Title: 妊娠報告・2度の流産後の妊娠
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私は2度の流産経験があります。2度目流産のときは、「もう、自分は子供が産めないのではないか?」と思いました。1度の流産なら偶然の不幸で、よくあることと諦められたのですが、2度続けて流産したので悲しみ、やる気の無い日々を送り、流産したことを思い出しては泣き、なんで自分が流産したのか責め、夫には八つ当たりしたりしました。
2度流産してからは、赤ちゃんは欲しかったものの、また妊娠して流産するのが怖かったです。しかし、産婦人科に行き流産した原因を検査したところ、何も悪いところはないことがわかりました。先生は次の妊娠を勧めましたが、私は怖かったので今度はゆっくりでいいかなと思いました。産婦人科で流産しやすい人のための薬と漢方薬を服用して、今度はゆっくり妊娠を待とうと思っていました。
しかし、やはり「早く赤ちゃんが欲しい」という思いが出てきて迷いました。欲しいけれど流産するのは怖いという葛藤とで、泣いたり今度こそは赤ちゃんに会いたいという希望とで混乱したり、不安定な状態を過ごしていました。・・・でも、やっぱり赤ちゃんに早く会いたいという気持ちが勝り、それに今度は薬や漢方薬も服用しているのだから大丈夫と言い聞かせ、妊娠を目指しました。主人には、不安定な気持ちになり責めたり当たったりとしてしまいました。それでも、何にも言わず支えてくれたことに感謝しています。
2度目の流産後、4ヵ月後に妊娠できました。嬉しかったけど不安もいっぱいでした。しかし、3度目の妊娠は今まで聞けなかった心拍も聞けたこともあり、「今度こそ大丈夫」と自分に言い聞かせ信じて頑張ろうと思いました。
その結果今、娘は7ヶ月になりこの体験談を書くことができました。体験談を書こうと思ったのは、私も流産してからいろいろなネットのサイトで流産のことを調べたり、掲示板を見たり書き込みしたりして励まされたからです。今度は私が誰かの励ましになれたらと思いました。
私は流産したことは悲しみ、とても辛かったです。でも、流産したことによって「命の大切さ、尊さ」を身をもって実感しました。命って誕生するまでとっても大変だってこと、流産するまでは分りませんでした。妊娠したら当たり前のように出産できるものだとばかり思ってました。できるなら流産したくなかったけど、自分におきたことの全ては無意味なことなんてないと思います。流産したからこそ尚一層、うまれてきてくれた我が子を愛しいと思い、うまれてきてくれてありがとうと思えます。
流産して早く赤ちゃんに会いたい人に言います。「諦めないで」、怖かったり悲しかったりすると思うけどそれを勇気に変えてください。赤ちゃんに会えると信じれる勇気に・・・ (掲載日:2005/3/22)
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