Title: 【出産報告】17週での前期破水後の出産
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なかなか第二子を授からず、2011年2月に妊娠がわかったときはとても嬉しかったです。 直後の震災、すぐに職場復帰もしたので、慌ただしい毎日の中、順調に出産するとしか、信じて疑いもしませんでした。
検診で卵巣が腫れていると言われ、MRIを撮ったところ、恐らく良性の腫瘍ではあるが安定期のうちに手術することを進められました。大きくなっていたため茎捻転する恐れがあったからです。 今まで手術をしたことがなかったので不安もありましたが、お腹の赤ちゃんのためにも決意しました。 16週で手術をして10日間の入院でした。 手術は成功して、術後も良好で明日退院という晩に、お腹のなかでパチンとはじける音がして破水しました。
何が何だかわからないうちに「残念だけど助からない」と先生に言われてようやく現実をみました。 原因も手術が関係したかも不明でした。 さっきまで胎動もあったのに、一晩たつと全く動かなくなっていました。
翌日、促進剤を入れて二番目の男の子を死産しました。 痛みも辛かったけど、泣かない我が子を見るのは本当に悲しかった。小さな手の平くらいの赤ちゃんだけど、全てできあがっていて見ためにはとても可愛くて、夫と病室で涙しました。 退院してから斎場で骨を拾うときも本当に辛かった。 小さな小さな骨がほんの少し残りました。それから骨壷を見ては毎日泣いて暮らしていました。
仕事に復帰してからは少し他のことを考えられる時間も出てきました。 そして、どうしてもまた赤ちゃんがみたいと思っていたころ、半年して妊娠が判明しました。
初期に出血があったり、張りがひどくて薬を飲みながらなんとか妊娠生活を乗り切り、2012年9月に私にとっては三男となる子を、3,248gで無事に出産しました。 何事もなく出産できることは本当に奇跡だと思いました。
今でもお空にかえった次男のことを忘れたことはありません。 現実にいる二人の男の子を懸命に育てて、いつかあなたにお母さんは会いに行きたいな。命の大切さを教えてくれてありがとう。怖がりなお母さんを一緒に手術頑張ってくれたんだね。お空から見守っていてください。
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