Title: 【出産報告】11週稽留流産後の出産
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2009年4月末、初めての妊娠が判明。 その日は偶然にも主人の誕生日で、主人は「最高の誕生日プレゼントだ」と大喜びしていました。 しかし、一度も心音を聞くことのないまま稽留流産と診断され、6月5日に手術を受けました。
周囲からは、非常に冷静に見えたそうですが、病院で説明を受けている間も、診察台に乗って麻酔を打たれてる間も、なんだか夢でも見てるような、現実とは思えない感覚でした。
手術が終わり、安静にする時期も過ぎて日常生活に戻った私を待っていたのは、大きな喪失感、何をしても忘れることのできない悲しみ、そして「悲しんでてもしょうがない」「また次があるんだから」「いつまで泣いてるの」という、主人をはじめ、周囲の人の心をえぐるような言葉でした。 この時のつらさが一生消えることはないでしょう。
それから4ヶ月を経て、同年10月に再び妊娠しました。 喜びより不安の方がずっと大きい9ヶ月間でしたが、2010年7月に無事、元気な長女を出産しました。
流産は辛いことです。経験するよりはしない方がいいに決まってます。でも私は、流産がなければ、今この長女は私のもとには生まれていなかった。そう思うと何かめぐり合わせのようなものも感じます。 もしかしたら、優しいお兄ちゃん(お姉ちゃんかも)が、わがままな妹のために順番を譲ってくれたのかもしれないなと、最近少し思えるようになりました。
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