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No.667 への▼返信フォームです。

 ■ 莨(二十五句)
   ++ 直治    

 

こんにちは。
台風はいいですね。

莨にじり消す火花で
都会群れなすパンとサーカスか
空いた椅子の友を待ってる
水の一杯とかけあい吸いがら
朝風のセンチな港は凪いでる
空へあこがれる飼い鳥と私と
西瓜塩ふる兄妹のその兄である
宵の浜へ酒買い
夜の汀の街灯りが
渚まっくらな不眠の子をつれ
遠く花火あがる客となり居る
遠花火あがる港も昏れとる
椅子へたるレムの眠りは
午後しんかんとペンと紙と
しんと風鈴の格子窓あいてる
夏の鏡があって小麦に灼けとる
袖と袖がふれ花火待つかたわら
桶水チャプリと盆来る
水鉢なみなみと空がまっさら
犬旺んなるたべものがほしいか
ノラの子と昏れとる
ジャズ洩れて夏の終りの
パン屑ほろゝ晩夏なりしか
風死す莨を喫す
葦も昏れとる


..2016/08/31(水) 08:37 No.667

 ■ Re:莨(二十五句)    ++ どよう     
 

台風が暑さを連れ去ってくれて助かりましたね。
…と熊本の方とも話してました。

それが、その後、
大変なことになってしまいましたね。
怖いです。

 台風抜けた今朝の青さを忘れないだろう

 土石流まだ十二の君をさらって

直治さんの句も猛暑を抜けたかんじ。


..2016/09/01(木) 12:50 No.668
 ■ Re:莨(二十五句)    ++ 直治    
 

どようさん

熊本のほうは大荒れみたいですね。
句を拝見するあたり、死者が出たのでしょうか?
夏が終ったみたいですね。
台風が涼しくて妙に秋めいてます。
また暑くなる日もあるとは思いますが。
これからも宜しくお願い致します。


直治


..2016/09/01(木) 14:06 No.669
 ■ Re:莨(二十五句)    ++ どよう     
 

「その後」は、今回の東北、北海道です。
句は、一昨年?の岐阜豪雨が題材です。
すみません、あちこちしてますね。
災害多いです。

投稿してから「前書き一句(二句)」だったなあと反省。
先にネタばらし。

ちなみに、
「台風抜けた…」のほうは、
初めて自由律の大会に行く日に詠んだものです。
なまの俳人にお目に掛かる事じたいが初めてで、
「自分アホみたいやけど大丈夫かな??」と、
不安と期待で胸いっぱいの朝。思い出しました。
余談です。

引き続きよろしくお願いいたします。


..2016/09/02(金) 12:51 No.670


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