『瓦礫の街』読みました。
投稿者: 柴見
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2005/04/20(水) 11:03 No. 358 |
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日記では訳の分からない迸りの駄文にレスを返して頂きありがとうございました(笑)。今までは時間がなく、気にはなっていたけど読めなかった『瓦礫の街』を読ませてきただきました。
気がつけば一気に20以上ある話を読んでしまいました。あまり集中力がない方の僕にとって、特にweb小説ではすごく珍しい事です。どんどんと引き込まれる話でした。 何よりも、キャラクターの配置が…というか、構成が上手い、と感じました。 小説を書く上で現代物ならば世界観の説明は特にしなくても何となしに分かってしまうのですけどそうでない異世界の話を書こうとなると、どうしてもその『説明』をどこかに入れなければ、となります。これがいかにも『剣と魔法の世界』というジャンルであれば魔法とかエルフとかいう、『ファンタジー』の世界の記号をどこかに出せば、読者は「ああ、これは『剣と魔法の世界』なんだ」と理解してくれるのですが、そうでない場合の世界観の説明となるとどうしたものか…と僕はよく悩んでしまいます。 『それ』をどこかで感じさせる一文を(それこそ魔法やエルフのように)記号で、さりげなく日常の場面として描写すればある程度は流せるんですけどどうしてもそこだけいかにも『説明』的な一場面になってしまう、という事が往々にありました。それは大抵、物語の流れを悪くしてしまうことが多いのですけど…。 この『瓦礫の街』ではそれがまったく感じられませんでした。 メインは主人公のセラという女の子の話であって、世界観の説明のための話ではない。しかしそれを読者に想像させる仕組みがいたるところに配置され、ストーリーが進むにつれ徐々に解きほぐされ、または感じさせる構成になっているからかなぁと思いました。 セラの住む町の環境、おかれた立場、そしてディーという青年の登場で明かされる『戦況』。ほとんど断片的な情報だけが飛び交っているだけなのに読者はこの世界がどんな世界か想像することができる…会話の中や、取り巻く環境、人々の様子、それらをセラの心情と共に違和感なく描かれ、なおかつメインである彼女の心情描写も書かれている…いや、すごいなこれはと感服しました。 むしろこの世界観でアンソロジーとかやったら面白いんじゃないか、というほどでした。というか、書きたいです。主に僕が(笑)。過去起こった戦争がどんなものだったのか、まだ続いている紛争ではどういう事が起こっているのか、そこにいる人たちはどんな風にディーのような兵士を思っているのか…などなど妄想がどんどん膨らんでいってきたり。ああ書きたい(笑)。 あと痛烈に感じたのは、この作品の中にある『差別感』。これも世界観を構築するものの一つになっているのですけど、戦後の日本の在日韓国人の方たちの様子を思い出しました。少し前映画化された『血と骨』という作品も、戦後の荒れ果てた日本の大阪、多数の在日韓国、朝鮮人の人たちが住む集落での話なのですが、『差別』というものは必ずどこかで『生まれなければ』いけないんじゃないか、と思ったり。何かを憎みさげすむことで、理不尽な現実に対する憤りをぶつけられるものを見つけないとつぶされてしまうから…そんなものを、セラやディーを取り囲む人たちの中に見つけました。 その中で一人、自分の存在を否定することなく『居続ける』事を選んだディーの背中(特に負傷した子供を乗せた荷車を押していくシーンが印象的でした)はとてもかっこよく、そしてその後救えなかった、とうなだれた彼がとても人間らしく、それでも『居続ける』と歩いていく姿がやはり格好よかったです。この後どうなるのか…眼が離せません。モニターを凝視します(物理的には離そう)。がんばれディー!格好いいぞディー!
あと個人的なことなんですけど…今構想段階でしかないのですが、投稿用に書いている作品の中、どう世界観を読者に伝えるかという点で悩んでいたのですが、この『瓦礫の街』を読んでなんとなく先に進めるような気がしました。キャラの立ち位置、というものの仕組みのお手本を見せてもらったような気がします。ありがとうございました。 続きを楽しみにしています。がんばってください! だらだらと長文、失礼いたしました…では。
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| 投稿者: 柴見 ..2005/04/20(水) 11:06 No.359 |
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主人公の名前、セアなのにセラとかって書いてる!も、申し訳ないです…すいません…
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| 投稿者: 桔京双葉 ..2005/04/20(水) 23:54 No.360 |
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こんにちわ、柴見さん! 『瓦礫の街」を読んで下さったんですね!! とてもとても嬉しいです。 しかも、こんなにも心を込めた感想を頂けて、何度も何度も読み返してしまいました。 余りに嬉しかったので、上手くお返事を書かせて頂けるかどうか、実際には一抹の不安さえ覚える程ですが、とにかく本当に有難うございました。 柴見さんとはずっとずっと長い間、一方的にですが、大切なお友達でいさせて頂いている気持ちでいましたし、先日は日記に書き込んで下さって、本当に本当に嬉しかったです! 何時も心を込めて、丁寧に接して下さって、本当にお優しい方だとつくづく感じています。 それから本題なのですが、『瓦礫の街』はかなり長くなっていますが、読んで下さって有難うございました。 本当に大感激です。 主人公の名前の事など気にしないで下さい! そんな事はもう問題にならないような書き込みを下さって、正直言って本当に嬉しいという、そういう気持ちばかりです。 主題からしても、とっつきにくい系統だと、自分でもそうつくづく感じている為に、それでも読んで下さっただけでも嬉しいんですが、書いて下さった言葉のひとつひとつが本当に嬉しくて泣きそうになってしまいました。 ファンタジーを名乗りながら、「確かに『異世界』ではあるだろうけれど、これは本当にファンタジーと言ってもいいのだろうか」と思ったりしていたのですが、それでも、とにかく自分自身が心から書きたい世界観で書き続けていられたら……という感覚だけで書いてきたのですが、まさかここまでのお言葉を頂けるとは思ってもおらず、恐縮してしまいます。 勿体無い程で自分には部相応にすら感じられました。 特にああいった世界観は、好きな方と嫌いな方に分かれると思いますし……。 話の内容も世界観も、本当に自分が単に書きたいものを書こうという事を突き詰めてしまっているだけで、反面、それが単に独り善がりになっていやしないかと考えてしまったり……そんな事を何時も考えます。 そんな小説を、世界観だけにとどまる事無く、主人公達やその他の要素にまで、深く目を向けて下さって、本当に嬉しかったです。 それ程丁寧に読んで下さる方がいて下さった……それだけでも、私がネットで小説というものを書いてきた事に対する、特別な財産だと思えます。 不意のきっかけから柴見さんとは懇意にして頂いていましたが、不思議なご縁にとても感謝しています。 それだけにとどまらず、今回下さった書き込みでは『瓦礫の街』の中にある、全ての要素と言っても良いようなものを全て並べて下さって、そのひとつひとつを拾い上げて下さるようなお言葉にとても励まされました。 そういうのをどれをとってみても、そういう方とお友達でいられる私は自分がとても幸せなんだと、つくづく思えました。
それから、「世界観をそのまま使ったアンソロジー」とのお言葉にはびっくりしてしまいました。 柴見さんも創作活動をしておられますので、きっと同じお気持ちを抱いておられる事と思いますが、そういう、自分が生み出したものから派生したような何らかのものが存在するとしたなら、それは勿論ずっと叶わないような憧れのようなものでは有りますが……そういう存在は創作を続ける人間にとっては最も嬉しい事柄に当たるのではないか、と思います。 本当に到底叶いそうもない、手の届かない憧れのようなものではありますが……。 ですから、今回はそう言って頂けただけでも本当に嬉しくて堪らなくなりました。
それから確かに風景だったり、世界観の描写は難しいですよね。 説明的な部分が無いと、読み手の方にはまるで伝わらない反面、逆にその部分を書くと説明的文章が延々と続いたり……。 設定を説明するのはどうしても必要になってくるので、私も常々その難しさを感じています。 柴見さんは投稿用の原稿を書いておられるという事で、それはネットでは公開されないのでしょうか? 是非読ませて頂きたいです。 柴見さんのお書きになる作品は、とても素敵ですし……! 実は今、柴見さんが書いて下さった感想のおかげで、ずっと浮かれっぱなしでして、全然感激した気持ちが薄らいでいかないです。 それどころか、本当に書いて下さったお言葉を何度も何度も(しつこいですが)読ませて頂いています。 本当に本当に有難うございました。 これからも末永く何卒よろしくお願い致します!
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| 投稿者: 柴見 ..2005/04/21(木) 18:26 No.361 |
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こんにちわ、柴見です。 そこまで言われると恐縮してしまうのですが(笑)、僕はただ単純に、読んだだけじゃそれこそいても立ってもいられず掲示板にお邪魔しただけなので…。それほどのものだった、という事なんです。 仕事の関係とかで中々ネットも出来ず、小説が更新されても読む暇がなく、日記だけの拝見という事が多かったです。その中でリンクに関する話題の時、「ああこりゃウチも切られたかなぁ…まあ女々しいけど一応見てみるか…ってウチ残ってるじゃんお姉さまぁぁぁああ!!」と興奮のあまり椅子のスプリングを激しく上下運動させて喜んでいました。端から見ればただの怪奇現象なんですけど、それこそうれしかったです。 メールをチェックするのにメッセにログインしたとき双葉さんがいらっしゃって「ああ、お話したいけど今日はもう精も根も疲れ果ててて…」とやむなく取り込み中にしたりと、どんどん距離が開き忘れられてるんじゃないかしらと心配していただけに、うれしいです。むしろこちらから感謝の言葉を言わせていただきたいです。ありがとうございます。
『異世界』というか、ファンタジーを書く上で世界観の説明というのは導入部分にかかっているといっても過言じゃないでしょう。そういう意味で、貧困と化し職に群がる群衆というあの空気は充分に世界観を説明…感じ取らせる導入場面でした。職に困っている、そして小さな噂だけでもそこまで人が集まってくる劣悪な環境、そして何故そうなったかという想像をさせる背景が含まれていました。解説役が主人公の側にいたというのも大きいでしょう。 書きたいものを書く時、または「うおお、こういうのがやりたいんじゃー」ゲージがフルになってどうしようもなく迸ってしまったとき(…もっと別の言い方あるだろうが俺)、はたと振り返ると自分の書いたものを客観視出来ない部分にまで作者がのめりこんでしまう、という事は往々にしてあると思います、というか僕がその典型です(笑)。常にその不安って付き纏いますね…。そういうときに役に立ってくれるのが解説を担ってくれるキャラ、または事件などのイベントだったりします。今回ではユウザなど、セアの周りにいる人たちがそれとなしに彩っていたので(しかもストーリーの進行に支障をきたさないようさりげなく。ここがすげえと思いました)。 独り善がりといえば言葉は悪いんですけど、僕はそれでいいと思います。この「書きたいんじゃ」パワーがないと、出発も出来ませんから。昔の偉い人はこういいました。「まず道に出てから迷ってみよう」と。うちのじいちゃんですが。天然の方向音痴でした(笑)。 今や『ファンタジー』のカテゴライズすらあやふやに成る程細分化したジャンルですが(笑)、やはり仕切り線は『現代物』と『そうでないもの』の一本線なのかもしれませんね…。複雑。
アンソロジーはやはりそう思われますか!ああ、共感…。僕は目指すところ、「読んでくれる人が同じ世界観で自分ならどうする」といった遊びを考えてくれるような作品を目標にしているだけあって、うれしいです。やりたいですよ、『瓦礫』アンソロジー。この世界で書きたいテーマがもう読んでくる端からぼこぼこ出てくるもので(笑)。今妄想が出来上がっているものは、かつて行われた『戦争』の風景。人扱いされない兵士たち、その中で戦う姿、思い…みたいなのを書きたいなぁとか勝手に思っています。聞き流してください…。
あと、影響を受けている作家さんたちのこともあり、僕は説明とか風景描写に結構力を入れてしまう…というかそれが好きなんで(笑)常々どう自然に世界観、舞台説明をするか…と悩んでいます。投稿用のものもそれのため書いては消し書いては消し… そんなものを読んでいただきたいなんて…これこそうれしいです!そこまでほめてくださたって何もでませんよ!せいぜい椅子のスプリングを激しく上下させるだけで(やめましょう)!冗談ともかく、それだけですごく励みになります。ありがとうございます(そのうち、読みきり短編のような形でプロトタイプをサイトには上げるつもりではいます)。 これからも応援しております。こちらこそ、末永いお付き合いなにとぞお願いいたします。僕自身には、特に誇れる能力とかあったりしないんですけど、出会った人たちだけは誇れるんです。本当に、感謝。
なんかまとまりのないものになってしまいましたけど、こちらもうれしかったものでつい勢いだけが…お恥ずかしい…しゅん…(塩菜のようにしなだれる
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| 投稿者: 桔京双葉 ..2005/04/21(木) 23:38 No.362 |
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こんにちわ、柴見さん! 書き込み有難うございます。 その節は、リンクの件ではご心配をおかけして申し訳ありませんでした。 まさかあの日記まで読んで下さっていたとは……(汗) 一度、仲良くして下さった方の事は、ご恩を感じる人間なので忘れるわけがありませんでした。 むしろ私の方がロムさせて頂いているだけでしたので、忘れられているんじゃないかとさえ思いました。 ネットの世界では、ホームページというものが24時間営業のコンビニみたいなもので、何時でも見る側にとっては開きっぱなしなので、余計に感じてしまうんでしょうが、それをやっている側の裏側の、管理人としては色々とあったりするわけで、常にコンタクトを取れる状況にあるかというと、そういう訳にもいきませんし……。 そういう事が身をもって充分に分かっていましたので、長い目で見させて頂きたいと思っていました。 私は結構サイト運営に関してもそうですが、年単位で考えたりもするので、そんなに頻繁に御連絡を頂けなくとも、今はきっとお忙しいのだから、それでもまたきっと時間が空いたときにはまた楽しくお話させて頂ける筈……と感じていました。 繋がりが簡単に切れるように感じれなかったのは、きっとそれまでに色々とお話させて頂いていたせいですね。 だから、特に何の連絡をしていなくても「きっとそうなる」と思えたのだと思います。 それを肯定するに、充分なものを頂いていたんだと思います。 だから余計に日記に書いて下さった時は、私が自分で長い間そう思っていた事が間違って無かったのだと思え、とても嬉しかったです。 時間が空いた時にここに来て、何か書きたいと思って下さったお気持ちが嬉しかったんです、本当に。 そういう人と人との繋がりをネットであろうと感じられる事って余り無いと思うので余計に……です。 おじいさんの話に笑ってしまったのですが、とりあえず考えるよりも先に書けそうなものを書いてしまう自分には、とても心に響く言葉でした。 それから、アンソロジーの話はそのお言葉を書いて頂いただけで、昨日からかなり元気になってしまっています。 言葉自体がまさに青天の霹靂な状態(笑) 俄然、世間の人々からすると、無駄な程に元気になってきてしまっているような気がします! 本当に本当に有難うございます! こちらこそ、本当にこれからもよろしくお願い致します!
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