北斗の墓について、Tさんからメールをいただき、ご教示いただきました。 以下、その概要です。
・清文堂発行の『北海道の研究7』という本に、 北斗の墓標を見たという人の話がある。
・見事な彫刻が施された股木の墓標とあるので、 北斗はアイヌプリで土葬されたのではなないか。
・土葬されたのであれば、現在もそのままである 可能性は低いので、改葬時に無縁仏になったのかも しれない。
ということでした。 Tさん、ありがとうございます。
なるほど、「アイヌプリ」で土葬されたということは、これまで考えたことがなかったのですが、 あれだけ民族の文化に誇りを持っていた北斗ですから、 彼自身、そういう希望を持っていたかもしれないですね。
それに、北斗の父の甚作や、兄梅太郎はアイヌの文化や 儀式によく通じていたようで、北斗の死後にも彼らが行った儀式の記録が残っています。 ですから、実際アイヌプリで北斗を送ることは可能だったのではないかと推測します。
十分ありえますね。
| |