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No.340 への
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です。
いろいろ情報
オークションで取引された本
新短歌 『太陽と雪』 アイヌ人違星北斗の歌 一條 正著(終了日時 : 2005年 9月 7日 7時 54分)
http://rating4.auctions.yahoo.co.jp/jp/show/rating?userID=aak88650&author=mimizou58&bfilter=&bextra=&brole=buyer&bpn=1&bsf=
国会図書館にもなし。一條正という人は昭和初期の詩人のようです。
・「路上」108号に北斗の研究記事あり。107号にもありました。
http://www.h4.dion.ne.jp/~rojyo/
・松木淳という人の詩に北斗を歌ったものがあるようです。
http://eigaku.cocolog-nifty.com/nikki/2007/08/post_f93b.html
管理人 ++.. 2007/11/03(土) 16:17 [340]
松木淳(まつき・あつし、1904〜1984)
「荊の座 松木淳詩歌集」
屑っ切れのうた 1931
読み終りわれ眼を閉じて思うこと
違星北斗の遺稿コタンを
彼が持ちしアイヌの悩みと
わがもてる
悩みと深く通うものあり
悩みつゝ北斗は逝けり
いたましや
彼をうばひし病に吾も病む
去り行ける違星を惜しむ
生けるうち
知りなばわれもたよりせんものを
去り逝ける
違星北斗よ君が胸の
深き悩みの われにはわかる
去り行ける違星北斗よ
君が霊に
われも心を捧げて誓う
短かゝりし二十九年のいのちなれど
違星北斗は
コタンに 光る
同族を想ひて夜を泣き明せし
違星よ
われも泣き明すもの
管理人 ++.. 2007/11/06(火) 19:28 [341]
松木は山口県出身の詩人・歌人・運動家で、若い頃は水平社員であり、差別と結核に苦しんだようで、コタンを読み、北斗へのシンパシーを感じて歌を詠んだようです。
北斗に関する歌は「コタン」出版の翌年、1931年に詠んでいます。
生前の北斗もまた、水平社運動に尊敬を払っていました。
もし、二人が出会っていたら……どうなっていたでしょうか。
管理人 ++.. 2007/11/06(火) 19:39 [342]
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