今日、NHKで放送していた
「ヒューマン ドキュメンタリー 大きな いちょうの 木の下で〜いちょう団地に生きる子どもたち」
という番組を見ました。
神奈川県の「いちょう団地」にはベトナムやラオス、カンボジア出身で、難民として日本にやってきた親たちと、彼らの日本生まれの子供たちが多く暮らしている。また、帰国した中国残留孤児の孫たちもいる。
その子供たちは、日本で生まれ、ずっと自分が「日本人」だと思って育ってきた。 しかし、ある時に、自分はそうではないのか?と思い始める。 彼らの親たちはうまく日本語が喋れず、子供たちは母国語を話せない(あるいは話したがらない)。 一番コミュニケーションが必要であるはずの親と子の間に、「だんだんと言葉が通じなくなってくる」という巨大な壁が立ちはだかってくる。
そんな中、教師は教室に子供たちの親と同じ難民の女性を呼び、彼女がどのようにして故郷を後にしたのかということを語らせる。子供たちに自分のルーツに目を向けさせるために。
・・・とても興味深い番組でした。 カメラが映し出す子供たちのアイデンテイティのありようが、北斗が語る彼の「子供時代」を思い起こさせました。 ただ、知里幸恵の「その時歴史は動いた」の時にも感じたような、製作者の影がちらつくような構成への違和感はありましたが、まあ、そういうことはおいといても、非常に考えさせられる番組でした。
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管理人 ++.. 2009/07/16(木) 02:22 [475] |
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