天体用CMOSカメラ掲示板

CMOSカメラを用いた超短時間露光による天体写真についての掲示板です。疑問点・質問から撮影のノウハウや作例まで何でもお寄せ下さい。



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 AutoStakkert!とステライメージ    ..YAMASHITA [URL]     返信
      2019/12/13(金) 02:42  No.202
 
 
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スタックソフトでノイズがどのように異なるか、AS!とステライメージ(SI)で比べてみました。
輝点ノイズの明るさが撮影中に変化した場合はダーク減算で取り残してしまうことがありますが、残ったノイズがスタック時にどうなるか比較してみました。C14でM1をASI294MCで撮影したコマの一部です。

写真はノイズの残った5コマをスタックした結果のノイズ部分です。
左がAS!、右がSIによる結果です。
AS!の場合はノイズがピクセルとしてシャープにそのまま残っており(1ピクセルでないのは5コマで星が揺れているためです)、AS!はスタック時にピクセル未満の補間を行っておらずピクセル単位で合成しているのではないかと考えています。このため、星が1~2ピクセルで収まるようなオーバーサンプリングでない像に対してはAS!は微妙な位置調整ができなくて良くないのではないかと思います。

一方SIでは輝点ノイズが少しボケていますが、輝点ノイズだけでなくバックグラウンドノイズもすべてボケています。
初めはコンポジットの際にボケるのかと思っていましたが、調べてみると、RAW画像をダーク減算するまでは同じですが、AS!と違ってデベイヤーの際に全体がボケるのがわかりました。
なので、この比較だけではどちらが良いかの判断は難しいですが、左のAS!画像をSIでボカシを掛けると、半径1.8程度でほぼ同じ像になりました。

なお以前の結果では、シャープな輝点ノイズの出たカラー画像をSIで合成するとノイズがぼやけるのを確認しています。

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url先はM1完成画像です。良いのが撮れたと自負しております。


 AutoStakkert!のスタック処理    ..YAMASHITA    
        2019/12/16(月) 23:25  No.204
 
 
AS!ではじめにフレームを決めて2)Analyseすると星の位置が揃いますが、右のウィンドウでスライダーを動かして確認してみると、星の位置が微妙にずれているときがあります。
多数枚をスタックするとずれているものがあっても気づきにくいですが、3〜4枚だけスタックしてみると面白いことがわかりました。

・星の位置が互いに少し(APサイズから見て8ピクセル以内?)ずれている程度だと、スタック(3)Stack)すると修正されて点像になります
・星の位置がもう少し(15ピクセル以上?)ずれていると、スタック時に修正されず像は伸びたものになってしまいます。

まずその前に、
AS!のAnalyseは、得意な対象は中央集光状の天体で、まさしく明るい惑星状星雲などが該当し、失敗は少ないです。逆に最も不得手な対象は、意外なことに?恒星です。撮影途中に写野の修正で構図がピョンと飛んだりすると、移動量が少し多め(フレームの半分以上?)のときにはアラインメントが失敗します。

そういうときどうするか、ですが、フレームの位置を変えてうまくいくときもありますが、以前にも書いたように効果的なのはPre-ProcessingでBlurを掛けて恒星をぼかす、です。
Blurの量を増やしていくとうまくいくことが多いですが、Analyseは位置を揃える以外に良いものから並べていく機能があるので、あまりぼかすのはちょっと不安に思います・・・・・

まあAS!の良像選択はそもそも大して期待できないので、あまり気にしなくてもよいのかもしれません。



 ボリゾフ彗星    ..YAMASHITA     返信
      2019/11/13(水) 23:36  No.192
 
 
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星ナビ12月号に太陽系外からやってきた「ボリゾフ彗星」を撮影しようという記事があり、これを読むと「撮影可能な機材を持っている人は撮れ」と読めるような内容だったので、トライしてみました。

C14にレデューサをつけてF7で、ASI294MCで各10秒露出で撮ってみました。撮影は11/10の朝です。この朝は透明度は良くシーイングもまずまずでした。彗星は1コマ1コマではほとんど確認できず、6コマ1分間の合成でようやくかすかに確認できる程度です。
AutoStakkert!で各1分ぶんを合成し、さらにステライメージで、4時15分から撮影したうちの17分ぶんをとりあえずコンポジットしました。各合成画像の彗星は淡くて位置の誤差が大きいのでコンポジット時にきれいに?並べなおしてあります。

フラット補正をまだ行っていないので周辺減光の取り残しやごみの跡が残った見苦しい画像ですが、右上方向に尾のような流れが見えます。
星図には15.5等までしか載っていなくて詳しい比較は難しいですが、像をぼかしてみると15〜15.5等程度のようです。

都会で光害方向なので厳しいものはありますが、この撮影法だと問題なく撮れるようです。
なおボリゾフ彗星の詳しい位置は
https://theskylive.com/c2019q4-info
が便利です。


 Re:ボリゾフ彗星    ..YAMASHITA [URL]    
        2019/12/16(月) 22:49  No.203
 
 
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11/10、24、30日各朝に撮影したボリゾフ彗星をようやく処理したものをURL先に載せました。
友人に光度測定法を教えてもらって(ステライメージの光度測定機能を用いるとのことで、知りませんでした)、撮影開始から各10分ぶんをコンポジットして測定した結果、
10日朝は16.5等、24日朝は16.5等、30日朝は16.3等
という結果でした。誤差がどの程度あるのかわかりませんが0.5等程度はあるかもしれません。
意外に暗い感じでしたが、赤外まで感度のあるカメラなので、彗星撮影には赤外カットのフィルタを入れて撮った方が良かったのかもしれません。



 ASI1600MMとノイズ    ..YAMASHITA     返信
      2019/11/20(水) 23:17  No.198
 
 
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NGC246でASI1600MMのテストをしてみたところ、ノイズ特性がわかるような結果が得られました。
写真はC14+レデューサにIDAS NB1を掛けてASI1600MMとASI294MCで比較したものです。左2枚がASI1600MM、右は294MCのモノクロ化画像です。比較のために10秒露出を各50コマずつコンポジットしてあります。例によってそれぞれ別の日の撮影です。大きさが少し異なるので合わせてあります。

左は9/26の撮影で、センサ温度は29℃、真ん中は11/4でセンサ温度は17℃でした。この写真では多少わかりにくいですが原版では明らかに左の方がノイズが目立ちます。右の294と比べても写りはあまり変わらず、暑い日には白黒で撮る意味はあまりなさそうです。
あくまで感触で直接比較したわけではないですが、どうもASI1600は224や294と比べてノイズ量がセンサ温度によって大きく変わり、高温ではノイズだらけになるように思います。
今の時期は良いのですが、夏場は非冷却でなくASI1600Proの方が良いのかもしれません。

あと、ASI1600は露出時間によってセンサ温度がかなり変わるようです。224では1秒を超えると2秒や5秒でセンサ温度はそんなに変わらなかったのですが、1600では2秒と5秒でも結構温度が違うようで、短時間露光ではセンサが熱くなるようです。

撮影前に2秒でピントや構図を合わせてから10秒で撮影を開始するとみるみるセンサ温度が低下してきます。10分で2〜3℃下がることもあります。
ダーク画像を見ても温度でノイズ量が変化しているので、撮影数分前から露出時間を合わせて温度を落ち着けさせることが大事なようです。この点からも冷却タイプの方が取り扱いが楽なのかもしれません。


 Re:ASI1600MMとノイズ    ..YAMASHITA    
        2019/11/20(水) 23:43  No.199
 
 
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これではノイズだらけであんまりだ、ということで、ノイズ除去ソフトを入れることにしました。
検索したところ、NeatImageが良さそうだったので試してみました。

左画像をNeatImageに掛けてノイズ除去したのが右画像です。除去量はデフォルトの60%にしてあります。(この写真も撮影画像の一部トリミングです) 特に偽像は出ていないようです。
個人的にはやや不自然に除去されているように感じ、抑え目の50%程度の方が好みです。

NeatImageでは何も写っていないバックグラウンド領域がある程度必要ならしく、このような惑星状星雲の強拡大写真には最適なようです。





 Re:ASI1600MMとノイズ    ..YAMASHITA    
        2019/11/24(日) 01:39  No.201
 
 
ASI1600MMのセンサ温度変化を調べてみました。

ASI294MCで露出時間を2秒から10秒に変えて2分間様子をみたところ、センサ温度の変化はありませんでした。
ASI1600MMでは、2.1秒から10秒に変えて2分間経つと、センサ温度が0.4℃低下しました。
あれ、意外に温度変化は少ないのだな、と思ったのですが・・・・・

露出時間を2.1秒から2.0秒に変えると、、、、
たちまちセンサ温度が上昇し始め、露出時間を2.1秒に戻すと温度はサーッと低下しました。

ASI224MCで露出時間1000msを境に温度上昇の特性が変わったように、ASI1600MMでは2000msを境に、内部がどのようになっているのか見当はつきませんが回路が変わって昇温特性が変わるようです。

ASI1600MMでは露出時間が2秒を超える対象の場合、ピントや構図合わせ等は同様に2秒を超える露出で行った方が良さそうです。なお2.1秒以上でも露出時間を伸ばすとセンサ温度は少しずつ低下するので、撮影は露出時間を合わせてから数分待つ必要はありそうです。

ASI294をもう一度調べたところ、こちらは2000msの壁はありませんでした。ASI294MMが出ればなぁ〜。





 


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