[428] 芦田宏直 2007/06/26(火) 22:27
多発性硬化症と視神経脊髄炎
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初めまして。
素人の私には、たいへん役に立つブログで、今日見付けて、思わず書き込んでしまいました。よろしくお願いします。
家内が長い間、多発性硬化症と診断されていましたが、アクアポリン4抗体が陽性と出て、視神経脊髄炎(=デビィック病)と診断が変更されました。
視神経脊髄炎はベータフェロン治療がむしろ症状を悪化させるとも言われており、むしろ血液浄化法が効果があると言われています。
私の家内は、2年間続けたベータフェロンでかなり症状が悪化してしまい歩けなくなりました(2年間で再発を14回くり返しました)。炎症は脊髄(のみ)に集中しています。
視神経脊髄炎では、ベータフェロンが効かない、むしろ悪化させる、あるいは血液浄化法(あるいは免疫抑制剤)の方が効果があるというのは、視神経脊髄炎が液性免疫と関係があったり、多発性硬化症が細胞性免疫と関係がある(どこかでそんなことが書いてあったのを思い出したのですが)ことと何か関係があるのでしょうか。
お忙しいでしょうが、ぜひ教えてください。
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[429] 管理人 [URL] 2007/06/28(木) 12:12
Re:多発性硬化症と視神経脊髄炎
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芦田様 書き込みありがとうございます。奥様、ご心配ですね。 まず、視神経脊髄炎は多発性硬化症の一種となり、まったく別の病気ではありません。多発性硬化症はさまざまな症状を起こすことで知られています。ただ、その症状によって対処法を変えないといけないのは事実です。 これはゆっくりと説明してあげたいと思いますので、土日の時間があるときに説明いいたしますね。 とりあえず簡単なことを言いますと、この疾患の場合、血清中の抗体を効率よくなくしてあげないといけません。このためには血漿交換が早いということです。ただ、それでも100%ということではないのも事実ですね。 免疫抑制剤は抗体産生能を抑えます。なので効くということになります。 とりあえずここまでにしておきますね。 また詳しくは後ほど説明いたします。 お大事になさってください。
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[430] 芦田宏直 2007/06/28(木) 16:38
Re:多発性硬化症と視神経脊髄炎
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ありがとうございます。
お忙しいのに、突然で申し訳ありません。私が特に知りたいのは、液性免疫、細胞性免疫と、ベータフェロンの効き方との関わりです。
私の家内の場合、(デビック病であったにもかかわらず)ベータフェロンを無理して打ち続けたのが、結局、悪化要因の一番大きなものになりました。
同じ自己免疫疾患でも、ベータフェロンの効能が質的に異なるということなのでしょうが、日本型MSと言われる視神経脊髄型MSの約30%〜40%が、実はデビック病だと言われています。
それと知らずにベータフェロンを打ち続けている患者が日本にはまだまだたくさんいると思います。
ベータフェロンは、液性免疫自己疾患に関わると言われているデビック病に対して、どのように“効かない”のか、それを知りたいと思っています。
私の勝手な推測では、ベータフェロンは細胞性免疫自己疾患にしか効かない、デビック病は液性免疫自己疾患と勝手に思いこんでいるのですが、そのあたりを知りたいと思っています。
数々のサイトを見てきましたが、「やよいわーるど」の免疫論は、わたしにとっては最大の救いでした。特に「細胞性免疫と液性免疫」というタイトルを見たときには小躍りしたくらいです。
お忙しいようですが、土日に期待します(でも無理をされないように)。
ちなみに、私のブログも紹介しておきます(http://ashida.sakura.ne.jp/blog/)。すべて実名です(あやしいものではありません)。
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[431] 管理人 [URL] 2007/07/02(月) 11:33
Re:多発性硬化症と視神経脊髄炎
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芦田様 土日、忙しくてできませんでした、すいません・・・ 今日、明日中に免疫のところに上げますね。 更新履歴でわかるようにします。 遅くなって申し訳ないです。
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[432] 芦田宏直 2007/07/02(月) 15:50
Re:多発性硬化症と視神経脊髄炎
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ご迷惑をおかけします。気長に待ちます。
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[433] 管理人 [URL] 2007/07/03(火) 22:09
Re:多発性硬化症と視神経脊髄炎
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芦田様 免疫のところにあげましたのでご覧下さいね。
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[434] 芦田宏直 2007/07/08(日) 03:08
Re:多発性硬化症と視神経脊髄炎
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読ませて頂きました。
インターフェロンの使用法については、昨年の12月あたりから厚労省の薬事班が動き始めて、増悪例についての告知をどうすべきか、動き始めたようです。日本シエーリング社(バイエル社)もやっとそれを認めて、年内には、タミフルのような注意書きの指導を受けるようです。
もともと多発性硬化症なんて、日本には存在しない、という東大系の神経内科の先生達からすれば(この病気に関しては、東と西の戦いとも言える亀裂があります)、ベータフェロンなんて幻想そのものだったといえば言えるかもしれません。「日本型MS」という命名そのものが学問的にはあやしい命名ですから。ただし、製薬会社から多額の助成金を得ている先生達はなかななか言いづらいのでしょう。
私が知りたいのは、AQP4抗体と血液浄化法という治療との関係です。さらに液性免疫と細胞性免疫との関係です。
家内の脊髄炎は、血液吸着が、かなり効きます。抗体値が数値的にも下がります。
ベータフェロン、および血液浄化法は、AQP4抗体に対してどんな関係にあるのでしょうか。そのことと液性免疫、細胞性免疫との関係はどうなっているのでしょうか。
また時間があればお願いします。
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[435] 管理人 [URL] 2007/07/10(火) 12:11
Re:多発性硬化症と視神経脊髄炎
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こんにちわ。 血液浄化と抗体に関しては、抗体の分子量が大きいのでフィルターをかけてなくす、というようなものなんです。引っかかってくるんですね。血漿交換などでもともと抗体のないものに置き換えるというのもあります。 免疫に関して、自己免疫疾患とこの辺はTh17という研究レベルの話しまで行くようになるので、ちょっとやさしく噛み砕いてみますね。 今週は忙しいので、週末までお待ちくださいね。
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[436] 管理人 [URL] 2007/07/13(金) 13:08
Re:多発性硬化症と視神経脊髄炎
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芦田様 今週末にアップでできそうなのでアップしますね。
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[437] 管理人 [URL] 2007/07/17(火) 21:10
Re:多発性硬化症と視神経脊髄炎
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芦田様 一応アップしてあります。
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