Title: 中国情報5月号
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【週刊・中国情報:2011/05/16】 ■ 北京・上海間高速鉄道、6月末開通! 中国鉄道部によると、北京〜上海を結ぶ京滬高速鉄道は、鉄道部の計画に基づきすでに各設備のテ スト・調整が基本的に完了しており、5月11日より試運転に入り、6月末には正式に開通するという。 これに伴い6月1日より、全国の高速鉄道でチケット購入実名制が導入される。 鉄道部は今後、電話でのチケット予約・クレジットカードでのチケット購入の普及に力を入れるほか、オ ンラインチケット購入・高速鉄道のチケット購入実名制を急ぎ推進し、鉄道カスタマーサービスセンター の空席照会サービスを完備していく。 北京では5月12日より、高速鉄道チケットの予約で「実名制」が導入される。 中国鉄道産業の「第12次五ヵ年計画」目標 (1)新規鉄道の建設規模: 3万キロ (2)全国の鉄道営業キロ: 約12万キロ (3)高速鉄道の総延長: 約4.5万キロ (4)西部地区の鉄道総延長: 約5万キロ (5)投資額: 2兆8千億元。 ■ 中国の自動車台数、世界の半数に! AP通信が伝えたところによると、2020年までに中国の自動車販売台数が世界の自動車販売台数の 半数以上を占め、中国は北米を超えて世界最大の自動車販売市場となると予測している。 中国自動車工業協会が発表したデータによると、2010年の中国新車販売台数は1806万台で、米 国の1160万台を大きく上回った。 同協会は2020年の中国新車販売台数を4千万台と予測。 昨年中国での販売台数、ベンツ:147700台(前年比115%増)・BMW:183300台(前年比87% 増)・アウディ:227900台(前年比43%増)だった。 ■ 人民元対ドルレート、今後10年内に2倍! 中国の経済規模は現在5兆8000億ドルで、米国は14兆ドルだ。 JP モルガン・チェース・アジア太平洋地区の龔総経理は、「10年以内に人民元の対米ドルレートは少 なくとも2倍に上昇し、中国経済は10年足らずで米国を超えて世界一の経済国になる可能性がある」 との見解を示した。 龔総経理の仮設 中国の国内総生産(GDP)が毎年8%成長すれば、9年後の2020年に中国の経済規模は12兆ドル に達する。米国の現在の経済規模は14兆ドルで、毎年3%成長したとすれば2020年後は18兆ドル になり、中国はまだ米国に追いつかない。 ところが、今後10年以内で人民元の対ドルレートは少なくとも2倍に上昇するという現実的な仮説を用 いると、中国の経済規模は米国を超える。 人民元の上昇は中国がネックを乗り越えられるかどうか、すなわち今後10年の発展において、中国に さらに多くの独自知的財産権を有するブランド・技術・資源などがあるかどうかで決まる。 これらのネックを乗り越えることができれば、中国経済の持続可能な発展は保証され、中国は2倍以 上の元上昇圧力に耐え、経済規模を2倍にして米国に追いつくことができるという。
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