| |
宇宙の中心が地球であると考えられていたのは、太陽や月、星々が、毎日地球のまわりを回っているように見えたからです。コペルニクスは、地球中心の天体理論の限界を悟り、太陽中心の理論を打ち立て、従来の説を覆しました。
太陽は速いスピードで動いています。地球は太陽のまわりを秒速約30km (時速10万km以上)で公転し、太陽は天の川銀河の中心のまわりを時速約86万kmで公転しています。銀河の中心から太陽までは約2万6000光年ですが、太陽は2億年以上かけて天の川銀河の中心を回っていると考えられています。
銀河系の直径は約10万光年、太陽は銀河系の中心から約2万6000光年の位置にあります。太陽系全体はいて座の方向に向かって、秒速240kmで移動しています。コペルニクスの時代、宇宙とは太陽系や遠くの星々のことでした。
遠くの星までの距離は分からず、宇宙全体の大きさも未知でした。星雲と呼ばれる天体の多くが天の川銀河に似た別の銀河であることが分かったのは、1920年代のことです。 しかも、宇宙全体は、風船をふくらましたように膨張していることも同時に分かりました。
風船の表面全体を宇宙にたとえると、どこかを中心に決めると、そこからほかの天体は飛び去って行くように見えます。これはどの天体を中心にしても同じです。つまり、宇宙全体には、ここが絶対的な中心だと言えるところは、どこにもないのです。私たちの銀河をふくらむ風船の表面を宇宙にたとえると、ここが本当の中心と言えるところはないのです。
|
|