おしゃべり広場
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常駐スタッフ   管理人  ルネ
非常駐スタッフ 錦糸夫人 喜美子様

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四月公演から  ..ルルーシュ [URL]     
 
  はじめまして、ルルーシュです、今日の第一部「競伊勢物語」を聞かせてもらいました。こんなめったにかかることのない演目、しかもこれを錦糸師匠と住大夫師匠が切をつとめてくれてありがとう、私の心のなかに情愛のウェーブを与えてくれる師匠へ、これからもよろしくお願いします。
..2008/04/13(日) 21:36  No.1059




大阪ことば  ..喜美子     
 
  「あげたがりやの、したがりや」
こんな言葉を聞かれたことがありますか?

ある方が、お付き合いのある方に何かをプレゼントなさろうとした場面で聞きました。

贈られる方が恐縮して断られるのを遮るように、贈り主が「私のあだ名をご存知か? 人は私のことを、あげたがりやの、したがりや、と呼びますねん。そやから、もろうておくんなはれや」

「上げる」と「下る」を実に上手く取り込んだ、大阪ことばの妙を感じました。
これを仰ったのは、生まれも育ちも心斎橋の米寿の女性でした。
ごわりまんな、こんなことばも語尾にお付けになります。
ことばの情緒を伝えたいものです。



..2008/03/23(日) 15:16  No.1058




沢市の疱瘡  ..ルネ     
 
  タンゴさま
はじめまして、ようこそ広場へいらせられませ。
わたしのとりとめのない質問に、的確なお答えをありがとうございました。

プログラムの写真は、たしかに疱瘡のあとがありますが、目をつぶっていることもあり、目があく前なのかと思っていました。
でも目があいてから、感謝の祈りを捧げているところと考えればいいのですね。

文楽は床本がすべて、とよくいわれるとおり、すなおにそのまま受けとればよかったようです。
ありがとうございました。
..2008/03/21(金) 23:03  No.1057




2月公演、沢市の疱瘡の痕  ..タンゴ     
 
  タンゴと申します。表題に長いことレスが付いていないので、通りすがりですが記します。

「疱瘡の痕」はそのままでした。眼が開いただけでした。

ご質問の方は、「合邦」の俊徳丸の場合が頭にあってのことと勝手に解釈して、両者の違いを、床本、人形の首からみてみると、
◎床本
合邦―「……不思議や忽ち両眼開け、面色手足も瞬くうち、昔の姿に返り咲き花の顔見る手負……」と、何もかもが全快の記述。
壺坂―「……ヤアこなたは沢市様……お前の眼が明いてあるがな……」と、眼についての記述のみ、この後も疱瘡の痕には触れていません。
◎人形の首
合邦―首はネムリですが、病のぶつぶつ文様のついたお面を付けていますよね。外せるように。
壺坂―今回のパンフレットの表紙の折り返しの写真にある通り、首に直に疱瘡の痕が描かれていますね。
以上です。事実誤認等ありましたら、ご教示願います。
..2008/03/21(金) 08:21  No.1056




住大夫師匠に勲章  ..ルネ     
 
  今日の夕刊で知りました。
住大夫師匠に、日仏の文化交流などに貢献した人を対象とする、芸術文化勲章コマンドールが贈られるそうです。
おめでとうございます。

先日は勘十郎さんが、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しておられますし、おめでたいことつづきですね。

..2008/03/07(金) 19:49  No.1055




二月公演  ..喜美子     
 
  盆梅の衣冠正しき姿かな  (虚子) 
大阪天満の天神さんの埋めも今が盛りです。

昨日二月公演も無事に千秋楽。
お蔭様で大勢の客様にお出ましを頂きました。厚く御礼申し上げます。
『壺坂観音霊験記』の浄瑠璃の文句の中に、浮き木の亀、という言葉が出てきます。
盲亀の浮木、とも言って、めったにない幸せにめぐり合うことを意味する、仏典から出た諺です。
さも物知りのように申しますが、やっと覚えたところです。何度も聴きながら、調べては忘れ、調べては忘れ、先日ロビーで友人に尋ねられ、「・・・」いい加減な返答をして、文脈にあわん!と指摘を受けて、やっと覚えました。去年も辞書を引いたのに、覚えの悪いことです。

目下、伊勢物語を読書中の錦糸、見事に原典を取り込んだ作品だと云いながら、四月の演目『競伊勢物語』の予習です。
古典中の古典、伊勢物語が古く日本人の教養の書だったことは、「上田村の段」の父娘の会話からも知れますが、錦糸によれば、忠臣蔵はじめ、多くの作品のあの文句、この文句と、下地が伊勢物語にあるそうです。これまでの不勉強を恥じつつ、ひたすら感心していました。
四月が愉しみです。
先日、京都を歩いていたら、業平邸跡の石碑あり。
ホテルギンモンドの近くでした。

..2008/02/26(火) 00:19  No.1054




2月公演  ..ルネ     
 
  17日の日曜日に、二部三部通しで行って参りました。

偶然ながら女子大の観劇会の日と重なっていたので、開演前に錦糸さんのお話をうかがいにいきました。
壺坂が明治時代の新作だというのは知りませんでした。
有名な話だし、てっきり古典だと。
ところで、壺坂寺で沢市がとびおりたという崖をのぞきこんで、「たいした崖じゃないわね」などと言っていたのは、実はわたしの母でございます、はい。スミマセン。

第二部。
中将姫は、重くて、辛かったです。
すみません、あまり好きな話ではないので。

さて、壺坂。
住師匠のしっとりとした語り。
なんかいつもより短いように感じます。
住師匠のときは、舞台をあまり見ずに床ばかりみているわたしなのですが、今回は舞台のほうも、わたしの大好きな簑助師匠と勘十郎さん。身体がふたつほしいよ〜と板挟みになりながら、それでも7:3くらいで床をむいていました。

後半は、伊達大夫さんにかわって、千歳さん。
住師匠が前半を語ったあとは、いつもがっかりさせられることが多いのですが、今回の千歳さんはよかった!
高音がもう少し抜けるともっといいのでしょうが、それでも剽軽だったり、しっとりしたり、絶叫したり、歓喜したり、それぞれの感情がしっかりと伝わってきました。
ところで、床でじっと千歳さんを見て、舞台を見ると、おや? 千歳さんがここにもいる……? 沢市と千歳さんの容貌がダブッて見えてしまいました(^^)。

ひとつ質問なのですが。
最後に目のあいた沢市ですが、疱瘡のあとも消えたのでしょうか? それとも疱瘡のあとはそのまま? 
どなたかご存じの方がいらっしゃいましたら教えてくださいませ。

第三部は、とにかく狐を楽しみました。
勘十郎さんも衣装を変えながら大活躍。
最後の宙乗りまで、可愛くて迫力の狐でした。
..2008/02/19(火) 00:40  No.1053




ルネ様,感じることは…  ..ぴ     
 
  同じです。
私的に感じることを勝手ながら申し上げますと,清治さんは上手いです。抜群に上手です。
でも技術が上手いのであって,心にズシ〜ンとくる事は残念ながら未だにないのです。
私が未熟でそう思っているのかと今まで思っていたのですが,ルネ様も同じ意見でしたので,ちょっとほっとしております。
よく分からないのですが,若手を育てるには清治さん的教育法というのも有りなのでしょうか?
でも文楽って上手い,下手ではなく“情”を聴かせて欲しいというのが個人的意見です。

因みに私は津軽三味線のメッカ,弘前在住なのですが,津軽三味線の連れ弾きはまるでジャズのセッションの即興演奏のようで確かに闘っていますよね。
でもやはり唄わてこそ本物の演奏者だと地元のその筋の方たちはおっしゃいます。
今,エレキギター感覚で演奏なさる方が多いですが,こちらに来て本物を聴いていたく感動しとことを思い出しました。
..2008/02/18(月) 16:35  No.1052




闘う三味線  ..ルネ     
 
  昨年から話題になっているテレビ番組「闘う三味線」について、思うことがあるので書かせていただきます。

まず、清治さんの技術や音はすばらしいと認めたうえで、それでもあれはちがうんではないかと違和感を抱きました。
いろいろな人の感想を見ると、その真剣な闘いに感動したとあるのですが、なんだか変だと思うのです。
そもそも、なぜ三味線が大夫と闘わなくてはならないのでしょう。

わたしが錦糸さんのお話をうかがって文楽三味線というものを理解したというバイアスもあるのかもしれません。
それでも、清治さんの三味線は我が強すぎると思うのです。

錦糸さんは大夫と三味線を、ピッチャーとキャッチーにたとえられました。
優秀なキャッチャーは確かにピッチャーをリードして試合をつくります。でもそのときに、ピッチャーの性格や癖を無視して、自分が計画して理想と考える試合運びのみを強引に押し進めると、ピッチャーをつぶすことになります。
清治さんの三味線はそんなキャッチャーのように見えました。

優秀なキャッチーは、ピッチャーの癖や体力や持ち球、つまり長所と短所のすべて知りつくし、それらを考慮して、そのうえでピッチャーが気持ちよく投げられるよう計算してリードしながら、自分の思い通りの試合をつくりあげていくものではないでしょうか。
同じように、いかにして大夫の最高の語りをひきだせるかを考え、そのうえで曲をつくりあげ自分の音を聞かせるのが文楽三味線だと思うのです。
それはやはり一種の闘いではあるでしょうが、あの番組のように自分のやりたいことをぶつけて真っ向から挑む闘いとは別物のように思えます。

自分の三味線のみを究極まで追求したいならば、極端な話、津軽三味線のような形態をとればいいのではないでしょうか。
津軽三味線二台の連れ弾きならば、互いに思うことをぶつけあって闘うのもありだと思います。

大夫あっての義太夫です。三味線は欠くべからざる要素ではありますが、あくまで主役は大夫のはず。
もし三味線が闘わなくてはならない相手があるならば、それは自分自身なのではないでしょうか。
..2008/02/16(土) 12:52  No.1051




ようこそ!  ..喜美子     
 
  ミセス・シャーロキアン様には、はるばるお越しいただきましたのですね。
ありがとうございました。
昨日、錦糸は帰路、東梅田の駅で見知らぬ男の方に「今度、文楽劇場に行って聴きます!」と声をかけられたそうです。
NHKホールにお越しのお客様だったのでしょう。
ぜひ、今度は文楽劇場へおいでくださいね!

ところで、
本日私は、24年も大阪に暮らしながら、初めて水都大阪の水上バスに乗りました。
雪の舞う寒さゆえか、ほとんど貸し切り状態で、東京から来た友人と二人で橋めぐりを愉しみました。
浄瑠璃でなじみの天神橋、難波橋、京橋も、落語で聞いた栴檀木橋、一つずつ地図で確かめながら、節分の日の橋づくし、いい時間でした。
野崎参りの船もこの淀川を登っていったのですものね。
淀屋橋の船着場から降りて、栴檀木橋を渡り、中ノ島公会堂へ。

栴檀木は今も橋の袂にあります。今ちょうどに大きく張った枝先から薄黄色い実をたくさんに落としていました。
これをプランターに埋めておいたら、芽が出るかしら?栴檀は二葉より芳し、の香りを楽しめましょうか? と二三粒を拾い帰りました。
この諺の栴檀は、白檀のことで、私が拾った実は栴檀(別名・おうち)で香りはないのでしょうかねえ。
今、この諺を辞書で調べていた錦糸が出典は太平記、と隣の部屋から云っています。
とりとめもなし。とにかく、言葉の裏の歴史が面白い!

..2008/02/03(日) 22:21  No.1050





  




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