違星北斗は和人にぶちのめされた《民族》を勇敢に立ち上がらせ、立派な《民族》に再びつくりあげるために戦っていたのだ。 「アイヌ民族なんて存在しない」と嘯く小林よしのり一味に悪用されるような存在ではない。 かの時代の日本に生まれてよかったと言うのは民族復活の光栄な義務と責任を負うが故だ!
「わたしたちの子供の時代、またその次の時代が来たとき、ぶちのめされた民族が、こんなに勇敢に立ち上がったことを自慢に語ってきかせたい。この立派な民族をつくりあげたのは俺たちであると言ってきかせたいではないか。この義務と責任を負せられた大正のアイヌは人々の光栄としてうらやむことだと思う」(北斗ノートより)
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管理人 ++.. 2019/02/10(日) 21:21 [662] |
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北斗の皇国/文明讃美に見える表現には、たいてい対比として「アイヌの現状」がある。「誰がこの苦しみを与えたのだろうか」ということが根底にある。
その上で、「シャモに蹂躙されるままのアイヌも(このままでは)いかん、アイヌは日本の社会の中で、和人と伍して劣らぬ存在にならねばならない」と言っているのだ。 北斗は、和人、アイヌ、朝鮮民族、それぞれの民族がそれぞれの個性を発揮し、共存できる「多民族」の社会を目指していた。
「アイヌ民族は存在しない」という連中が、「北斗も同化を目指していた」と言うことが間違っていることは明らかである。
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管理人 ++.. 2019/02/10(日) 21:26 [663]
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