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「海紅」投句板

自由律俳句結社「海紅」の投句板です。同人以外の方もどうぞご利用下さい。
海紅Webには http://kaikoh-web.sakura.ne.jp/WordPress/ からどうぞ。

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 ■ HOPE
   ++ 直治 [URL]    
[返信] [引用]

 

小さな花瓶に朝が冷えている
うたた寝ゆっくり溶けている氷
うすいひかりに夏の感傷吹きつける
パンクした自転車で夏を通過している
みんな同じような愚かさかかえて朝露
戻ってきた故郷にうすい陽がさす
一生も一日も長すぎる窓の手の跡
なんとはなしに暮れて散りそうな若葉ある
煙草もなくて凌げぬふたりだ
遠目に見ている花のうつくしい
親不孝のそのただ中にいて夕空
かなしみの分岐にやがてちぎれてゆく青は
貧しい心のまま起きておる
錆びついた蛇口が夕陽に映える
さみしい気分がつづいている日盛り
星空あいている扉がひとつある
遠くエネオスの灯りがさみしい田舎
一つ池をはさんで団地の灯り
無人駅の木陰にたまる人々だ
ふと目をはなすとしずかすぎる部屋だ
死期を待つように朝の一服
うすい珈琲と外の日差しに出ている
吐くほど飲んで朝になりたい月夜
月も映さない部屋で顔赤くしている
さみしく明け暮れて盆まつりの提灯
かすかなる水音に吠える夏だ


..2020/08/30(日) 21:59 No.804

 ■ Re:HOPE    ++ 吉明     [引用]
 

実感の強さに勝るものは無いですね。
ネガティブな心情とは裏腹に作者の体臭や存在感が溢れています。

小さな花瓶に朝が冷えている
錆びついた蛇口が夕陽に映える

静謐な映像に無言の生命が宿ります


..2020/09/10(木) 14:22 No.805
 ■ Re:HOPE    ++ 直治     [引用]
 

吉明さま

このたびも感想うれしく拝読しました。
実感がなければ、ウソを吐いているような感覚になるので、やっぱりそこは大事だなと思っています。




..2020/09/20(日) 17:30 No.806





 ■ 罪状
   ++ 直治 [URL]    
[返信] [引用]

 

立てかけたギターが倒れかける夏
しずかな映画のしずけさを引き摺る
いつしか終わっていた曲と雨ふる
きつい煙草をあげた夏の畔
ちぎれた雲がふいとさみしい
こんな小さな破片に傷つけられてもう夏だ
雨がぽつぽつ私の罪状
朝がまるで幸福みたいな顔をしやがる
吐いた窓辺に雨がつめたい
ふりむくとかなしみばかりある朝光る
となりの花壇も眠っている
街も口つぐんでどうしようもない
陽も焼け落ちて傷ほかす場所もない
朝陽射すベランダで今日も死にたい
むなしさの数かぞえ朝におびえるばかり
こんな奥部屋にまで初夏
明るい寂滅に頬照らされている
ふりむく横顔がなつのひかり
傷口いとしい夕暮れの町工場
許されたかった真夏日ふみしめている
だんだんと波ひいて足音きこえる
夏晴れにハイライト吹きかけている
橋をわたる娼婦たち緑雨踏みしめる
待ち呆けてほんのり茜空がひびいている
母を傷つけた破片が光る
借りた本返しにいく真夏日の校庭をよぎる
壊れかけの自転車漕いで海にいく死にたい
ほんのり日傘をさしている
雨ふりやさしい傷口にふれる


..2020/07/31(金) 21:58 No.801

 ■ Re:罪状    ++ 吉明     [引用]
 

どの句にも自由律俳句の原石の様な輝きが感じられます。死への思いが通奏低音のように流れていて心に染み渡ります。直治さんの句を作ることへの必然性が私の心の消えかけた情熱に再びあかりを灯してくれました。

..2020/08/25(火) 06:26 No.802
 ■ Re:罪状    ++ 直治     [引用]
 

吉明さま

ご感想うれしく拝読しました。
月に一度、あげる予定ですのでよろしくお願い致します。


..2020/08/30(日) 13:19 No.803





 ■ 一夜
   ++ 直治 [URL]    
[返信] [引用]

 

膝に雨の破片をもらう
廃工場に夜の闇がきしむ
朝陽に朝帰りのおかしさ
さっさとお祈り終わらせて人ごみをぬける
朝の待合室で笑えない話きいてる
奴隷あつかいうけていると同僚が笑う夕暮
酔ったみんなで駐車場のあかるい月
飼っていた鳥が死んだ埋めた話
月のぬくもりにさえざえと橋渡る
しずかな郊外の夏の空をあるく
叔父にもてなされて花火見ている
夏にしか鳴かない虫が鳴くコンビニへ行く
ひとりだけ取り残されたような歩道橋の灯り
黄昏にかすんで橋の向こうの顔が見えない
死んだ花に秋の陽のよりそう
虫の音もない秋の暗さに我が身をひたす
祖母のよくできた朝食に手あわす
流れついた宿で雪の予報


..2020/07/04(土) 12:26 No.800






 ■ 物哀れ、記事、風景
   ++ 王媛    
[返信] [引用]

 

1  夏を紛らす態とらしい初秋沁みりけり。
2 紅涙(こうるい)を偲ばせる佇まいは冬の緒(お)。
3 初雪に触れぬ心ずから寂をありけり。
4 故郷の雪は隠し曇りなく。
5 枯れ枝は瓶(びん)によせる時間の揺れ葉の弱り。
6 響きのあわに玉の目が映ずるらしくうおの鯛。
7 雪見の日朝に入らむ息白し。


..2020/02/13(木) 18:35 No.798

 ■ Re:物哀れ、記事、風景    ++ 太公望     [引用]
 

拝見したところ、口語体と文語体が入り交じってますが自由律だからどうするべきではなく、統一感がないと文体として読みづらいです。
それと言い過ぎが目立ちます。
1 夏を紛らす態とらしい初秋沁みりけり。→「らしい」はいらないのでは?
2紅涙(こうるい)を偲ばせる佇まいは冬の緒(お)。→「紅涙」はどうかと。
3初雪に触れぬ心ずから寂をありけり。
 →初雪に触れる寂をありけり。では?
5枯れ枝は瓶(びん)によせる時間の揺れ葉の弱り。
 →枯れ枝は瓶(びん)によせる時間の揺れ ぐらいで

7雪見の日朝に入らむ息白し。→「日」は必要か?
これは添削ではありません。疑問を提示しただけです。
それと「。」入るのですか、漢文的で面白い作りと興味深く読みました。






..2020/04/09(木) 16:24 No.799





 ■ 道
   ++ 上城昌輝    
[返信] [引用]

 

わが道は仏の道でまっすぐで

..2019/06/29(土) 03:24 No.797











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