
鍋のフタの試作品。 アリ組はまあまあ上手く出来てひと安心。 おたまが入るように切り込みをいれてみたけれど仕上がりがイマイチだ。 以前にやったときは上手くいったのだけど、今回は板を厚くした事で難しくなってしまった。 失敗が出やすい物だとコストが高くなってしまうので今回は断念して何か別の特長を考えよう。 だいぶ前の話だけれど、フリマに出ていた時に隣のブースでTシャツを売っている人と少し話す機会があった。 けっこうお洒落なデザインのTシャツに見えたのだけど100円で売っていた。 どうしてそんなに安いのかと聞いたところ、普段はネット通販でもっと普通の値段で売っているのだけれど、胸にある図柄が擦れていたりセンターに来ていないような不良品をフリマで安く売っているとのことだった。 インドでプリントしていると言っていたが、入荷してくるうちの半分近くは不良品だそうだ。それでもコスト的には日本でプリントするより安いというから材料費や人件費がかなり安いのだろう。 その人が言うには100円で売ってもたいした商売にはならないけれど、買っていく人がいれば破棄するよりはずっと良いということだった。 図柄が曲がっているTシャツを購入してしみじみ見てみると、ところどころよくわからない言語で何か書いてあった。 行きつけのインド料理屋で尋ねてみるとサンスクリット語だそうで、ああ、なんか宗教的な素晴らしい格言か何かだろうな思ったら、「私のお母さんは東京にいます」と書いてあるとのことだった。 そのTシャツをデザインした人のお母さんは人件費の高い東京で稼いでいるのかもしれないね。 |