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[61]   管理人 [URL]      2005/08/31(水) 12:22
 あおままさんより質問
[返信] [引用]
 


はじめまして。
一歳半の娘が 一切の頃から保育園に通い始めたとたん 何度も高熱を繰り返し、心配になってこの間大きな病院で検査してもらいました。その時も熱がありました。血液検査の結果 白血球と炎症値の増加以外にig-Aの数値をしてきされました。状態が良くなってから再検査をするらしいのですが、22という値は問題がありますか?ig-A欠損の疑いがあるとのこと・・。どういう病気ですか??

 
[62]   管理人 [URL]      2005/08/31(水) 12:22
 Re:あおままさんより質問
[引用]
 


あおままさん、こんばんわ。
お子様、心配ですね。IgA欠損症の疑いがあるわけですね。22は確かに正常ではありません。しかし、IgA欠損であるとしたらIgG欠損症などよりもずっと感染しにくいはずです。IgGとかIgAというのは免疫グロブリンという、人を感染から守る血清中の蛋白質の一つです。主に感染から守るのに役に立っているのがIgGとIgMなんですよ。これらが欠損している患者さん:無ガンマグロブリン血症という病気の患者さんもいます。こちらの方が症状は重いです。IgA欠損症だとすると、一番大事なIgGとかIgMは正常値なのだと思います。どちらにしても、先天性の免疫不全症の一種の病気です。IgA欠損症はあまり臨床的にも問題になることが無く、基本的には無症状であることが多いんですよ。しかし感染を起こしやすいとしたらIgG2と言われるものも低下しているのかもしれないですね。低ガンマグロブリン血症を併発しているかどうか、しっかりと調べて下さい。合併しやすいので。この場合は感染を起こしやすくなります。精査をする必要がありますね。でも、命に関わることはないので、その辺は御安心下さい。育てていくうえで、風邪をひきやすい、高熱を出しやすい、などがあると思います。風邪はひかせないように気をつけないといけないかもしれません。でも今は良い薬がありますので医師にしっかりと相談して下さいね。IgA欠損症である場合、それによって命が、ということは絶対にないです。しかし、何かで”免疫グロブリン製剤”を治療に使ったり、もしくは輸血をするようなことがあったりした場合に、それらの中に入っているIgAにアレルギーを起こしてアナフィラキシーショックと言われる状態になる事があります。これは命取りとなるので、大人になっても輸血、イムノグロブリン製剤などを使う治療を受けるようなことになったときには、必ずIgA欠損症であることを告げ、アナフィラキシーの可能性を医師に申告して下さい。その場合はIgAを除いたようなものを治療に用いると思います。IgA欠損症だけであれば、そこだけ気をつけていることで特に問題にはならないと思います。
いろいろ御心配だと思います。何かあったら、また御相談下さいね。


 
[63]   おくままさん [URL]      2005/08/31(水) 12:23
 Re:あおままさんより質問
[引用]
 


差し出がましい様ですが、お邪魔させて下さい。
あおままさん、はじめまして。
10歳になる私の娘は、管理人さんがおっしゃっている「先天性(原発性)免疫不全症候群IgG2低値症」という病気で難病認定をいただいております。
生後8ヶ月から保育園に入園し、1歳半から肺炎を繰り返し、2歳半で病名が確定しました。
生後半年を過ぎてから、例えば顔に爪があたり、表面はキズが無いようにみえても数日後には化膿し、完治まで1ヶ月かかったり、蚊に刺されて化膿したり、結膜炎と中耳炎を繰り返したり、風邪をひくとだらだらと喘息症状が続き、高熱が出たりしておりました。
3ヶ月間に3度も肺炎による入退院を繰り返していたので、さすがにこれはなんかありそうだと、徹底的に検査(保険適用外も有り)し、ようやく解ったのは半年後で、IgG2の値がゼロに近い値だったそうです。幸いにも薬がよく効く体質だったようで、殺菌剤として抗生物質(エリスロ)を服用していれば、全く健康な子供と変わらない生活が出来ており、さらに年を追うごとにIgG2の値も少しずつ上昇し、グロブリンの補充を一度も行うことなく8年が過ぎました。
最初は、初めて聞く病名でパニックになってしまうかもしれませんが、確定してしまった訳でもありませんので、ご心配でしょうがここは踏ん張りどころです。でも万が一病名が確定してしまったら、早めに病院の「医療相談室」か近くの「保健所」に相談し、難病もしくは小児慢性疾患の手続きを取った方がいいと思います。
出しゃばってすみません。


 
[64]   管理人 [URL]      2005/08/31(水) 12:23
 Re:あおままさんより質問
[引用]
 


管理人様・おくママ様 どうもありがとうございます。娘は胎内にいるときから 子宮内胎児発達遅延ということで 妊娠9ヶ月のころから入院。ほぼ予定日に出産しましたが2106gの低出生体重時でした。生後三ヶ月の頃に心雑音があるということで 受診したら 心房中核欠損症ということで小さくはありますが、心臓の壁に2ミリほどの穴があいていました。しかし経過が順調で一歳のエコー検査でその穴も塞がったということを聞き、一安心していました。一歳の頃から保育園に通い始め、病気がちになりました。母乳もその頃やめていたので、このホームページを見て もっとやっておけばよかったかもしれないと思っています。いろいろな事があったので、どうしてもよその家庭より心配してしまうのかも知れません。職場では神経質なようにとらえられているようで立場が弱くなっています。しかし母親の義務だと思って一番に心配してやらなくてはと思っています。
実はこのメールは実家の父のパソコンからです。わたしはパソコンを持っていませんから・・・。こないだ受診した実家の近くの病院に再受診するために訪れていました。もしもはっきりと病名を告げられたときに対応できるように病気のことを調べていました。結果は幸いながら Tg-A欠損症ではないでしょうとの事でした。こないだの受診後先生自身も病気のことを調べられた様子と、うちの娘の病気の治り具合を見ての判断のようでした。しかし やはり正常な値ではないので今後の状態も三ヶ月ごとに見ていただけるそうです。Tg-Gの値も調べていただいて まだ結果は出ていませんが、前向きに考えています。胎内にいるときから正常な状態とはいいがたかった娘の 今までの生命力と強運を信じています。管理人様・おくママ様 不安な私を力づけてくださり 本当にありがとう。またお邪魔します。


 
[65]   管理人 [URL]      2005/08/31(水) 12:23
 Re:あおままさんより質問
[引用]
 


あおままさん、こんにちわ。
欠損症でなくて良かったですね。ただ、一つの病院だけではなくてセカンドオピニオンをとっておいたほうが良いですよ。それで大丈夫であれば確実なので。
もしかしたら低ガンマグロブリン血症では??とも思います。他の検査値とかがわからないので何とも言えませんが、これだったら問題無く大きくなりますよ。ただ、風邪とかケガとかには気をつけないと、ですが、大きくなるにしたがってIgGも
IgAも増えてきますので、身体は丈夫になっていきます。心配でしょうが、なによりも前向きに進んで下さいね!!なにかあったらまたいらして下さいね。










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