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[387]   める      2007/02/22(木) 11:49
 やっぱりわかりません
[返信] [引用]
 


花粉にクラス1MHCがないとすると、免疫は何を基準にして、自己と非自己を分けてるのですか?
体に悪さをする細菌、ウィルスを非自己と認識するのに腸内で悪さをする悪玉菌はなぜ非自己として排除されないのですか?
その基準って何なのですか?
教えてください。

 
[388]   管理人 [URL]      2007/02/22(木) 23:06
 Re:やっぱりわかりません
[引用]
 


めるさん
花粉などは一つの蛋白分子であって、その中のアミノ酸配列の一部を人間側が認識します。花粉は蛋白質の分子であって、その中で一部のアミノ酸配列が認識されるのです。
花粉に限らず、全ての異物はこうして認識されます。自己蛋白の分子はやはり認識されるのですが、この配列は自分だな、ときちんと解釈できるので自分を攻撃しません。ここの解釈が出来なくなった病気が、自己免疫疾患です。これは自分が自分であると認識できなくなってしまい、自分で自分を痛めつけてしまうのです。
人間の免疫反応は巧妙で、自分の蛋白配列と他人や異物をしっかりと見分けているのです。
また、人の体の中で特に腸の中では腸内免疫というのが働いています。ここでは悪玉菌が増えるのを防いでいますよ。だから、悪玉菌は知らないうちに排除されています。


 
[389]   める      2007/02/23(金) 10:05
 わかりました
[引用]
 


ありがとうございます。蛋白分子ですね、免疫の基準は。

ただ悪玉菌は抑制はされても、細菌やウィルスのように非自己として完全に排除されないのはなぜなのでしょうか?自己ってことですか?


 
[390]   管理人 [URL]      2007/02/23(金) 16:16
 Re:やっぱりわかりません
[引用]
 


めるさん
細菌もウイルスも100%排除されるわけではありません。
来ては排除され・・・・を繰り返しています。
悪玉菌はこれらよりも体内に増えて存在している確率が高いだけで、基本は同じです。また、自分に役立つやつもいるので、ただまとめて悪玉菌と言ってしまうわけには行かないのでした。そこまで行くと、かなり詳しい話になってしまいますが。役立つやつは体内で存在できるということですね。










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