Title: 伯母の供養
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種別 : 没後戒名 受者 : 親戚 都道府県 : 茨城県 申込み理由 : 先日は,伯母に戒名を授けていただき本当にありがとうございました。伯母は,93歳で他界するまで生涯独身でした。10年ほど前より認知症を患い痴呆老人グループホームに入居となりました。父は,10人兄弟の9番目で跡取りということ、近くに住んでいたということもあり,なにかと世話をしていました。存命の兄弟は遠方に住む兄と姉(入院中)の3人となり,臨終には連絡をしても式には来られない連絡を受けました。父は,2年ほど前より創価学会に入信し,友人葬で行う気でいたようですが,本人が入信したいる訳でなく,同居している私たち家族もつながりのない方々に送り出されるのはいかがかととの思いで,協議の上,家族葬としました。家族葬といっても経済的な理由でお寺に頼むわけにもいかず,俗名のままでもということで読経もなく火葬ににいたしました。そんなときネットで住職様から戒名の意味やその大切さなどをお伺いし,すぐにお願いをいたした次第です。 感想 : いただいた戒名を見たときには,始めは正直よく分かりませんでした。一字一字の意味を推察するに「仏様の前で(宝)長生きしましたね」ということか?生前の性格なども入れていただき,自分なりに「なるほど」と思える戒名であると確信を持ちました。家内と話した中では,「そういえば,おばちゃん、生前『宝』の字の入った焼酎をよく飲んでいたね」などと伯母を偲ぶ話もできました。戒名の相場を考えると,父は「信じられない」との思いをいていたようですが,葬儀社の方からも最近の情勢などを聞くにつけ,納得していたようです。 住職への手紙 : この度は,伯母に素敵な戒名を授けていただきありがとうございました。伯母は,生前自由奔放に生きてきたと父から聞いてきました。しかし私にとっては,幼い頃から甥っ子としてとてもかわいがってもらい,若い頃に母を亡くしてからもよくしてもらいました。結婚して父と同居するようになってからは,嫁との付き合いも良く,子どもの面倒を自分の孫のようにかわいがってくれました。認知症になり,しばらく会えなくなってしまいましたが,いざ臨終に際するとその恩返しを何もしてあげられなく申し訳ない気持ちでおりましたところ,住職様の「費用のことより供養が先」とのお話を伺い,戒名をお願いいたしました。せめてもの恩返しになったかと思うと何かすっとした気持ちになりました。本当にありがとうございました。 この後,四十九日と位牌の魂入れもお願いし,それで伯母の供養となれば,迷わず仏様のもとへ送ることができるかと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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