人に優しくなれない
投稿者: ピキ ....tnc.ne.jp
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2016/05/16(月) 21:38 No. 6917 |
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37週で胎動減少による死産を経てからほぼ一年後の昨年に、無事に元気な女の子を出産し、もうすぐ1歳を迎えます。
そんな今日ですが、俗に言う「産みの痛み」の話題は今も私の顔を曇らせます。 生まれた娘の出産は逆子が治らなかったために帝王切開でしたが、亡くなった娘は死産と診断された翌日にバルーンと促進剤と入れての出産でした。陣痛の間隔、息みの感覚、頭が出てきた感覚・・ちゃんと、覚えています。
出産の話になると必ず出る「陣痛」のワード。 でも、死産を経験したことを知らない人たちが力説して話す「陣痛、本当に痛かった」という話。
今は息まないで、そう言われても無理なんだよね、 と、私だって本当は言える。
切迫流産や切迫早産の危険性があったって? 陣痛が死ぬほど痛かった? 赤ちゃんの心拍が一瞬下がって危なかった? 自分も出血多量で死ぬかもしれなかった? 帝王切開した翌日の激痛が辛かった?
でも、あなたも赤ちゃんもこうして今、生きているじゃん。 どんなに痛い陣痛でも自分が危ない状況になってもお腹を切った激痛に襲われても、あの子が生きて産まれてこれるならば、私は耐えられる。
口では「そうだったんだ、大変だったんだね。」とねぎらいの言葉を掛けることができても、心の中では「何もわかっていないんだな」と思っています。
妊婦さんを見るのも、やっぱりまだ心が苦しいです。 あぁ、この人たちも何事もなく無事に出産していくんだなぁって。
二年が経とうとしている今もそう思うのは変わりません。
こんな自分だから、旧知の友人ほど、こういう気持ちを抱いてしまいます。 もうすぐ1歳になる娘と近い時期に出産した友人とも、「同級生だね」と言われてから違和感を覚え、私が一方的に劣等感を抱いてしまっています。彼女も私の思いを察したのか連絡を取っても腫れ物に触るかのような返事になりましたが仕方がないと思っています。
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投稿者: みるころーる ....nttpc.ne.jp ..2016/05/19(木) 20:24 No.6918 |
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こんにちは。 私も一昨年子宮内胎児死亡で娘を亡くし、今第二子を妊娠7ヶ月です。 28週での死産だったので、ピキさんの37週という正産期での出来事、どんなに辛い出産だったのだろうと胸が苦しくなります。 ピキさんの投稿を読んで、あぁ、わかるなぁ…とすごく感じます。 どんなに出産時の大変な経験談を聞いても、「それでも今目の前の赤ちゃん元気だよね」と思ったり、自分の出産の話、亡くなっているにも関わらず陣痛に耐えたこと、誰かに聞いて欲しいと感じたり… 私は今お腹の赤ちゃんが元気だという幸せがありながら、それなのに他の妊婦さんを複雑な目で見てしまう。一体なんなんだ、この嫌な気持ちは…と。 私の死産のことを知っている友人が先日無事出産しましたが、私が今また妊娠中だから大丈夫だと思ったのか、とても明るく出産報告があり、「同級生になるね!」と言われ、また複雑な気持ちが湧きました。1歳半になる子のこと、覚えてくれてるのかな…亡くなった子の歳を数えてこれからも生きていく私の気持ちなんて、絶対わからないんだろうな、って。 親しい友人に対して特にそんなふうに思ってしまう気持ち、とてもわかります。
結局、例えこれから2人、3人と子供を授かれたとしても、消えることはない気持ちなんだと思います。変な言い方ですが、元気な子を産んだからチャラになるなんてことはなくて…淋しいですが、夫以外娘のことを語り合える人はいないと諦めよう…って。 私も今回は予定帝王切開になります。でも、前回の促進剤での出産経験は夫に何度でも聞いてもらおうと思います!「陣痛を経て子供を産んだ」ことは、私たちの勲章、というか、誇らしく思っていいんじゃないかなって思います。
もし的はずれなことを言っていたらごめんなさい。 お腹を痛めて産んだ子のこと、これからも大切に想いながら今目の前にいる可愛い娘さんと幸せになってくださいね!
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投稿者: ピキ ....tnc.ne.jp ..2016/05/21(土) 22:34 No.6920 |
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みるころーるさん、はじめまして。
みるころーるさんもお辛い経験をされたんですね。 亡くした命の悲しみはどんな週数でも同じ、週数の多さではないと、我が子を亡くしてわかりました。
>私は今お腹の赤ちゃんが元気だという幸せがありながら、それなのに他の妊婦さんを複雑な目で見てしまう。一体なんなんだ、この嫌な気持ちは…と。
二人目のお子さんがお腹にいるのですね。 私も、二人目妊娠中はまさに同じ気持ちでした。切迫早産で入院しましたが、他の妊婦さんを見るのが辛い、特に臨月のお腹の大きな妊婦さんを見ると心臓がバクバクする、と病棟を変えてもらったりまでしました。皆さんも何かしらあって入院しているというのに、気持ちに余裕は持てませんでした。 正直なところ、無事に出産した今も抱いてしまう気持ちです。街中で見掛ける妊婦さん、妊娠中の友人知人、みんな、死産なんて知らなくお気楽でいいなー、なんて思ってしまいます。
そして、私が無事に出産したことで言われた「おめでとう」すら、「無事に生まれたからって私が立ち直ったなんて思うなよ」と思っています。
そんな自分のことを、情けないひどい奴、とも私は思う器の大きさはまだなく、むしろあんなに辛い経験をしたのだから本当に人に優しくなるまでにまだまだ時間が掛かるだろうと半ば開き直っています。 でも、人様にあからさまに迷惑を掛けないのであれば、それで今はいいのかな、って。
みるころーるさんは現在28週とのこと、ここまでよく頑張ってきましたね。ちょっと先が見えつつも、やっぱりまだまだ不安ですよね。私は、深夜0時を過ぎると週数が一日クリアできたことに胸をなで下ろしながら眠りについていました。それぐらいに一分一秒が長くて・・。 お腹の赤ちゃんが元気に生まれることを心から祈っています。 またお話ししましょうね。
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