Title: 出産報告・36週死産後の出産
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もう7年も前になります・・・。私が最初の子供を36週で体内死亡というかたちで亡くしてしまってから。
その日のことは今でも夢に出てくる事があります。いつもの定期健診でエコーを見ていた先生から「心臓が動いていない・・・早く処置を」といわれ一瞬頭が真っ白になって目が覚める、これが本当に夢ならばどんなにいいかと何度も何度も思いました。もちろん自分を何万回も責めました。あの時無理をしていなければ・・・とか何度も考えました。
死んでいる子供を出産しなければならない辛さ、そして元気な赤ちゃんを抱いたお母さんと一緒に入院しなければならないむなしさ、本当に言葉ではいえない気持ちでいっぱいでした。結局、その時の主人とはその事が原因で喧嘩がたえなくなり離婚しました。その頃の私にはもう楽しい人生はやってこないとそんな風にばかり考えている後ろ向きな毎日だったのです。
しかし、時が私を癒してくれました。時間という優しさで忘れる事は無理だとしても少しずつ、少しずつ私のかたくなな気持ちをほぐしてくれたのです。今は経験した者にしかわからない貴重な体験をさせてもらったと亡くなってしまった子供には感謝しています。私はこの事で他人に対して優しくできるようになった気がするからです。
現在、私は再婚し元気な女の子を無事出産しました。初めての子育てはわからない事も多くて大変ですが、楽しい毎日です。いつか子供にもお兄ちゃんがいたんだよって教えてあげたいと思っています。
今、苦しんでいるお母さん。苦しいでしょう。悲しいでしょう。どうかいっぱい泣いてあげてください。そしてあなたは何も悪くないんです。だってその子の為にこうして泣く事ができるんですから。きっと天国でわかっていますよ、自分のために泣いてくれるお母さんのことを。そして元気をだしてください。いつか赤ちゃんは産まれてきます、あなたの元にきっといつか・・・。
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