| TOP | ホーム | 携帯用 | 過去ログ/検索 |

Gyaos BBS

画像は300kバイトまで。クリックで拡大表示♪
メルアドは暗号化されますので、ロボット収集されません。
投稿の編集・削除は、ページの一番下、右側の『編集・削除』ボタンからどうぞ。
名前  
Mail   URL
背景色
文字色
タイトル   簡単タグ入力
添付   >>お絵描き
フォームに保存  プレビュー       削除キー(半角英数字) 



 ■ 慢性腎不全の治療について
   ++ はな    
[返信] [引用]

 

はじめまして。
2年前に保護した雄の猫のことで質問させてください。
年齢は10歳前くらいだと思います。
腎不全の末期ですが、何かできることはないか、転院したほうが良いのか悩んでいます。
経験者の方々にご意見をいただければ嬉しいです。

<今までの経緯>

保護時から歯槽膿漏・口内炎で病院通いしておりました。
約1年前に全臼歯抜歯しましたが(この時はBUN・CREは正常範囲でした)良くならず、ステロイドも効かなくなったので、犬歯の抜歯を勧められましたが悩み、治療法を求めて病院を転々としていました。
その後病院は3件行ったのですが、どこも血液検査はされずに、ステロイドかサプリメントの処方だけでした。
今更ながら、血液検査をしていれば、腎臓の異常が早期に発見できたのではと悔やまれます。

3週間前、口内炎でもともと食が細かったのが、さらに食べなくなって受診しまして(A動物病院)血液検査の結果BUN122・CRE5.8で腎不全と診断されました。
その時の獣医師の見解では、HCTが20で貧血があるが、入院して静脈点滴するほどでもないとのことで切迫感はありませんでした。
そこで朝夕の通院で、一回につきブドウ糖5%液+ビタミン剤・抗生剤など計50mlを皮下注射してもらました。
4日後、再度の血液検査でBUN123・CRE6.0・HCT14と悪化していました。
すると、その獣医師は、BUN・CREともに悪化しており、かつ、数日で赤血球容積比が14に下がっているのは自己免疫性溶血性貧血があると思う、治療の仕様がないと言い出しました。

今から闘病生活と思っていた矢先でショックでしたが、この獣医師には以前も別の猫で誤診されていたので、輸血のできる病院を探して、翌々日転院しました。

2件目の動物病院(B動物病院)では、そのまま7日入院して静脈点滴をしてもらいました。
貧血の原因は腎性で輸血はしなくて済みましたが、入院中にBUN想定不能・CRE7.0まで上がってしまい、退院時にやっとBUN71・CRE5.1まで下がりました。
喜んだのも束の間、退院後、2日に1回、皮下点滴・エリスロポエチン・吐き気止等の処置をしてもらっても1週間後にはBUN105・CRE7.3まで上がってしまいました。
エリスロポエチンは効果があったようで、貧血は徐々に改善されています。
これからは2日に1回自宅で皮下点滴を行い、週に1回は病院で検査をする予定です。

猫は吐き気止の効果か、食事はできています。


<お尋ねしたいこと>
1)A動物病院のように、腎不全でブドウ糖液の皮下点滴を
された、または聞いたことがあるという方はいらっしゃいますでしょうか?
あまり例がないようなのですが、適切な治療だったのかどうか知りたいです。
他に猫がいますので、誤診はありましたが、自宅から徒歩数分と通院が便利なので、今後も利用しようかどうか迷っています。


2)通院中のB動物病院ですが、血液検査以外の検査は何もしていません。尿検査・エコー・レントゲン等の検査をされるのかなと思っていたのですが。
末期になると意味がないのでしょうか?
こちらの獣医師は説明はとても丁寧で念入りなのですが、こちらから質問すると露骨に面倒な顔をされるので質問しにくいです。
自宅輸液も不承不承で許可していただきましたが・・・


3)BUN・CREが改善されないのですが、後は悪化するだけなのでしょうか?
このようにBUN・CREが高い状態が続いてから、下がった例をご存知の方はいらっしゃいませんか?
1週間の入院中の後半から毎日下がり始めたので、2週間でも入院させたかったのですが、打ち切られた感じです。
猫は人懐こい子なので、入院はそれほどストレスではなかったようです。逆によく食べるようになったくらいです。
獣医師は当方に期待を持たせないためか、良くなることはありません、酷くなるだけです、あまり長くないかも?というようなことをよく言われます。
なので、療養食も食べないなら好きなものを食べさせて良いとのことで、リンの吸着剤や活性炭類も出されませんでした。
静脈点滴はできないのか聞いたところ、今回の入院で前脚の片方の静脈を使っているので、もう片方の前脚の静脈を使うのは最後の手段のように言われています。
他に効果的な治療があれば転院も考えています。

大変長くなってしまいましたが、ご意見よろしくお願いいたします。




..2012/11/11(日) 20:24 No.17826

 ■ Re:慢性腎不全の治療について    ++ じいや      [引用]
 

はなさん、はじめまして。
大人になってからの猫ちゃんを保護してくださって、猫ちゃんも大事にしてもらって幸せだと思います。毎日の看病、たいへんだと思います。頭が下がります。
以下はあくまで私の経験によるものです。参考にとどめてください。

1)ブドウ糖皮下点滴
二匹に検討したことがあります。実際にした猫は、糖尿病で栄養状態が悪かったため、皮下輸液に混入しました(もともとブドウ糖が入っているリンゲル液を使いました)。このときは獣医の言うがまま従いましたし、猫もとくにデメリットはなかったと思います。
次に別の猫の腎不全時に、転院先で入れてくれるように頼んだのですが、そこの先生は皮下輸液でブドウ糖を混入することを拒否しました。理由は、「リンゲル液の吸収を阻害するから」ということでした。静脈点滴であれば、ブドウ糖を入れることで若干のカロリーも稼げるのですが、とくに腎不全の皮下輸液の狙いは脱水緩和や毒素排出ですから、リンゲル液の吸収が落ちてしまってはもともこもない、ということでした。

読んだ印象ですが、最初の病院は誤診というよりも先生に知識や経験がないと感じました。それだけの数値はかなりの高値です。それなのに50mlしか輸液をしないというのにまず驚きました。
様子見で50mlから始めたというのならわからなくもありませんが、貧血の数値が14%になったとき、腎性貧血を飛び越えて溶血性といったのにも驚きです。
顕微鏡で赤血球が壊されていることなど確認してからの診断でしょうか。
私だったら転院します。もしくは簡単なケガで対応してもらう程度にとどめるかなぁと思います。
ただ近いというのはかなりメリットになるので、わざわざ関係を壊す必要はないと感じます。

2)エコーやレントゲン、尿検査
腎臓の大きさを見てから確定診断する場合もよくありますが、それだけの数値ですと完全に腎不全なので、わざわざやる必要はないと判断されているのかもしれません。尿検査も同様です。血液検査でこれだけ明らかになっている以上、する必要はないです。なので、これにはまったく疑問を感じません。
また、すぐにepoを取り入れてくれた点やいやいやながらでも自宅輸液を了承してくれたところはいいと思います。
ただ、質問に露骨に嫌な顔をされるというのはマイナスですよね。いまはまだ数値が安定していないだけに、飼い主は不安です。いろいろ聞きたいことが出ても当然ですよね。

3)今後
私の飼っていた猫は、4日間静脈点滴をしてもまったく数値が下がりませんでしたが、その後自宅で輸液を続け、徐々に下がりました。
発覚時から末期で、下がったといってもBUN100を切る程度でしたが、しばらく安定したし、食欲もそこそこですが戻りました。下がる可能性はあると思います。
下がらなくても、輸液してあげると猫ちゃんが楽だと思うので、「いま楽チンにしてあげるために」ということでケアしてあげるのでもいいと思います。皮下輸液は、数値を下げるためにするのではなく、猫を少しでも楽な状態にしてあげるためにするものだと感じます。

私の猫は療法食はまったくダメだったので、それで数値がイマイチ下がらなかった可能性もあります。個々でみんな違うので、絶対に下がるとは断言できないのですが、下がっている例は私の猫以外でも目にしました。
入院は、2週間ともなると費用も高額ですし、費用に問題がなくても病院側は1週間をメドにすることが多い気がします。私が過去にかかった病院も1週間以内で下がらないとうんぬん…という感じでした。
獣医がネガティブな発言をするのはよくあることだと思います。期待を持たせてよくなかったときのことを考え、今後に禍根を残さないためにどちらかというと悪いシナリオのほうを強調するのではないかと思います。それは気にしなくていいと思います。獣医ってそういうこと言うよね、はいはい、と聞いておけば0Kです。

リン吸着剤は、私の主治医も、数値が高値の場合、意味がないと言いました。私もそう感じます。効果がないわけではないと思いますが、たいしてないと思います。初期の子ならいいと思いますが。
効果はあるとは思うのですが、胃腸に副作用を及ぼすこともありますし、投薬を嫌がるコもいます。飼い主が投薬で頭がいっぱいになり、薬を吐いたりするとノイローゼというか、ガックリきてしまう場合もあり、労力に対する効果があるかは、高値の子の場合は疑問です。

またいまは食べることが何より大事ですから、療法食にこだわる必要がないというのは、さじを投げたわけではなく、医学的に考えての発言だと思います。
お薬や療法食は、もう少し容態が落ち着いてから検討してもいいと思います(あくまで私の印象です。効いた、続けたという人もいます)。

もし、病院側が信頼できない点があるならば、サードオピニオンを探していいと思います。私もたくさんたくさん転院しました。転院してよかったと心から思います。
もしサードよりセカンドのほうが良ければ、そっちに戻ればいいわけです。相談にだけ行くというのも手です。都内の小さい病院なら、たいてい1000円30分で受け付けてくれました。猫は家に置いて、検査結果だけ持って、疑問に思う事をなんでも聞けば、はなさんもいろいろと絞れてくると思います。
病院選びはエネルギーもいるしたいへんですが、信頼できるところが見つかればとても楽になるし、見つからなければ「この病院とうまくやっていく!」という心構えもできて、それははなさんにも猫ちゃんにもいい方向に動くはずです。
応援しています。


..2012/11/11(日) 23:49 No.17827
 ■ Re:慢性腎不全の治療について    ++ はな     [引用]
 

じいや様
大変詳しいアドバイスを有難うございました。
お時間を割いていただいて感謝しております。
少しでも長生きして欲しいので、より良い方法を探しながら治療を続けて行きたいと思います。

ブログを拝見させていただきました。
今年保護した子が栗ちゃんそっくりで驚きました。
疥癬でボロボロで3kgなかったのが、今は7kg近いおデブです。
この子はエイズキャリアで、先述の病院から検査なしで中枢性の疾患と言われていたのですが、それも全くの誤診でした。
今は元気ですが、多量の目やにが良くならず他の病院でステロイド剤・インターフェロン等使ってもダメで匙を投げられています。
信頼できる病院をはやく見つけたいです。

ありがとうございました。


..2012/11/13(火) 17:04 No.17828










     + Powered By 21style +    Tacky's Room