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ひぴさま、みなさま、ぽっぽは11月17日午前10時50分、ふわふわの国に旅立ちました。
こちらのBBSではいつも助けていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。 本当にありがとうございました。
ぽっぽは5年と11カ月も慢性腎不全と闘ってくれた頑張り屋さんで、穏やかな本当にいい子でした。推定17歳でした。
頑張ったぽっぽの最期をご報告させていただいてもよろしいでしょうか。
ふわふわの国に行く4日ほど前から、トイレに行った後とスープやお水をを飲んだ後呼吸が苦しそうになり、かよさまにご相談させていただき、酸素を早めに借りましょうとご助言頂き、すぐに動物用高濃度酸素の機械を借りました。
さっそくお城(ちぐら)の中に酸素のチューブを引き込み、周りをビニールで包みました。その中で眠るぽっぽはとても穏やかに見えました。
そして、心のどこかで、きっとこのまま穏やかに…と勝手に思っていました。
ひとりで逝ってしまうことのないよう、その4日間は一歩も外に出ず、寝ず、狭い家ですが、トイレに行くにも走って行っていました。
ふわふわの国に行く前の晩の夜中から、呼吸が早くなるインターバルが短くなりました。 比較的落ち着いて穏やかに寝ているような時間と、時々喘ぐように顔をあげた後に呼吸が早くなり、苦しそうに見える時間とが交互に来ました。
おしっこもとうとうお城の中でするようになり、もうお城から出して「ここで一緒にねんねしようね。」と私の布団に寝かせましたが、まだがんばって頭をあげてお城の方を見ているので、お城をきれいにしてまた中に戻しました。
何度かそんなふうにおしっこをしてお城から出して…というふうにしていましたが、けいれんなどが起こった時にお城の中では危ないと思い、「広い所でねんねしようね、お城はここにあるから安心してね。」と話しました。 ぽっぽももうその時はお城の方を見ませんでした・・・
私の布団に寝かせてからは片手で酸素のチューブを嫌がらない程度に口のまわりに当て、片手でぽっぽのかわいいお手手を握ってずっと歌を歌ったりお話ししたりしていました。
家族もちょうど数日前に海外から帰ってきていたので、さらに呼吸が早くなった明け方からはひとりが酸素のチューブを持ち、ひとりがお手手を握って、二人でぽーちゃんの歌を輪唱したりしていました。
最期の15分ほどは口呼吸になりました。
「だいじょうぶだよ!ずっとそばにいるからね。怖くないよ!」と呼びかけました。
呼吸が止まったのはすぐにわかりました。
最期は抱っこしてあげたいと思っていましたが、呼吸が苦しい時に抱っこしたらもっと苦しいかもしれないと思い、頭をなでたり、お手手を握ったりしていました。
呼吸が止まってからそっとそっと抱っこしました。 「よく頑張ったね、これからもずっといっしょだよ。」と言いました。
妹分のロッカにも「ぽーちゃんのお見舞いに来ていいよ。」と話していましたが、ぽっぽの呼吸が苦しくなってからは決して近くに来ないで遠くからそっと見ていました。 とにかく静かにしていて、悲しい位健気でした。
お別れのとき、ロッカはぽっぽを見て、目を何度も何度も細めていました。 「おねえちゃん、好きだよ、好きだよ。」と…。 涙が止まりませんでした。
最期の自宅補液をしたのは亡くなる3日前、病院には2日前にお電話して、病院に伺った場合どのような治療になるかを聞き、酸素の効果的な使い方や、家で何をしてあげられるかを聞いて「もう病院には伺わずに家で。」と告げました。
家族とも相談して「ぽっぽは病院に行く事は望んでいない」と決めたことでしたが、あの時病院に行っていたら、苦しみを和らげてあげる事が出来たのでしょうか。
そう思うと身を切られるようです…
あの呼吸の早さ、苦しそうな様子は貧血が急激に進んだためだったのでしょうか… 尿毒症の為だったのでしょうか… 今では知るすべもありません。
高濃度酸素の機械のレンタルで、ぽっぽの呼吸を少しでも楽にしてあげられた事、奇跡的に家族のいる時に二人で看取れた事はとても救いでした。
亡くなる10日前のの体重は3キロでした。 前日までお気に入りの遠くのトイレまで歩いて行って、シーバアミューズのスープをゴクゴク飲んでくれました。 毛並みもぴかぴかのお稲荷さん色で最期まできれいでした。 ふかふかの身体とさようならする時、大好きだった末広がりのしっぽをたくさんたくさんなでなでしました。
ぽーちゃん、ちょっとだけバイバイね。 たくさんたくさんありがとう。
ひぴさま、みなさま、いつも優しく的確なアドバイスを本当にありがとうございました。
今はロッカと寄り添ってただただ静かに過ごしています。
ロッカ11歳と実家の小町17歳がおります。わたしもまだまだ頑張らねばなりません。
最後に、ぽっぽがうちの子になってくれて4日目のおちゃめな写真を添付させて下さい。
慢性腎不全の特効薬が一日も早く完成しますように。
今病気と闘っている猫さん達がどうか1日でも長く穏やかに過ごせますようにお祈りいたします。
..2012/12/06(木) 20:14 No.17834
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