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一度描いたネタの更新絵は基本的にサイト表紙に載せないから、一見沈黙が続いているが、作業は続行中。 今はツ700形とツ400形を手掛けているが、やはり大正〜昭和初期の車両は考証作業に手こずるね。
棚付きに改造後のツ400形は、2種類の形式図があるのだけど、ツ400〜786号車が元フワ30000形改のツワ22720形とツワ22100形が種車。 ツ787〜945号車が元ワフ20500形改のツワ22850形が種車。
元車の改造両数は、ツワ22720形=初期ツ400形は130両。ツワ22100形(ツ700形)は87両。ツワ22850形(ツ700形)は163両。 ツ400形(棚付き)になったのは上記3形式から廃車を4両抜いた376両との事だから、形式図に記入された945号車に170両ほど不足している。
最初、ツ530〜699号車は欠番で、ツ700改造分は車号を変えずにツ400形に編入したのかとも思ったが、写真を見るとツ700形改造車(引戸レールが特徴)が普通にツ602号車とか名乗っている。
で、ツ541号車の写真を見ると、元フワ30000形と分かるのだが、前後位が逆になっている・・・。 前後逆といえば豚積車だよな・・・。
というわけで、ツ400形の製作数は通説の375両ないし376両ではなく、形式図通り546両いたんじゃないか?との考えが強くなっているが・・・。
まあいいや。 貨車の絵の解説には、こんなこと書いてもしょうがない。 ただ、ある程度 理論詰めしておかないと、詳しい絵を描けないんだよね。 やっぱ大正時代は難しいや。
..2019/04/30(火) 00:13 No.280
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