Title: 【出産報告】流産を経て
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2011年9月3日、私のお腹の中に新しい命が宿っている事がわかりました。その2日後産婦人科を受診し、赤ちゃんの袋が確認できました。胎芽、心拍と毎回の健診で順調に確認できました。 そして迎えた8週目の健診。今日も元気な心音が聞けるかな、終わったらエコーの写メを主人に送ってあげようと楽しみにエコー画面やわ見ていました。しかし、胎のうの中に赤ちゃんがいません。何度も見直して、一番底の方にようやく小さな我が子が見えました。しかし先生の表情は曇っています。見にくいので下から見てみましょう、そう言われ経膣エコーをしてもらい、我が子は確認できましたが心音が聞こえません。赤ちゃんは亡くなっていますね、信じられない言葉と光景でした。手術は想像を絶するもので、麻酔が完全に効かず子宮をかきまわされる痛みと感触、吸引される感触…痛い!痛い!と泣き叫んでいました。 周囲に妊娠出産が続き、何故私が、何で私だけと来る日も来る日も泣いて過ごしました。悪い夢ではないのか、そう思いました。主人に八つ当たりし、周囲の妊娠を妬み、自分の体が思うように回復しないことへの焦りと苛立ち、小さな我が子を失った絶望感と喪失感、とても辛い日々でした。生きている意味がないとさえ思いました。それから5ヶ月後、再び新しい命を授かる事ができ、切迫早産になりかけ絶対安静を余儀なくされたりと妊娠後期は大変でしたが、2012年10月17日、予定より3週間早い出産となりましたが、2896グラムの元気な男の子を産むことができました。
妊娠は奇跡です。そして元気な我が子を出産するということはもっともっと奇跡なのだと思います。 今悲しみに暮れている方々に、どうかどうか小さな命が舞い降りますように。夜は必ず明けます。
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