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 違星北斗研究会は、もうその役目を終えたのかもしれない 
学生時代に草風館の95年版「コタン」に出会い、あまりにもまとまった資料が少ないので、自分で収集を始め、2004年にこのサイト「違星北斗.com 違星北斗研究会」を立ち上げた。

それから20年。
古書店で資料を集め、各地の図書館に行き、
あるいはいろんな人に会いに行って、資料をいただいたりして…
年表を埋めていったり、いろんな発見があったり。
Wikipediaの項目を作ったりして、違星北斗の紹介や顕彰をしてきたけれど…

『違星北斗歌集』をKADOKAWAから出すことができて、これまでの研究によって見つかった発見の数々をある程度まとめることができた。

そして、みんなが「違星北斗」について、いろいろと発表するようになった。

それは、当然ながら、私の研究を元にしていたりする。でも、当人はそんなのはお構いなしで、自分が違星北斗について調べて発表している、ということになる。

おじいさん研究科やおばあちゃん教授が、
にわかの「違星北斗研究の専門家」となって、
人前で喋ったり、雑誌に寄稿したりする。

そして、それを見ざるをえなくなる。

本当に、シンドい。

でも、それが研究ということなんだろう。
調査して、まとめて、検証して、間違いないと書く。
それが本になる。

そしたら、もうそれは事実になるから、
ニュースのように誰もが書き放題だ。

いちいち胸を痛めている方が悪い。

違星北斗研究会は、おそらくもう、

その役目を終えたのだろう。

でも、僕は望む。

功成り名遂げた

おじいちゃん研究者や、
おばあちゃん教授じゃなくって、

若い、余市出身の君や
若い、アイヌの君に引き継いでほしい。

北斗の短歌の言葉尻を数えたり
引き写しの上辺だけの知識で北斗の生涯を語るのではなく

北斗の魂
太田満エカシの伝えてくれた
今のアイヌに生きる北斗の「元始のコタン」を

未来のアイヌに伝えて欲しい。

 
管理人  ++.. 2023/10/11(水) 17:18 [694]



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