おしゃべり広場
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話題は文楽や錦糸さんのことに限りません。
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常駐スタッフ   管理人  ルネ
非常駐スタッフ 錦糸夫人 喜美子様

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東横線に乗っていたら  ..狐の婿養子     
 
  「野澤錦糸」の名前を発見しました!!

http://www.nhk-p.co.jp/event/koten/index.html


誰の語りがいいとか、三味線の音がいいとか、人それぞれじゃないんですかね?自分の好みを表現するのにこの掲示板って適当なのでしょうか?
線引きは難しいと思うんですが、自分の考えを意見を書く場としてはブログのほうがいいんじゃないですかね??
..2007/09/01(土) 21:49  No.968




ところで・・・  ..喜美子     
 
  話を戻すようで、すみませんが、芝居小屋の話です。
今年は行かなかった内子座でかつてあった話です。住大夫師匠と錦糸が壺坂を演じていたときに、目の前の蝋燭が大きく炎を立てて燃え出したことがあったそうです。解けて流れた蝋に芯火が燃え移り、燭台ごと燃えるかと思うほどに一瞬燃え上がったとか。
内子座は大正時代の木造建築、スワ、一大事!と思うところも、慌てず騒がず法被を着た劇場の職員さんが静々と燭台を外へ運び出して何事も無かったそうです。
さぞかし、肝を冷やしただろうと、畳み込むように錦糸にそのときの舞台上の心境を訊きましたが、これがけっこうに愉しんでるんですね。
弾いている曲は、良く知られた壺坂だし、この内子座の小屋の中という心安さもあって、面白いことになったなあ、と炎を見ていたというはありませんか。

現場にいなかった私には、想像するばかりですが、客席と演者のどちらも余裕があるようで、そんな雰囲気を作り出す芝居小屋には別趣の憧れがあります。

ツツドリ様へ
いつも熱心にありがとうございます。
私は三味線の音を聴く機会はよくあるほうなのだと思いますが、ツツドリさんのようにはキチンと聴けない人間です。
キッチリ、ハッキリ、具体的にと云うご指摘を書いておいでのようですが、私には書けないなあ。
「生写朝顔話」の登場人物の祐仙も、文楽らしい登場人物で好きですが、このキャラクターにしても、先代の勘十郎師匠はよかったなあ、とか、住大夫師匠の<笑い薬>は考えなしに笑えるなあ、とか、この程度の感想しか書けないのです。

これぞ!という感想を聞いた事があります。
忠臣蔵の道行を見終えてロビーに住大夫師匠のおかみさんと座っていましたら、おかみさんが一言、「なんや、きたない小浪やったなあ」と仰った。

ずばり、いい劇評でしょう?
..2007/09/01(土) 11:54  No.965




無題  ..     
 
  こんにちは。度々お邪魔いたします。
芝居小屋での妹背山…想像しただけでもワクワク致しますね。

私が初めて大阪で鑑賞したときの演目が,住師匠,十九師匠の妹背山でした。
劇場仕様の豪華キャスト,華やかな舞台セット,大音量サラウンドの演出でした。初めての通しでしたので,端場もチャリも”見逃すもんか”と目をギラギラさせており,いい加減集中力が切れてきたところに鱶七乱入で目が覚めたことを思い出しました。
芝居小屋ですとどんな演出になるのでしょう,どんな語りになるのでしょう。
生意気にも,自分の好みで番付を組みたくなります。芝居小屋での文楽…観てみたいです。
追記:祐仙はチャリ場を語ると,若手の技芸員より面白いです。
..2007/08/31(金) 07:56  No.962




劇場  ..喜美子     
 
  祐仙さま

ご夫妻で文楽談義を交わしておいでとの事、ありがたい限りです。

かねて劇場空間について思うところ有り。
祐仙さまのご意見にも頷きながら、読みました。
いつも思うのですが、「妹背山婦女庭訓」は昔はどんなものだったのでしょうねぇ。
大阪の文楽劇場では、妹山と背山の距離がありすぎて、演じている方々もさぞかしやりにくかろうと思えてなりません。
初演の頃はどんなものだったのだろうなぁ。
これを芝居小屋で演じられることがあらば、ぜひ聴いてみたい、観てみたい。これが私の念願です。
..2007/08/30(木) 22:36  No.961




無題  ..ルネ     
 
  祐仙さま
はじめまして、ようこそ広場へいらせられませ。
ぴさまにつづき、ご主人の登場ですね。
御夫婦で文楽のいま昔について語り合っておられるとは、なんとも羨ましい。

「演じる」ものはやはり変わっていくと思います。
以前錦糸さんが近松の講演をしたときにも感じました。
あくまで原典にこだわるのは「文学」。
「演じる」以上、時代にあわせて少しずつかわっていくのは仕方のないことなのでしょう。
表現者も観客も、現代人なのですから。
そのうえで、どのように古典を保存していくのか。
難しい問題だと思います。

ミセス・シャーロキアンさま
内子座まで遠征していらしたのですね。
この暑さです、住師匠はやはり、真夏はゆっくりお休みしていただきたいですね。
でも確かに、錦糸さんだけでも、というお気持ちはとてもよくわかります。
残念ながらわたしはまだ一度もいったことはないのですが、「劇場」ではなく「芝居小屋」という温かな空間、楽しそうです。
..2007/08/28(火) 21:11  No.960




無題  ..ミセス・シャーロキアン     
 
  一昨日は住錦お二人の出ない
その意味ではちょっと淋しい内子に行ってきました。

この暑さですから小屋の中も冷房が有ってもかなりの暑さで
汗だくで聴いていましたが
暑さのためか音響効果の関係なのか
三味線の音がなんとなく普段国立などで聴くのと違う気がする、
くぐもったような音だと思いました。

土日の4回公演の一回目のためか
どうも人形も動きがスムーズでなく
語りとテンポがずれるし
野崎の切りでお光の綿帽子が
父親がはずす前にぽとりと落ちてしまい、
思わずあっと言いそうになりました。

続けてみた午後の二回目公演のほうは
人形の動きは良くなっていてなんだかホッとしたりして・・・

芝居小屋って不思議な空間なんですね。
劇場だと「文楽公演」を「鑑賞」している気にやっぱりなってる、
内子の小屋にいるとなんだかそれとは違う気分で
少しぐらいの失敗があっても和めちゃいました。

来年は住大夫さんは体力的に大変なら
せめて錦糸さんだけでも出てくれないかなあと
もうすっかり来年も行く気になっております。





..2007/08/27(月) 13:18  No.959




古典を現代に問うことは容易ではありませんね  ..祐仙     
 
  はじめまして。
「ぴ」の夫の祐仙です。
その節は「ぴ」のわがままを聴き入れて頂き,胴板にサインを賜りまして誠に有難く存じます。
このところの文楽公演では,住大夫師匠の円熟ぶりに感銘いたしております。
その円熟が錦糸様の艶やかな三味線あってのことだと,「ぴ」と常々歓談いたしております。
「ぴ」は平成11年4月の妹背山から国立文楽劇場に通っております。
小生の方はもう数年先でしたので,襲名披露の沼津も観劇いたしました。

ツツドリ様のご意見は含蓄がありますが,小生としては,いろいろな芸風に優劣をつける向きには納得しかねます。
質の違いを優劣で語ることは困難でしょう。
山城小掾の沼津も,越路大夫の沼津も,住大夫の沼津も,好む好まざるにかかわらず,それぞれに味があります。
そこには大きな条件の違いもあるように思われます。

現在の国立文楽劇場は,器が大きいので,昔の語りとは必然的に異なってくるでしょう。
山城小掾の沼津(録音)は軽快な三味線に乗って,ノリのよい語りとなっていますが,これは芝居小屋風の語りです。
越路大夫や住大夫の方は,テンポもゆっくりですが,劇場風の語りです。
国立文楽劇場や国立劇場の語りは,劇場風にせざるを得ないでしょう。
それは,近松モノを三人遣いで演じる以上の原典とのギャップかもしれません。
そこには様々な解釈の余地があって当然です。

「ぴ」が嗜んでいる小唄に至っては,往年のお座敷での演奏はもはやほとんど聴かれず,大きな劇場でマイクやPCを使っているほどの変遷ぶりで,小生の目から(耳から?)すれば,現代の小唄はもはや江戸小唄とは別な音楽ジャンルです。

今,洋楽の世界では,近松とコンテンポラリーである大バッハの演奏を当時の楽器を使って当時の演奏解釈で弾くのが定着しています。
しかし,そこで弾いているのはやはり現代人であり,聴き手も当然現代人であり,結局は現代的な解釈をバランスよく加えた斬新な演奏の方が説得力をもっていて,ここ10数年,楽器や演奏法よりも解釈やパッションの方に価値観が移ってきています。
音楽はTPOによって変幻自在ですので,これは古典を現代に活き活きと再現する上での健全な方法論であろうと思われます。

文楽も現代において,しばしば現代の大きな劇場で上演することの難しさがあり,その難しさを克服して作品の本質を表出しながら,大夫,三味線,人形の個性が発揮されるというのは大変なことと存じます。
小生は,素直にいろいろな芸のあり方を楽しんでおります。
先の洋楽の話をもう一度例に取れば,18世紀中盤のラモー作のフランス・オペラが,近年,(現代的な響きを出しながらも)当時の楽器を使った演奏を背景に,アクロバティックなモダン・バレーを組み込んだ演出で上演され,見事に成功をおさめております。
そのDVDを観て,古典の解釈の余地は,かくも多様なまでに存在するものだと,驚いたものです。

ここに長々と記したことは,秋田県小坂町の康楽館で上演された文楽が(録画でしか観れませんでしたが),国立文楽劇場や国立劇場の演出と相当に異なっていたことを契機に「ぴ」とわが家でディスカションした内容です。
私たちは,現代向けにアレンジされながらも古典の面影を十分に尊重している文楽が歌舞伎よりも好きです。
これからも,またとないひとつひとつの舞台をそれぞれ大切に観賞してまいりたく存じます。
厚かましく書き散らしまして大変失礼いたしました。
..2007/08/26(日) 22:58  No.958




小唄ですか〜  ..喜美子     
 
  ぴさま
素浄瑠璃の会に、はるばる青森からおいでいただいたのですね。
ありがとうございました。
胴板にサインをしたこと、錦糸は覚えていました。また、大阪にお越しの節はぜひ楽屋にお立ち寄りください。

小唄をお嗜みとの事。いいですね〜。
錦糸も先年、小唄の三味線で新橋演舞場の舞台にちょっとだけ座ったのですよ。
毎年、この大舞台を借り切って、銀座の旦那衆が趣味の芸事を発表なさる。その名も「くらま会」・・・天狗連の会を洒落ての名称です。
何分と弾いたわけでもないのに、「いや、はや」と嘆息。「本当にいい音はわずかに一つか二つしか出せなかったなあ〜。」
小唄はむつかしい、と申しておりました。

三味線がもっと身近な楽器であったら、と思います。中学校の音楽の授業で邦楽教育を、と言う話が数年前にお上から指示があったはずですが、あれはその後どうなったのでしょうか。
三味線についても、材料も職人さんも無い、無い尽くしです。現状ではとても身近な楽器とは言いがたいことを、文部科学省に知っていただきたいものです。
..2007/08/24(金) 20:45  No.957




いらせられませ&その他  ..ルネ     
 
  ぴさま
初めまして、ようこそ広場へ。
ご挨拶が遅くなりまして申し訳ありません。
本日まで帰省しておりました。

青森から年四回の大阪公演を条件にご結婚!
優しいご主人で羨ましいかぎりです。
これからもちょくちょく、広場へ遊びにいらしてくださいませ。


睡蓮さま
インタビューの紹介、ありがとうございます。
直リンク、先方が禁止しておられるサイトの場合は困りますが、そうでなければべつにかまわないのではないでしょうか。
この掲示板も、リンクでとべるような仕様になっていることですし。


前述のように、今日関西から帰ってきました。
今年は結局文楽公演中にもどれませんでした。。
7月は松竹座も驚くような事態で、二度と見られないと思っていた仁左さまの油地獄もあったのに。
うまく都合をつけられなかったのが残念です。
..2007/08/23(木) 21:30  No.956





  




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