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鹿児島県の奄美大島でマングウス根絶作戦を行ったことがありました。外来生物法の特定外来生物に指定されているので、環境省は2015年に根絶を目標に本格的駆除に乗り出しました。初年度は約2000匹を捕獲しました。
マングウスは、ハブの天敵でインドからアメリカ軍の手で沖縄に移入されたものですが、1980年頃から奄美大島にも移されました。国の特別天然記念物のアマミノクロウサギなどを捕食して問題になりました。
沖縄へ遊びに行った時にハブとマングウスが戦うショウを見ました、その時はアクシデントがあってハブが優勢でマングウスに襲い掛かってしまったのですが(笑)殆どの戦いではハブのほんの一瞬の隙をマングウスが噛みつき、一巻の終りとなるのです。
だが、ここ10年ぐらい前からマングウスは弱くなり始め、最近の勝率は約7割だということです。マングウスは人間にエサを貰い太りすぎて弱くなったと言います。ハブとの戦いは0.0秒の争いですから、肥満化したマングウスは小まわりが利かなくなり負けてしまうというわけです。
外来マングウスの根絶例は、カリブ海の小さな島で報告があるだけなので、奄美大島は山が深いので、毒餌などを検討していると言います。マングウスも可哀相です。自ら来たのではなく、無理やり連れて来られてハブと戦わされて、今度は自分が皆殺しにされようとしているのだから、あまりにも酷すぎます。甘味ある奄美大島ではないことは確かだ。
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