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No.752 への▼返信フォームです。

 ■ 連投失礼します。C
   ++ 直治    

 

想念やまず終ぞ夜明くる
母が帰つた夜の鍵音
水鳥さへづりのみくれる
よくしやべる母と部屋の暖とる
手さぐり侘びしい火をつのる
暖とる暫しふるへてゐる
おまへが映る夏を溯り
こちら向き柵に手づたいして見てゐる
一日ぐうたらな腹を空かしてゐる
片つぽの鳥が死んだ朝だつた
欠けた月と待たされてゐる
いろいろ見て歩りく町のあかるさ
山のにぎはひはお祭りかへる人ら
ふつくら花弁つけてゐる茎のまがり
ざらつく砂の辺ひそかに咲いた
はやばや冬支度の樹々つらなり
幼子駆けずり昏れてしまつた
明け方けはしく父の念仏
あかね雲遠くへいつてしまつた
そこへ一座の鷺が来た
みかづき夜の星またたく千歳
ほんにあえかにうすべに咲いた
くりかへし落ち葉して役目終へてゐる


..2017/12/07(木) 14:34 No.752



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