Title: 【妊娠報告】二度の流産を経て
|
|
上の子が2歳になる少し前の去年九月。 念願の二人目を妊娠しました。 検査薬を何本無駄にしてきたか分からない日々に、やっと終止符が打てると本当に嬉しかった。 陽性反応が出た次の日に受診したらまだ4週で何も映らず。 でもまさか自分が流産するなんてこれっぽっちも思ってなかった私は、余裕を持って次の受診を待ちました。 そしてその日。 袋と卵黄嚢を無事に確認し、だけど先生からは意外な言葉が。 『卵黄嚢が大き過ぎる。大抵この場合はダメになるケースが多いんだけど…。でも赤ちゃんいるし心臓も動いてるねぇ…』
言われてよく目を凝らせば僅か2ミリの赤ちゃんが見えました。 心臓の動きは私にはわかりませんでしたが、先生には見えてるみたいでした。心拍を確認出来れば流産の確率はぐっと減る。そう信じていた私は、不安を感じながらもまぁ大丈夫だろうと病院をあとにしました。 次は二週間後。 やっぱり長くて、不安で怖くて仕方ありませんでした。でもつわりが始まり、赤ちゃん元気なんだなって安心していた7週辺りでまさかの出血。次の日慌てて受診しました。手に汗を握りながら、モニターを見て背筋が凍ったのを今でも覚えています。4ミリの赤ちゃんが見えた。けどある筈の心拍がない。先生も何度も角度を変えながら見てくれてたけど、私はもういいからってモニターから目を外しました。 『残念だけど…。やっぱりダメだったね』 先生は私の気持ちの整理がついてからでいいと、手術を一週間後にしてくれました。 ですがそれまでに出血が酷くなり、腹痛はなかったものの沢山の大きな塊が流れ落ちていきました。もうだめだと病院に行き、まだ少し中に残ってるからと麻酔なしで子宮内から異物を掻き出されました。痛くて痛くて、終わっても着衣がやっとで立つ事が出来ずにそのまま車椅子でベッドに運ばれました。それから二週間は出血が続き、医師からは生理を一度見送ったら大丈夫だと告げられ、言われた通り一度の生理を待って避妊をやめました。すると直ぐにまた妊娠!こんなに早く?と流産から僅か二か月後の妊娠に実感がわかず、でも嬉しくて本当に叫びたくなる程でした。二度も流産なんてあり得ない。この子は絶対大丈夫!!信じて疑わなかった。でも…。 『赤ちゃんが見えない』 7週に入り、袋も3センチ以上あるのに中は空っぽ。枯死卵でした。その時は手術を受け、今年一月の事です。 続けての流産。 それから仕事も行けなくなり、主任に甘えて半年以上も休んでしまいました。仕事を再開したのは暑い日が続く七月。その頃には二人目を完全に諦めていて、一人いるからそれだけでも感謝しなきゃと前向きに考えるようになっていました。 妊娠なんて全く頭から抜け落ちていた今年九月。きっちり来ていた生理が二日遅れている。まさに女の勘だったのでしょうか。妊娠の二文字が頭を掠めました。直ぐに検査薬を購入。尿意を催すまでじっと我慢し、いざトイレへ!結果は。即反応で陽性!!トイレにくっついてきていた息子に思わず『あーちゃんいるよ!』と報告してしまいました。次に検査薬を片手にうたた寝している旦那のもとへ。
諦めていた筈の妊娠。 本当に半信半疑でした。でもこれを打っている今も私のお腹をポコポコ蹴っている可愛い我が子。やっと18週になりました。まだまだ不安は消えませんが、日に日に力強くなる胎動を感じながら、この子の生命力を信じていこうと思います。
|
|
|