Title: 【出産報告】化学流産、死産(無脳症)を経て
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結婚から一年と少し経った2004年の12月、姪っ子が生まれた直後、少量の出血を伴いながら、妊娠検査薬で初めて陽性反応が出ました。しかし、産婦人科で見たエコーのモニターには、赤ちゃんの影も形もありませんでした。結局数日後、化学流産と診断されてしまいました。
それから約1年後、また陽性反応。 前のときとは異なり、出血もなく、検査薬の反応もくっきりと出ました。思ったとおり、今度は胎嚢もちゃんとあり、晴れて妊娠。けれど、16週目の健診でその喜びはまた悲しみに変わりました。 『赤ちゃんの頭が小さい』何事もないことを祈り、次の日に再度検査を受けましたが、結果は無脳症。
今動いているこの赤ちゃんは、お腹の外では生きれない…。 そして19週0日の去年1月5日、初めての出産は、おめでとうの声も、産声もない静かで悲しい出産でした。
死産から半年、新しい仕事に就いて、気持ちも落ち着いた頃、再び妊娠がわかりました。この妊娠ももしかしてダメなんじゃないかと弱気になっていましたが、一番心配していた頭にも異常はなく、思った以上に順調に育ち、3月28日に元気な男の子を出産しました。長かったような短かったような日々でした。これからのわが子の成長がとても楽しみです。
たくさんの涙と支えをくれた、このサイトに出会えたことに本当に感謝しています。こういう経験をしたからこそ、わが子の大切さがよりわかるんじゃないかなと、今なら思えます。本当にありがとうございました。
そして今、一年前の私のように悲しみの底にいるママさんたち、辛いときはたくさん泣いてください。 でもいつかはその涙が喜びの涙になることを祈っています。
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