生物化学兵器の全面使用禁止を規定したジュネーブ条約を議会に迫られたニクソンはベトナムで使用し続けていた枯葉剤、ナパーム弾は条約に含まれていない事を理由に継続しました。

テト攻勢で不利になった状況を挽回して和平交渉を少しでも有利にしようとしたニクソンは隣の国のカンボジアにもクーデターによる親米政権を誕生させて、1971年2月ラオスに侵攻しました。南ベトナムの共産化の波は近隣諸国に次々と波及して行ったのです。
 
1971年6月にニューヨークタイムズ紙が ベトナム戦争でのアメリカ政府の陰謀である防総省機密文書の連載を開始し全てを暴露した。司法の判決も国民を支持した。これ以上の戦争継続は困難とみたニクソンは1972年2月に中国を訪問して和平の道を開き再選を果たしました。

南ベトナムはアメリカに支援を要請したが、アメリカ米軍の派遣は行わなかったので南ベトナムの首都サイゴンは陥落しました。この時、残留日本人はアメリカ軍に救出を拒否され、日本政府の救出活動もなかったので大混乱のサイゴンに取り残されました。

枯葉剤は10年の間休みなく続いたので、ベトナムの広大な原生林は枯れて、動植物も死にました。土壌の微生物さえ姿を消し土が死んだ。枯葉剤の被害は生態系の破壊にとどまらず、人間へも影響を与えました。様々な皮膚癌、出産異常。枯葉剤には猛毒なダイオキシンが潜んでいます。

人類史上最大の環境破壊戦争となった枯葉剤作戦には多くの新しい世代に奇形が多発しはじめたのです。枯葉剤作戦を進めるアメリカ空軍ではヘイディーズ(地獄)と 呼ばれ、まさに地獄の黙示録を思わせる恐ろしいものだったのです。

 





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骨粗鬆症と薬をのむ時間
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/11/04(火) 20:15
No. 8041
 
 
高齢になるほど、また女性に関しては閉経後に、骨粗鬆症になるリスクが高まることが知られています。骨量の維持には、ミネラルが吸着し骨を作る造骨作用(骨形成)と、逆にミネラルが流出し骨を壊す破骨作用(骨吸収)が平衡することが重要です。

この働きは体内時計の支配下にあり、昼間は破骨作用が主に働き、夜は逆に造骨作用が主体になります。骨は血中のカルシウムイオンの供給臓器であり、昼間は筋肉や神経などが活発に働いているので、骨からのカルシウムイオンの供給が大事で、逆に夜は体の成長や修復にかかわるので、造骨作用がさかんになることも納得できます。

時間薬理学に記載されているのですが、骨粗鬆症の薬では、このような骨のリズムと薬の作用によって、服用に適した時間帯が考えられています。たとえばビスホスホネート製剤は、服用する時間が朝でも夕方でも作用に差がないことが知られています。

だが、ラロキシフェンという薬は、朝服用すると、血管内皮細胞などに存在するタンパク質に作用して、血液が凝固しやすい状態になるという副作用があるため、夕方の服用が望ましいとされています。もともと、血液凝固は朝に起こりやすいので、心筋梗塞や脳梗塞など血管が詰まる病気は、朝が魔の時間になっていることが知られています。

また、カルシウムイオンの吸収に重要である活性型ビタミンDに関しては、朝服用すると高カルシウム血症を起こす副作用の問題がある一方で、夕方に服用すると副甲状腺ホルモンが減り血中のカルシウム値は低下し、骨量増加が見られることから、夕方に服用する方が適していると考えられます。

カルシウム塩(塩化カルシウムや硫酸カルシウム、炭酸カルシウムなど、カルシウムイオン(Ca²+)が含まれる塩)の投与に関する研究で、カルシウム塩を夕方に投与すると骨吸収の血液マーカーが低くなるが、朝投与すると見られなかったというものもあります。

これらの事から、骨粗鬆症の治療にかかわる薬物は、夕方に投与する方がいいものが多そうです。次に時間栄養学的な視点を読んでみると。カルシウムイオンが豊富な牛乳あるいはビタミンDが強化されている牛乳は夕方に飲むと、骨量の増大が期待できるといいます。

だが、私の認識としては、成人してから牛乳をよく飲む方は、大腸がんに罹患している方が多いよう思えます。それは日本人の腸は欧米の方の腸より長いからだと思われます。また、夜に乳脂肪を摂りすぎると肥満の原因になりますので、遅い時間に飲むなら脱脂乳が良いかもしれません。

一方で、朝食ではタンパク質摂取量が不足している人が多いので、タンパク質の供給源として牛乳の摂取を、特に高齢者にはすすめていますが、日本人は牛乳を飲むと下痢をする方がとても多いのもDNDに関係するような気がします。

マウスの実験でカルシウムイオンの吸収を調べたところ、朝より夕方の方の吸収率が高いことがわかりました。さらにイヌリンという水溶性食物繊維を同時に摂った場合、カルシウムイオンの吸収は、夕方に摂取した方がより強く促進されることがわかりました。

イヌリンのカルシウムイオンの吸収には2つのメカニズムが考えられています。一つは、水溶性食物繊維であるイヌリンから短鎖脂肪酸が作られ、カルシウムイオンと組み合わされた状態になり、吸収されやすくなります。

もう一つは、タイトジャンクションといって、細胞同士を接着するタンパク質で構成されるしくみがあり、異物などを腸壁から血管側へ移行するのを止める役割に関係するメカニズムです。

イヌリンはこのタイトジャンクションの働きを止めて、カルシウムイオンの流入を促進させるのですが、タイトジャンクションの遺伝子発現も夕方が低いとわかったので、よりカルシウムイオンの吸収が起こったと考えられます。

次に、納豆についての記載もあります。納豆にはイソフラボン類が含まれており、女性ホルモン様の作用を有することが知られています。また、夕方に摂取することが望ましく、骨形成に必要なビタミンKも豊富に含まれていることからも夕方に摂取する方が良い可能性が高そうです。さらに納豆にはナットウキナーゼという酵素が豊富に含まれています。

ナットウキナーゼは、繊維素を分解する働きがあり、血栓を分解するタンパク質のプラスミンと同様の作用が報告されています。午前中に梗塞系の疾患が多発すると述べましたが、そういったことの予防にもなり得ます。つまり、夜に納豆を摂取すると明け方の血栓症を予防できる可能性が指摘できるのです。

一方で、納豆は豊富なタンパク質を含有しているので、朝にタンパク質摂取量が少ない人の筋肉量の維持にはおすすめの食材であると思われます。朝摂取の意味も夜摂取の意味もそれぞれにありそうです。

 





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大規模コホート研究
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/11/04(火) 20:14
No. 8040
 
 
壮年期は、何といってもメタボや肥満を予防することが、循環器疾患を予防することになり、健康寿命の延伸につながります。ある大規模コホート研究において、興味深い結果があります。

コホート研究とは、ある特定の疾患の起こる可能性がある要因を考え、対象集団(コホート)を決め、その要因を持った群と持たない群に分け、一定期間追跡し、その要因と疾患との関連性を明らかにする研究方法です。

この研究によって「食事バランスガイドを遵守した食事は循環器疾患死亡率や総死亡率を低下させた」こと、「いわゆる欧米型の食事パターンの食事が多いと、大腸がん、前立腺がん、乳がんのリスクを高める」ことが明らかになってきました。

なお、この3つのがんは、シフトワークに長年携わる人が罹患するリスクが高くなることも知られています。朝食を摂らないとメタボリックシンドロームのリスクとなり、肥満、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの危険因子が増すことは多くの研究で示されてきました。

一方で、脳卒中や虚血性心疾患に対する朝食欠食の危険性についてはよくわかっていませんでした。脳卒中には、主に脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血があります。ごく最近、ある多目的コホート研究 (小室一成ら。 Atherosclerosis, 2021) により、13年間の追跡調査による朝食欠食との脳卒中や虚血性心疾患との関連性についての調査が報告されました。

「開始から5年目に実施した生活習慣に関するアンケート調査」に参加した74歳までの男女約8万人を対象とし、朝食摂取回数が週に0〜2回、3〜4回、5〜6回、毎日という4つに分けています。

追跡期間中に、3772人が脳卒中発症と診断され、870人が虚血性心疾患と診断されました。そこで朝食を毎日摂取する人と、週に0〜2回しか摂取しない人の発症リスクを調べると、脳卒中全体で18%、脳出血にしぼると30%も危険率が増していました。

脳梗塞、クモ膜下出血、虚血性心疾患については、このような差は見られなかったということです。なぜ脳出血に対して朝食欠食が大きく危険因子を増したのでしょう。もちろん脳出血は高血圧に関係しますが、体内時計との関連では、特に早朝の急激な血圧上昇が危険因子となります。

朝食を欠食すると空腹によるストレスなどから血圧が上昇しますが、この上昇は朝食を摂れば改善されます。そのことから、日常的に朝食を摂らない人は朝に高血圧になりやすくなっており、それが脳出血の危険因子になっていると思われます。一方、夜遅い食事は肥満や冠状動脈性心疾患のリスクを高めることもよく知られています。

これらのリスクを避けるためには、炭水化物・タンパク質・脂質ならびに食物繊維やビタミン・ミネラルなどのバランスの良い食事を心がけ、朝食はしっかり摂り、遅い夕食は避け、どうしても夕食が遅い場合は、分食したり質の良い間食を摂ったりすることで、夕食時の血糖値スパイクを回避するといったことを心がけたいところです。

シフトワークや不規則就労になる場合は、食事パターンが不規則になる可能性があります。 食事パターンが不規則化したモデルマウスの研究では、肥満や脂質異常症、炎症性サイトカイン(炎症反応を引き起こし、病原体を排除する働きがある物質)による反応が強く出ることが知られています。なるべく規則的な食生活を送ることをおすすめしたいと思います。

 





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孤食と早寝早起き
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/11/04(火) 20:13
No. 8039
 
 
朝食時の、1人で食事を摂る孤食について調査したものがあります。平日の朝食が孤食である児童は約15%存在しています。孤食でない場合も、片親と食べる場合や、両親と食べる場合、さらに兄弟や祖父母と食べる場合などに分けて調査されています。

この調査は家族構成にはかかわらず、体内時計との関連での調査として、平日と休日のそれぞれの入眠時刻と起床時刻と、孤食の関係を解析しています。その結果、早寝早起きする児童ほど、孤食になることが少ないという結果が出ました。

たしかに早寝早起きをしないと、家族とタイミングが合わず一緒に朝食が摂れなくなりがちであることはわかります。ところが、平日の朝食が孤食かどうかより、休日に早寝早起きかどうかの方が関連あることがわかりました。

このことは、平日や休日にかかわらず、早寝早起きができる体内時計、すなわち朝型人間であれば、孤食の危険性を避けられる可能性が高いということを意味しています。逆に夜型人間であれば、孤食になる危険性があるともいえます。

ではなぜ夜型が孤食になりやすいかを説明するための調査として、まず被験者に「寝る直前までスマートフォンなどを操作しますか」という質問をしています。それに対して、直前までする人は孤食の危険性が高いということがわかりました。

次に睡眠そのものの影響を見るために、平日と休日の睡眠の長さと孤食の関係を調べていますが、まったく関連性は見られませんでした。さらに、学習や運動の多忙などが孤食の原因になる可能性を調べるために、学習塾や運動系のクラブなどに参加する頻度とその拘束時間の長さなどとの関係を調べていますが、孤食の発生率に影響は見られませんでした。

なお、夕食の孤食についても調べていますが、その割合は全体の1%にも満たず、ほとんどの児童は、誰かと食事を共にする共食であることがわかったので、その後の解析はしていませんでした。

「早寝早起き朝ごはん」ということがいわれるようになり、子供の成長に睡眠や朝ごはんの大切さが認識されるようになってきましたが、特に朝食の内容の重要性について、朝食抜きの場合と比較して考えています。

まず、朝食時のタンパク質量について、肉類、魚類、大豆類、卵、乳製品の5大タンパク源の摂取状況を調べています。小・中学生への質問なので、少し丁寧に、肉類はハムやソーセージが、魚類にはかまぼこが、大豆類には豆腐などが、乳製品にはヨーグルトなどが含まれるといった説明を加えて質問しています。

驚いたことに、生徒の1割以上で、非常に不十分な朝食を摂取している可能性がありました。また、小学校の低学年から中学生にかけてどの学年でも男子は女子より多くのタンパク質を摂取していました。

一方、女子は小学生の間は学年が上がるほど多くタンパク質を摂取していましたが、中学生になってからの増加は見られませんでした。おそらく中学生の女子は肥満を気にするようになって、朝食の摂取ボリュームが低下するという見方もあります。

5品目の摂取量を比較すると、卵と乳製品が高く、次に肉類で、大豆類や魚類の摂取は少ないという結果でした。このことは、摂取しやすさ、調理法の簡単さなどの要因が絡んでいる可能性があります。そこで、この5品目で、解析を行っています。

さらに、それぞれ精神面について質問をしています、「和食」の方が「洋食」や「シリアル」より不安やイライラが少ないという結果が出ています。ただ、「洋食」と「シリアル」では粘り強く疲れにくい傾向があり、どちらにも良い影響はありそうです。

青年期の朝食と肥満学童期や青年期の学生を対象とした系統的レビュー研究(既存文献を徹底的に調査した上で、質の高いデータを、偏りを極力なくして分析するもので、朝食と肥満の関係を調べたものがあります。

この研究では、習慣的に朝食を「毎日は摂らない人」の肥満になりやすさが、「毎日摂る人」の肥満になりやすさに対して143倍となっていることが報告されています。他の研究者が行った男女大学生を対象にした研究でも、朝食を抜いている人が肥満気味であることがわかっています。

肥満傾向以外にも、朝食を摂らない方が、抑うつ傾向が強いことなどもわかっています。夜の食事についても、メラトニン分泌開始時刻(一般に起床から14〜16時間ほど経過した時刻)と体内時計との関連が調べられています。

その結果、分泌時刻の4時間前(起床後16時間後に分秘開始の場合、起床後12時間)から就寝時刻(8時間睡眠の場合、起床後16時間)までの時間にエネルギー摂取量が多い人ほど体脂肪率が高く、体内時計が夜型の人ほどその傾向が強くなりました。つまり夕食から就寝まで4時間かそれ以上空けられない人は、太りやすいということを意味しています。

 



 

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