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「海紅」投句板

自由律俳句結社「海紅」の投句板です。同人以外の方もどうぞご利用下さい。
海紅Webには http://kaikoh-web.sakura.ne.jp/WordPress/ からどうぞ。

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 ■ 2022年6月26日(日) #02
   ++ 田中恭平    
[返信] [引用]

 

 
 レシートの束の厚さを見つめる

 夏風邪か確かにさいきん雨にふられた

 妻と語りあって私はにこにこ

 ひろくしようとした心に雑草

 ピノ下げて妻のいる家に帰る炎天下

 肌しろい妻にアイス、ピノわたす

 文学の毒がまわる樹々濃く燃える

 ポケットにマールボロ入れてどこまで行こう

 やめたくてやめられなくて煙草脳

 外に出てみる余熱におどろく

 草に一本ふれて胡坐してみた地

 十七時の時報鳴りじっと目をつぶる

 雲ほろほろと考えほろほろと

 失った時を求めて日記読む

 日曜の午後のさびしみに草抜く

 陽に告ぐ

 眼に青

 成すべきことできて筆置く


..2022/06/26(日) 17:08 No.844






 ■ 2022年6月25日(土)
   ++ 田中恭平    
[返信] [引用]

 

 小石を踏んで煙草の喫えるところまで

 陽の強い中妻とよく歩いた

 バスマット買って下げてかえりみち

 暑い日の冷房効かせたへやの至福

 ねこの匂いするベッドで眠る

 カレーライスも、夏も来ました

 句という詩のタネに至るアジサイ

 十年の日記を閲し夏蜜柑

 明日も小さな旅の、陽はつよいか

 無為のじかんが長いさるすべり

 露も天にかえる

 渡せなかった茶葉を嗅ぐ

 冷えて冴える

 噛んでここちよくある

 山が遠目濃くある

 詠みかえさない日記は無だ

 火に告ぐ

 妻眠り体育座り

 眠剤服し明日を待つ



..2022/06/25(土) 20:19 No.841

 ■ Re:2022年6月25日(土)    ++ 田中恭平     [引用]
 

 ×詠みかえさない日記は無だ

 〇読みかえさない日記は無だ


..2022/06/26(日) 16:48 No.843





 ■ 2022年6月26日(日)
   ++ 田中恭平    
[返信] [引用]

 

 
 目覚めて重たい体かよ

 冷えたへやトースト齧るふたり

 氷を舐めて煙草がまんしている

 鏡を眺め歌っている妻

 今日は曇り日のしかし陽はつよく

 ぶらぶらと遠く煙草を買いに出るところ

 荒らされた庭のようなこころ

 妻の好きな音楽を聞いている日曜日

 さらさらと風吹く六月の朝


..2022/06/26(日) 07:27 No.842






 ■ 2022年6月24日(金)
   ++ 田中恭平    
[返信] [引用]

 

 あざやかあじさいあめあがり

 ふりそうでふらない、雀が来ました

 父の眠り足らず心配になる朝

 くすりのように飲むアイスコーヒーブラック

 愚をのりこえて豊かな朝(あした)

 雨に濡れているすべり台に座る

 やさしくなりたい、水溜まり避けて歩く

 わからないことばかりの仕事、汗して

 日差しふりくる鳥啼きつづける


..2022/06/24(金) 13:42 No.840






 ■ 2022年6月23日(木)
   ++ 田中恭平    
[返信] [引用]

 

 
 雨さらさら猫は眠っている

 この道と決めた朝

 ブラックコーヒーで胃を洗っている

 事務所の固い椅子に座ります

 この朝も誰かの大切なひとひ、雨ふる

 気分下がりつつ靴下濡らしつつ

 とにかくコーヒーを飲む、元気になる

 樹々が濃くなる私は私がわからない
 
 帰ったなら古い日記を読みかえそう

 しろい花てんてんと咲きます

 教科書も読まず文学しとる

 明るんでそれでも雨はふりつづけ

 新しい家に戸惑っている

 芝生の上は鳥はゆっくり歩くのか

 親より貰った体大切にする夏の月

 自由詩は書き尽くした自由律俳句書きます

 辿りついてツクツクボーシ

 


..2022/06/23(木) 14:19 No.839











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