「海紅」投句板

「海紅」投句板

自由律俳句結社「海紅」の投句板です。同人以外の方もどうぞご利用下さい。
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■ ２０２２年７月１２日（火）
++ 田中恭平

入道雲だ、安倍晋三と悪人恭平と

しずくする数秒、口に煙を泳がしていた

妻は病院に向かいわたし昼飯どうする

もうおこずかいはない、檸檬水ばかり飲む

午前二時起きのもう眠りたい火曜日

蚊にくわれつつマクドナルドを眺めていた

ロシア、おそろしや　犯罪者を前線に送ると

眠らない眠れない身のショートホープか

戯言のしたたりが銃弾に変わるとか

冷やしても熱っぽい頭の昔の日記読む

夢への船出にも腹がへっては

氷に砂糖をふって舐めてみた

悩む身の南無阿弥陀仏の言を得ず　七月

無自覚な右翼であったか　悪人恭平は

墨富士の登山もせずにこの一生、か

疲れている　難しい句ばかり拾う

そのままをこのままに夏の雲

かなかな鳴かず雨ふるか　

..2022/07/12(火) 15:43 No.869

■ ２０２２年７月１１日（月）　その２
++ 田中恭平

[返信] [引用]

陽に焼かれつつ煙草を喫ってしまった

妻はシャワー浴びている、コーヒーを飲む

脳を落ち着ける書斎に物が多すぎる

書きつづける日々のここまで来た

とおく雲の中の山を想う

冷房効いた書斎は詩を作らしむ

窮屈なこころの或いは青空をのぞみ

落ち着けない荷物の多さふと断捨離を考え

暑さにつかれて足を投げだす

ひとりになりたい時もある身を放りだす

やっと落ち着けて木陰にガム噛む

陽の強さよ私は私を信じる

妻とキスすること文句が多い

コーヒーの氷のように消えた罪悪感

まだじぶんに甘く怠けていたい夏の午後

石鹸の匂いさせて妻が物書く

さびしいぞ、苛々して妻に語る

　

..2022/07/11(月) 14:21 No.868

■ ２０２２年７月１１日（月）
++ 田中恭平

[返信] [引用]

　
妻に起こされずじぶんで起きた

蝶も飛ばない夏の庭かな

すずしさ暗さのなかに身を置く

危険な暑さそれでも妻は外に出るという

代休のよく休むこと暑くもあれば

水にしたしくして朝終えた

よく働く妻を心配している

けさは同性愛の夢をみて・・・忘れちゃった

コーヒーにパン頂いてからテレビ消す

くすり服すにくすりぐちゃぐちゃ

追い詰められている　煙草を買っちゃった

戻れば階段を拭いている妻

妻とシャワー浴びてにこにこ

妻が不思議な踊りしてにこにこ

コーヒー飲み終えてさびしくあれば句作する

雲は皆ながれきって南無阿弥陀仏

妻の濡れた髪の黒さ

..2022/07/11(月) 09:10 No.867

■ ２０２２年７月１０日（日）　その３
++ 田中恭平

[返信] [引用]

よく野菜頂いていつでもありがたい

疲れた身を横たえて冴えた目で

物書けば眠れるだろうかペンをとり

曇って七時となれば闇ふかくなる夏

ほろほろと体を疲れにまかせ

計画はあちらこちらへ煙草喫う

妻は寝てしまってひとりの書斎である

夏風邪ひいたか錠剤二錠服して眠ろう

難しい句ばかりできる、疲れておれば

水になりたくて水飲む愚かさ

ふたり生活しておれば愚痴の先はひとり

あくびする椅子をギシギシさせながら

よく肌焼いてぎりぎり耐えられる夏である

麦藁帽子置いたまま手紙を出しに行きました

或いはのぞむことをやめて寝てしまうよ

明日も休日の、さえずりに起きたいよ

陽に酔う

..2022/07/10(日) 19:29 No.866

■ ２０２２年７月１０日（日）その２
++ 田中恭平

[返信] [引用]

　
　話してほっとする浴室にさす光り

　疲れている緑濃く燃えているような樹

　昨日の疲れの檸檬水を飲む

..2022/07/10(日) 17:54 No.865