おしゃべり広場
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常駐スタッフ   管理人  ルネ
非常駐スタッフ 錦糸夫人 喜美子様

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奥庭狐火の三人出遣い  ..タンゴ     
 
  (失礼)
三人出遣いでは左、足遣いさんの視線の先を見るのも楽しみしています。
..2008/09/24(水) 17:48  No.1079




清十郎さんの八重垣姫  ..タンゴ     
 
  十種香の段の八重垣姫の遣い方で、今回の清十郎さんは、これまで見慣れていた簑助さんとで一目で判る大きな違いがありました。最初の部分、一間の障子が開いた時の、八重垣姫の向きです。簑助さんは絵像を向いたまま、客席に背を向けたままで芝居をしていましたが、今回は上手側を向いていました。そして、姫の前には経机が置いてありました。姫が坐っている位置も、簑助さんは絵像のすぐ前(その前には同じく経机がありましたが)、舞台の奥の方でしたが、今回は手摺近くでした。清十郎さんに伺うと、先代がそのように遣っておられたからだとのこと。この一つをみても、遣い方にいろいろあると判り面白く舞台を楽しみました。イアホンガイドではこの部分の解説はなかったので、アンケートでこの芸の伝承を解説しないことを強く批判しました。
..2008/09/24(水) 17:44  No.1078




9月公演  ..ルネ     
 
  9月公演、20日に第一部に行ってきました。
その前に、錦糸さんの解説を聞きました。
堀川猿回しに関する、聞きどころなど。
「そりゃきこえませぬ伝兵衛さん」を流行させましょう、とか(笑)。

錦糸さんの解説は、東京女子大学同窓会観劇会の一環なのですが、今回同窓会より、現役の学生さんを3人招待していました。
こうして若い人たちにも文楽に関心をもってもらおうという、よい試みだと思います。
ついでながら今回はわたしの友人も、(それほど若くはありませんが)文楽ははじめてという友達を連れてきました。

そういう意味で、今月の第一部は、はじめての人にも楽しめる、わかりやすい、楽しい舞台だったと思います。
猿やら狐やらが出てきてかわいいですし、心中物は筋が明解。襲名披露のあとは、華やかな八重垣姫。
毎回わかりやすい楽しいばかりでも偏ってしまって困りますが、こういうときにはじめての人をどんどん連れてきたいですね。

切り場語りふたりによる猿回しの段。
わたしは住師匠のおっかけなので、プログラムの都合から綱大夫師匠を聞いたのは一年ぶりくらいになるのですが、以前と比べてずいぶん老けこまれたのに驚きました。
住師匠もときどきお歳を感じさせることがあるのですが、それでもまだお元気そうで安心して聴いていられます。
切り場語りはどんどん高齢化しています。それを追いかける中堅の大夫さんたち、がんばってほしいです。

襲名披露につづいて、廿四孝。
清十郎さん襲名で、簑助さん、文雀さんが花を添え、一門がずらりとそろった華やかなものとなりました。
奥庭では、顔出しの勘十郎さんが左手にはいります。
ここで思わず苦笑。主役のはずの清十郎さんより勘十郎さんのほうが目立つというか(^^;)花があるというか(^^;)。
いえいえ、清十郎さんはこれからの人です。今後のご活躍を期待します。

..2008/09/22(月) 20:38  No.1077




大阪、夏の文楽から  ..ルルーシュ [URL]     
 
  先週の土曜日、文楽の夏公演に行ったルルーシュです。第三部の「国言詢音頭」この演目は七年前に観たことがあります、内容ゆえにあまりかかることがないんですね、前回の「競伊勢物語」も同様、マイナーという分類に入るんでしょうね。今回「国言」は大川の段からほとばしる緊張感が感じられます。また、「五人切の段」、文字久大夫師匠のライトな語りから住大夫師匠のヘビーな語りへ切り替わりが良いですよ。あの問題のシーンで胡弓の音が鳴るのも、物語のスリルを加速させてくれます。最後の舞台に雨、心に残ります。マイナーだけど「国言詢音頭」はマイフェイバリットな演目です。
..2008/07/29(火) 22:43  No.1076




素浄瑠璃の会  ..ミセス・シャーロキアン     
 
  けなすのは楽しくないけれど
ルネさまがお書きくださいましたとおり
あの「熊谷陣屋」はあんまりだと思いました。

聴いていられなくなってほとんど寝ちゃいました。
でも寝ちゃってもうけたと思ってしまうほどの出来だったと思います。

住大夫さんの浄瑠璃は
名演出家のいる舞台のようです。
役者さんたちもそれぞれの役を演じ
舞台もきちんと出来ている。
錦糸さんの三味線もきっちりとその舞台を支えている。

残念ながら熊谷陣屋では
陣屋も見えなければ
誰が熊谷なのか、相模なのか、
どこに高札があるのか
いっこうに見えてきません。

どうしてなんでしょうかねえ。


喜美子様の@の件、確かにあのバサバサは気になりますね。
字幕が付くとあれは避けられますね。

Aの時間の件ですが
今回はとにかく「熊谷陣屋」が長かった!
3種類違った演目が聴けるのはうれしいですが
確かにもう少し短いほうが
集中力が続くと思います・・・って
初めの演目で眠っちゃって言うのもなんですが。

..2008/07/14(月) 23:52  No.1075




いろいろ・・・  ..喜美子     
 
  JMさん、はじめまして。
落語家さんのお名前が出ていましたが、確かに錦糸は落語が好きの少年だったようです。
圓生師匠もよく聴いていましたが、志ん生師匠のテープのほうが断然コレクションとしては多かったし、よくよく聴いていました。
志ん朝師の名前が出たのは、名誉なことです。

さてさて、7月5日土曜日の素浄瑠璃の会、無事に終りました。
毎年、切符の売れ行きが気になるのですが、今年も補助席の出る盛況ぶりで、嬉しいかぎりです。

この会の後、お聴きになられた方々からいろいろにご意見が寄せられました中で、二つばかり気になることがありました。
 
その@。字幕スーパーをつけて欲しい!という意見。
初めて素浄瑠璃においでの方でした。毎公演、文楽は御覧ですから、てっきり字幕があると思っていた!と。
ひたすら耳を澄ませて聴いていて、途中幾度もバサッ、バサッと床本をめくる音がするので、どれほど興を削がれたことか!
床本ばかりを見ているから、ページをめくる音がするわけで、一体みんな何を見ているのかしら?
現代人は、認識、理解に多く視覚に頼っているのだから、これから、新しいお客様をと願うのなら、ぜひとも字幕を!というご意見でした。

そのA。 時間が長すぎる。東京は一番か、二番の演目立。映画にしても、一般演劇にしても、2〜3時間が常識的。初心者にはたまげる4時間近い上演は、なんとかならんかね?

こんな内容をお聞きしました。
久しぶりに劇場に行きましたら、劇場周辺の環境も変わって、歩いていて楽しい劇場プロムナード、というわけにはいかないのが、哀しいかぎり。
大阪市の条例では、商業地区と指定されているので、出店業種の規制がができないのだそうです。環境保全地区にでも指定してもらい、大阪の芝居文化の歴史を繋いでいって欲しいものです。

劇場にお越しに皆様、いかが感想をおもちですか?
@Aについて、また、劇場のありようや環境について、お考えあらばお聞かせください。
..2008/07/13(日) 13:26  No.1074




素浄瑠璃と松竹座  ..ルネ     
 
  7月5日の素浄瑠璃の会に行ってきました。

最初は咲大夫さんの熊谷。
え〜と、なんというか、ちょっとひどいんじゃないでしょうか。
いつも咲大夫さんにはわりと辛口のわたしですが、いつもの「騒々しい」とか「語り分けが……」という以前の、なんか集中力が感じられませんでした。
だいたいからして、何度か中腰になってすわりなおして姿勢を変えるって、どういうことでしょうか。
正面にすわった素浄瑠璃では、とってもみっともなかったです(床ならいいってわけでもないですけど)

そして住師匠の上田村。
ここんとこ、素浄瑠璃のたびに、語りはじめが重く、ノリが悪く感じられます。
お年がお年なだけに、大丈夫かなと心配になるのですが、すぐに調子をあげてくるので、そんなものは杞憂だと安堵します。
でもやはりお年を考えると、特に集中力や体力が本公演とはケタ違いだろう素浄瑠璃では、あまり大きなものは今後聞けなくなるのでしょう。
そういう意味では、上田村はあまり激しい場面もないので、ハラハラ感もなく安心してしっとりと心地よく聞かせていただくことができました。


せっかく帰省したのですから、この期を逃さず、松竹座まで遠征してきました。
今月の仁左さまは、二日前に聴いたばかりの熊谷。
いや〜、これが同じ話かというほどの入魂の演技でした。

騒ぐ女たちを静めながら、敦盛の最後を語りながら、でも実は自分の息子を殺してきたところなんだよね、いったいどういう気持ちでいるんだろうと、さまざまなことを考えさせる熊谷でした。
そして最後の花道。
万感の思いをこめた「十六年はひと昔」。仁左さまの頬にひと筋光るモノが。
う〜ん、毎日全力投球なのでしょう。
しっかりと泣いてきました。
..2008/07/11(金) 23:18  No.1073




いらせられませ  ..ルネ     
 
  JMさま
はじめまして、ようこそ広場へ。
清治さんの批判を書いたわたしが言うのもなんですが(^^;)、人の受けとり方や好みはさまざまです。
みなさんがご自分なりの意見を書いてくださるのは大歓迎です。

たしかに錦糸さんと清治さんの三味線は対極にありますよね。
それで、錦糸サイトをひらいているわたしルネが錦糸さん贔屓なのは、これはもう当然のことと諦めていただけるとありがたいです(笑)。


..2008/07/11(金) 22:32  No.1072




はじめまして  ..JM     
 
  ROMってばかりでしたが初めて書き込みさせていただきます。最近「人間国宝ふたり」と「闘う三味線」のDVDを何回も観てます。清治師の「芸の真髄」公演は生で観ましたがあの感動を思い返しています。錦糸師の三味線も絶品でしたね。
 個人的に今後の文楽ファン拡大を図るためには映像メディアの更なる活用が必須と思っています。実際、僕の周りでも「闘う三味線」を観て初めて劇場に行ったという人がいました。いずれは文楽もネットで動画配信されるのでしょうが、まずはDVDがどれだけ売り上げを伸ばせるかが重要な気がしていて、最近このDVDをやたらと周りに推薦しています。きっと、うざがられていることでしょう…
 僕は錦糸師の技術に裏打ちされた情のある三味線も、清治師のツッコミのある三味線も大好きです。掲示板でも清治師批判があったので擁護させてもらえれば清治師も大夫と三味線がピッチャーとキャッチャーのようなものというのは重々承知してらっしゃると思います。実際、番組の中でも清治師は「良い大夫の横には必ず良い三味線弾きが居るはずだ、良い三味線弾きの横には必ず良い大夫が居るはずだ」と仰っていますし、本当に最後まで相手のことを考えない闘いをしていたらあのような素晴らしい公演にはならなかったと思うのです。僕の独断的理解ですが清治師のやらんとされていることは「最初から大夫のことばかり考えていたら三味線だけでなく、結局は大夫の芸も小さくしてしまう可能性がある。それはそれで破綻の無い芸かもしれないが、狂気と正気の一瞬の狭間で生まれるような、観る者を戦慄させるような至高の芸は生まれてこない。やはり大夫と三味線は全力でぶつかってその中で至高の芸を目指すべきだ」ということではないでしょうか?例が適切か分かりませんが、ちょうど山城少掾師と清六師のように。
 清治師を観ていると落語の円生師を思い出します。師もアンチには情に欠けると言われましたがその芸は絶品でした。錦糸師は志ん朝師かな、技術も情も華もあって。
 長文、失礼しました。
..2008/07/08(火) 20:53  No.1071




サミット  ..七味唐辛子     
 
  昨日のNHKのニュースで、G8財務相会合の歓迎レセプションの様子が報道されました。
額賀財務大臣、橋本知事、平松市長、などが映像に映って、画面は三番叟の人形を持った、勘十郎、玉女、の両氏。ついで三味線を弾く錦糸さんが大写しになって、大きく口を開けて語る千歳大夫さん。

大阪の象徴ということになると、文楽を持ち上げてくださる。けど、改革の大鉈振り下ろすという橋本知事、伝統文化は大事にしてくださいよ! 
なんだか、彼の改革路線に危うさを覚えてならない、古典芸能愛好者の私です。
..2008/06/14(土) 14:13  No.1070





  




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