Title: 【出産報告】30週 原因不明の死産後の出産
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一昨年6月、長男を死産しました。30週、妊娠8ヶ月でした。 悪阻も終わり、順調だった妊娠生活。 ある朝胎動が全くないことに気付きました。 妊娠後期になると胎動が減るとはいえ、全くないのはおかしいと思い、昼休みに職場から掛かりつけの産婦人科へ電話をしました。 仕事をしていることにより気づかない事もあるので、夜になっても胎動が無いようでしたら、また連絡下さいとのこと。 その日の夕飯は全く味がしないぐらい不安でした。 全く胎動を感じなかったからです。
夜中になっても胎動がないので、再度病院に電話をしてみると、心配なら来てくださいと言われ、産婦人科へ行きました。 NSTを助産師が付けてくれたものの、心音がひろえず、先生によるエコーに変わりました。 先生は「ダメみたい」と一言。 心臓がえぐられるような、何とも言えない気持ちになり、沢山の思いが込み上げてきました。
翌日、陣痛促進剤による出産をしました。 泣かない我が子は本当に可愛いくて、涙が止まりませんでした。 死産宣告されてから一睡も眠れない日々が続きました。 死産した直後は絶望感が強く、食べ物も喉を通らず、何を励みに生きていけばいいのか、今までどうやって生きてきたのか分からなくなり、無気力でした。 しかし、周りの家族、友人、様々な人が心から寄り添ってくれたことにより、日に日に私の所にきてくれた命には意味があったんだ。とても素晴らしい経験をしたんだ。と思えるようになりました。
その後、前向きに子供を作りたいと思えるようになり、1年後の7月に妊娠がわかり、今年の3月末に元気な女の子を無事出産しました。 妊娠中は不安が強く、また同じようになってしまうんじゃないかとそればかり考えていたので、楽しい妊娠生活ではありませんでしたが、出産した瞬間は今まで生きてきた中で一番幸せで、何とも言えない感情でした。 こんな日が来てくれるとは思わなかったです。
死産し、絶望の中におられ、このサイトを見ている方がいると思います。 私もそうでしたが、また笑える日がきっときます。 今はたくさん泣いてください。またきっとお腹に帰ってきてくれます。
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