Title: 【出産報告】 多胎妊娠 一児死亡
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12月24日、病院で妊娠がわかりました。2週間後には双子だという事がわかり、とまどいながらも、とても嬉しかったことを覚えています。
最初に行った病院は個人病院だったので、総合病院を紹介してもらって2週間後に病院へいきました。その時も、その次も、何も異常はありませんでした。つわりはひどくて、何を食べても吐いてしまう状態でしたが、超音波でお腹の赤ちゃん達を見るたびに、頑張ろうという気持ちになりました。
5ヶ月に入った頃少しお腹が痛かったのですが、毎回病院に相談するたびに「子宮が大きくなっているから」と言われていたので、その為だなと思っていました。胎動もあったので気にしていませんでした。
いつもの検診で病院に行って、超音波で診てもらっているときに、二人の性別を尋ねると「ひとり目は男の子だね」といわれ、もうひとりの子を見ている途中に、先生が「むくんでいるね、ちょっと待ってて」と言いながら、部屋を出ていきました。 その時、私は何も分からずになんだろう?と思いながら待っていました。しばらくすると先生が戻ってきて「あっちの部屋で待っていて」といわれので、言われたとおりに待っていました。
しばらくすると呼ばれ「今日は一人ですか?落ち着いて聞いて下さい。超音波で見てもらった通り、一人の子がむくんでいてもう助かりません。もう一人は動いているので、今はこの子を助ける事を優先します。後で旦那さんと一緒に来て下さい。説明しますから」と言われ、夕方説明を受けました。
お腹の大きさと、一人が亡くなってしまって、今の状態では何が起きてもおかしくない状態だと言われました。「次の日から入院しなくてはならないものの、ここの病院ではそれ以上の処置ができない」とのことで、次の病院を探して見つかるまでの入院だと言われました。
運よくすぐに病院がみつかり、一時的に退院が認められました。次の病院で話を聞くと「一卵性だったら2人とも助かっていない」といわれ、運が良かったのか悪かったのか。しかし「状態はあまりよくないと」言われ、次の日から入院となりました。入院したおかげで9ヶ月まで育つ事が出来ました。
9ヶ月に入って促進剤をつかい、7月13日2350gの男の子と、約500gの男の子を出産しました。とても嬉しかったと同時に、悲しくなりました。小さな男の子はこの世に産まれる事はできなかったけれど、私達を守ってくれたんだなと思います。
最後に奇跡があります。 「一卵性では2人とも助からない」と言われていたのが、産まれてみると一卵性だったのです。きっと産まれるべくして産まれた命なんだなと思いました。
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