両国予備校掲示板
ここは両国予備校で学んだ元生徒など、両国関係者向けの掲示板です。テーマは限定しておりませんが、管理人としては、「職場・大学でのちょっとした話題」、「旅行中のエピソード」、「最近感動した本・映画・テレビ番組」といった内容を希望します。ただ、とくに女性の場合、住所など個人情報をもらす発言はトラブルを招きますので、ご注意下さい（むろん東京出身とか、東京在住などという書き方は問題ありません）。同級生の進路、就職先などを勝手に書くのも、プライバシーにふれますので、ご遠慮下さい。同級生探しにご利用頂いてもかまいませんが、ご自身の情報を出さないと反応ないでしょうから、できる限り慎重に願います。
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なお、この掲示板では、「死ね！」とか、「金蔵……」とかいった語句の使用を禁じておりますので、ご承知おき下さい。
それでは有意義なご利用をお待ちしています。
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Ｅ．Ｍ 2005/09/29(木) 01:49
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私には小泉首相を支持している人の気持ちがよく分かりません。
インタビューに答える時に人を馬鹿にしたように笑う事がよくありますし、今日の国会で『民主党は今回大幅に議席数を減らしましたが、政権交代が出来るような党に発展することを期待しています』という発言は耳を疑いました。
郵政民営化に反対したら除名だとか、本会議の議長も副議長も自民党で独占したり、いじめのお手本を示しているように思えます。そして全ての行動のいいわけに、【国民の大きな支持を得て…】と言うのです。４日の総選挙のマニュファクチャーは郵政民営化だけでしたが、今回自民党に投票した人はその他の事に関しては公約がないのに、全ての案件で支持を得ているかのような小泉首相の思いこみで、勝手にされていいのですか？
正直私は選挙に興味がなくなりました。だって結局知名度さえあれば政治家になれるのですから。だったら、松嶋菜々子や木村拓哉といったひと達が政治家になっても大差ないと今回の選挙で思いました。
小泉首相を始め、自民党の魅力ってなんですか？
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| Re:小泉首相はなぜ人気なのですか？ |
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管理人 2005/09/29(木) 19:42
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政治家の評価というのは、たいへん難しい問題です。
さて、みなさんが図書館で歴史の本でも借りたとしましょうか。戦後の日本の政治家として最大の評価を受けているのは誰でしょうか？
まず、どの本も吉田茂をあげているはずです。
ところが、吉田氏の総理在任中、この人はマスコミにぼろくそに書かれていまして、やめたときなど、「ああ、せいせいした。あんな人の顔は二度と見たくない！」と誰もが言っていたのです。
その後、六十年安保闘争というのがありましたが、このときの岸総理はもっと悪口を言われました。
当時の学生はみんなデモに行きまして、「岸やめろ！」とシュプレヒコールをあげていたのです。
その「岸やめろ！」を、幼稚園の行き帰りで覚えて、自宅で披露したのが、安倍晋三。岸総理の孫です。
当時の岸はさんざん批判を浴びました。首相官邸に弟の佐藤栄作と籠城した岸は暗殺も覚悟したと言われています。
ところが、新聞の批判について尋ねられた岸は、「わしは新聞はスポーツ欄しか読まないからね」と答えたそうです。
岸は、「自分のやっていることは、五十年たたないとわからんだろう」と言っていたと聞きます。
つまり、岸は自分の評価は五十年後、百年後に必ず上がると確信があったのです。
その六十年安保からまだ五十年たっていませんけど、なるほど岸の評価はあがる一方です。
そして、その「世間の批判に負けず、信念を貫き通した政治家」の孫として、安倍晋三の人気がでていることは、みなさんご存じの通りです。
一方で、一時的にマスコミの寵児となった政治家の末路は哀れです。
たとえば、土井たか子。
彼女はあの消費税騒動のとき、「消費税の好きな人は自民党へ、消費税の嫌いな人は社会党へ投票してください」と訴えて、いわゆる大量のマドンナ候補を当選させます。
「税金が好きか嫌いか」を議論するのだったら、誰もが嫌いに決まっているので、たいへん汚い戦術ですが、こんな戦術をする人を当時のマスコミは誉め称えたのです。
土井たか子さんは、今回の選挙で落選したそうですが、あのときの「マドンナ旋風」はいったいなんだったんでしょうね。
さて、小泉さんについて書きたいことはたくさんありますが、ともかく少し歳をくうと、政治をそう単純に見なくなります。
歴史に評価される政治家は、たいてマスコミにはボロクソに言われ、土井たか子さんのように、マスコミにもてはやされた人は、歴史からは忘れ去られていくからです。
かつて田中総理のあとを引き継いだ三木総理は、「クリーン三木」（注 つまり金銭的に清潔だということ）と言われました。最近では、細川総理の就任のときは、記者を指す様子がかっこいいと話題になりましたが、どちらの政治家も既に忘れられて、「偉大な政治家だった」と懐かしむ人などいません。
政治家の評価はたいへん難しいのです。
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