Title: 何度も何度も手を合わせ、頭を下げておりました。
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種別 : 没後戒名 受者 : 両親 都道府県 : 北海道 申込み理由 : 両親名は晩年、経済的に恵まれず、4月に父が亡くなった際も、同居の家族だけで自宅で葬儀を執り行ないました。
父は生前、自分の葬儀等は質素に行い、少しでも母に預金を残して欲しいとの希望をもっておりましたが、高額な戒名を授かるには、金銭的に難しく頭を痛めておりました。
母も「お金がないと死ぬことも出来ないね」とさみしそうにしていた為、何か方法がないかとインターネットで検索をしたところ貴院のことを知り、戒名をお願いしようと決断しました。
菩提寺につきましては、地元で父の兄弟がお墓の管理をしており、我が家と菩提寺には全く交流がない状態が数十年続いて参りました。
感想 : 立派な戒名をお授けいただきまして、本当にありがとうございました。母も「おじいちゃん、これでやっと天国に行けるね」と涙ながらにお送りしただきました戒名に、何度も何度も手を合わせ、頭を下げておりました。
住職への手紙 : ご住職様、この度は素晴らしい戒名をお授けいただき衷心より御礼申し上げます。
考えてみますと、今まで戒名の持つ意味等は、参列した葬儀の際に御坊様のお説教などでお聞きする範疇以外の意味を考えてみたこともなかったと思います。
今回、父の葬儀に際して経済的理由により、すぐに戒名を授かれなかったことが、息子の私といたしましても日一日と胸を痛める要因となっておりました。
勝手な解釈でお叱りをいただくやも知れませんが、決して高額なものという意味ではなく、身の丈にあった戒名を授かり故人を見送ることが、残された家族にとっても救いになるのだという事を改めて感じております。
残された家族の心に日が差し、心が救われ、心から故人に感謝しできた時に本当の意味での供養が出来き、故人にとっても供養され成仏できるのだと思うようになりました。
決して戒名の安売りなどではなく、多くの故人様とご遺族の心を救うことになるのだと考えております。改めて御礼申し上げます。有り難うございました。
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