新章瓦礫の街読ませていただきました。
投稿者: 柴見
|
2005/07/17(日) 20:53 No. 390 |
| |
こんにちわ、おひさです。梅雨が終わり本格的に暑くなって まいりました。体調を崩しやすい時期ですので、お体には気を つけてくださいまし。ゆっくりと休むこともまた、何をするに しても大切な事ですから。
瓦礫の街読ませていただきました。新章突入、ここから書か れていく日常がいとおしくてたまらないです。特にディーが何 だか可愛い(笑)。ぶっきらぼうに接してみたりうまく言葉を 伝えきれなかったり鐘を延々と鳴らし続けたりとかなり不器用 だけど彼なりにがんばっているんだなというのが見て取れて、 とても幸せな気持ちになれます。徐々にほころんでいくセアの 心情描写も読んでいてくすぐるものがあり、読み終わった後は 幸福感に包まれます。 そして何より、やはり世界観描写というのがよかったです。 朝の仕事の始まりである鐘の音の描写、説明から始まりそれを 媒介としてセアたちの世界の朝を表現し、続けてそれをきっか けにしてディーとの心のつながりに持って行く場面はとてもス ムーズですっと読むことができました。毎度毎度、この構成力 にはうならされます。うらやましい。 今後どうなるのかとても気になります。このまま徐々に幸せ な光景が続いていくのか…とも思いますが、二章のタイトルが 『命の代償』と、さりげなく何か危うげな雰囲気を醸しだして いるだけに少し怖かったり…第二章に入ってから、この瓦礫の 街の脳内テーマ曲がCoccoになりました(ちなみにメインテーマ 曲が『ウナイ』で挿入曲が『SATIE』です。笑)
『嘘つきと竜』も読ませていただきました。ファンタジーノ ベル…ではなく現代小説のような生々しさと虚無感を漂わせる お話でした。崩れていく博物館の中ぽつんと竜を見上げる主人 公の絵が頭の中に残っています。全体的に淡々とし、流れゆく 時の中を静かに見守っていく…そんな感じでした。ただもう少 しこの奇妙な竜が具体的に絡んでいけたならよかったかな、と 思いました。全体的なアンチテーゼとして、アクセントとして 残すにはもう少し『竜』という種族について詳しく、この世界 観なりの説明があれば、『奇妙な竜』の存在がもう少し浮かび でてくるのでは…と思いました。少し、唐突な感じを受けてし まったので…。この奇妙な竜が見たものは何だったのか、余韻 を残すラストだっただけに主人公にとってどう特別で、そして 世界からもどう特別で、変わった存在だったのか…掘り下げて 書いた中編小説を読みたいなぁ、と思いました。
まただらだら長々と書いてしまいました。ちょっとまとまら なかった部分がありますけど(笑)またお邪魔させていただけ たらうれしいです。それでは…
|
|
|
|
| 投稿者: 桔京双葉 ..2005/07/18(月) 23:56 No.391 |
| |
こんにちわ、柴見様。 何時も何時も本当に有難うございます! 梅雨明けで、直射日光も最近凄い事になっていますよね、本当に。 暫く、多少サイトを、最近休んだりしていたのですが、メッセージを下さって本当に嬉しいです。 しかも「瓦礫の街」に関しては、ずっとお付き合い下さいまして、本当に感激です。 第2章に入ってからというもの、「どうなんだろう」と色々な部分で自分として漠然と思ってしまう部分がありまして(話が変わってきたところやらで、やっぱり、時間を置いてみても、例えば数年後などのような単位で一旦、後で読み返さない事には、どうしても主観でしか見られない気がして)実は何時も小心者なので、日記などにはあえて強がって書かないのですが、かなり不安な部分があったりしまして、その反面、今回、とても嬉しいお言葉を幾つも頂いてしまい、やはり恐縮するばかりです。 特に世界観を気に入って下さっているとのお言葉も、前々からかなり嬉しかったんですが、その部分にも私自身、とても有り難いなぁと心から感じてしまいます。 何も持たないし、けれどその分、不器用で無垢に感じられるそういう風景の中にいると、人間も生き物として、本当に一番大切なものを失わないでいられるような気がしていまして……。 自分の日常をふと振り返ると、たくさんの物で溢れた中で生きているのに、必要なものはそう多くないんですよね。つくづく、無駄なものが多いな、と。 しかも、柴見さんの脳内テーマ(笑)がCoccoとは……!(泣) 「瓦礫の街」は何時も彼女の歌を聴きながら、実は書いていたので(いや、素晴らしいあの歌に到底、どう考えても見合わないと思うので、恐ろしいので余り大きい声で言うのが憚られるのですが)何だか感激してしまいました。 『クムイウタ』を出してきて、何回も聴き返してしまった程です。
それから、『嘘つきと竜』も読んで下さり、有難うございます。 何時も思うのですが、柴見さんのご指摘は本編の文章の中には全くと言っていい程に書いていない部分に、何故かピンポイントで気が付いて下さるので、かなり驚いてしまうのですが(既に驚愕の域)実はあの小説は、最初、中編程度の長さになるものとして、計画していたんです(汗) それが「瓦礫の街」が暫く終りそうにも無いことや、「海の旋律」も放置しておいたままだという現実的な後ろめたさから、HDDの中で、中途半端に半年くらい眠ったままになっていたので、このままの状態もなんだかな……と感じ、仕方ないので苦肉の策で文章の構成をいじって無理矢理短編に縮めたという……(滝汗)言わば草案がそのまま、みたいなとんでもない状態に近いのかもしれません(汗) でもラストに余韻を感じて頂けたとの事で、また時間がある時に、もう少し長いものに書き換えれば、種になっている主題としてはこのままで書いても大丈夫で、そこからもっと良くなる可能性があると言って頂けたようで、とても嬉しいです。(アイデアの時点で、後から読み返すと全然駄目なものも多いので) それにしても相変わらず、柴見さんは本当に読みが深いです。 「な、何で分かったんですか?! 」と、心底、愕然としてしまいました(笑) それでは本当に有難うございました。 何時も何時も本当に感激です。 これからも末永く宜しくお願い致します!
|
|
|