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 ■ 菜の花の向こう天の戸児が通る
   ++ 田中恭平    

 

2023年2月18日(土) 自由律俳句


妻の胃袋ふしぎの戸

菜の花や人多い病院の外のベンチへ

雀飛ぶピアノの音が聞こえている

妖しい雲の、雨はふりそこなって

旦那としてひとりで食事手を合わす


妻のあれやこれやを聞きつつ服をまとめる

来るらしいお義母さんを家で待っている

待ちかねて妻は眠って私も眠い

寿司のプラスティック片づけてくれたか妻よ

戦前の日本と思いつつ疑いつつ


このつかれは新しいつかれ、春めく

昼血圧の案外低く、夜になってから驚く

菜の花の向こう天の戸児が通る

ちちははを思い何にも言わなかった

どうしようもない、やさしくあろう春の陽



..2023/02/18(土) 20:17 No.1027



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