Title: 【出産報告】26週子宮内胎児死亡後の出産
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2011年5月、息子を子宮内胎児死亡によりお空に返しました。
つわりも全く無く、妊娠経過も順調そのものだった私は、元気な赤ちゃんを産むことに何の疑いも感じていませんでした。 ゴールデンウィークに入り、何となく胎動が少ない気がしておかしいなと思いましたが、その時点でもまさかと思い1日様子を見ていました。
ところが、翌日になってもやはり変化が無く、慌てて病院に行きましたが、すでに赤ちゃんの心臓は止まっていました。 前回までの検診では元気な様子で動いていた赤ちゃんが、何の兆候もなく、突然微動だにしなくなったエコー画像を見て、放心状態になりました。
病院を出てから主人と一緒に泣き崩れました。 なぜ自分だけこんな目に遇わなければならないのか、どこに悲しみをぶつければ良いのか分からず、ただただ泣き続けました。
それから4日後、陣痛促進剤を使用して死産しました。 赤ちゃんは眠ったような顔をしていましたが産声の聞こえない分娩室は地獄のようでした。 赤ちゃんに「高い高い」しながら主人が「すぐに帰ってくるんだよ」と言ってあやしているのを見て「少し赤ちゃんは遠回りをしただけ。すぐに帰ってくる」と、泣きながら、自分に言い聞かせました。
早く妊娠したかったので、悲しいながらも次の妊娠に向けて体調を整えるように努めました。 前向きになれる日もあれば、一日中泣き続ける日もあったりと、不安定な毎日を過ごしていましたが、幸運にもそれから3ヶ月後、妊娠することが出来ました。
今度の妊娠は1日たりとも安心することは出来ず、安定期に入ってもなかなか周囲に妊娠したことを話せませんでしたが、死産から約1年後の2012年4月、無事男の子を出産することが出来ました。
妊娠初期に出血が数日続いたり、熱を出して入院したり、9ヶ月頃に発育遅延の疑いがあったりと、色々ありましたが、元気な産声を聞いた瞬間、本当に嬉しく、やっとホッとすることが出来ました。
妊娠が判った時は、あの子が帰ってきてくれたんだと思っていましたが、今では生まれ変わりなのかどうかは分からなくなりました。 でも、どちらにせよ大切な大切な我が子を抱くことが出来た今、どんなに泣いてぐずっても育児できる喜びで頑張ることが出来ます。
子宮内胎児死亡と診断されて、赤ちゃんの声や幸せそうな妊婦さんの顔が溢れる産婦人科に入院していた時、泣きながらこのサイトを見つけ皆さんの投稿を読んですごく励まされました。 そして私も次に妊娠・出産したらこのサイトに投稿しようと決めていました。
今、つらい現実を突きつけられて大変な思いをされている天使ママさんに少しでも元気になって頂ければ幸いです。
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