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今年のbestに"TIDELAND"を追加したいと思います。あれれ、確かジム・ジャームッシュの"BROKEN FLOWERS"じゃなかったっけ？。いやそのですね、全然タイプの違う映画ですから、、、。
誰にも面白いとはいえません。濃いです。日本では”ROSE IN TIDELAND"というタイトル。つまりこの映画は多分。現代のメルヘンじゃないのでしょうか。僕は何の予備知識も、映画評論も読まないので詳しい事は何も知らないのですが、登場人物のキャラクター設定やストーリーを考えるとそうとしか思えません。絵本やディズニーのように明るい楽しい面と、程ほどの悲惨さや暗さで仕上げられたきれいなメルヘンでなく（それもいいのですが）、笑ってしまうほどのエゲツナサ＝darkな面やドギツサ＝をきっちり描いた、つまりは現世認識が根底にあるのではと思いました。
健康で元気な時に見てみたら？。そうそう”デリカテッセン”とか好きなら問題なくみれるかな？。”未来世紀ブラジル”の監督テリー・ギリアムですね。主演の女の子が良くやるよ。どんな演技指導したのか見てみたい。
一番関心するのは監督が徹底的に妥協してない（そんなことは無いと思うけど、少なくとも妥協の部分が少ない）事。ここまで貫徹出来る事にうらやましさを憶えます。またそんな映画を作れる環境があることに驚きですね。あ、ビヨークの”DANCER IN THE DARK"が好きだった人にもお勧めかも。あれは本当にスッキリ判りやすいストーリの新感覚musicalでしたが。（何せたまに気が向いたときにしか映画見ない人間の言う事だからいい加減）。
時間が経つ程に色々と思いついて、久しぶりに見たいモノを見た感じがしました。満足。
ところで僕のLIVEは土曜日8時からですよ。この映画と比べればとても親しみやすいと思います。是非来てね。
ではでは。
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